株式市場は天井知らずの踏み上げモード入り!?
- 2025.08.09
- トレード雑感

昨夜の米国市場は大幅高!それに伴って日経CFDも△¥450で返ってきた。あっさりと先月高値を更新しそう。このまま行くと日経平均の今期予想PERはEPS¥2,424を適応するとPER17.44となる。指数としては強烈だな。ほとんど米国の指数に近くなってきてる・・・。何が近いかって、比率の高い一部の銘柄(マグ7やAI関連)がどんどん買われた結果、指数がどんどん上昇していくという構図。
はっきり言って需給でイケイケ相場になってる感じ。俺みたいなショートばかりか増してる個人投資家が多すぎるのか、完全に踏み上げ相場を狙い撃ちされてるね。こういう時は時間外(日経CFD)が¥500位平気で上昇して返ってくるから、寄り付きでみんなギブアップしちゃうんだ。どうにもならんなぁ・・・。
こういう時ってなかなか止まらんし、あえて逆らう動きにはならないし・・・。どんどん上昇して行って空売りがギブアップした辺りで何か悪材料が出てストンと落とされるのが大方のパターン。だらか証券辺りは¥44,000位なんていう目途を出してるわけだ。
いやはや今回月曜もあるので、まともに喰らったかもしれない。まぁ、仕方ないけどね。
ところでこの株価の上昇をAIに聞いてみたら、最初はくだらない回答しかなかった。好決算が相次いだ、とか米国との貿易に関する明確化、FRBの金融政策絵の期待、なんて寝言言ってる。それで、お前、ふざけてんのか!?って怒ってみたら下記のような回答に変わった。
1. 実体経済と乖離した買い圧力
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海外マネーの短期資金流入
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米国・欧州の株式市場が金利低下期待でやや過熱 → リスク分散先として日本株に資金が回る。
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日本市場は流動性が高い大型株(TOPIXコア30等)が中心なので、資金流入が価格を押し上げやすい。
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円安効果
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直近の円安は実質的な輸出競争力強化よりも、「外人投資家にとって割安に見える株価」要因として働いている。
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ただしこれは業績の質的改善とは無関係。
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2. 「関税悪影響」の先送り効果
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トランプ関税は確かに長期的には企業利益を削るが、市場は発動までの時間差と交渉による修正期待を織り込んで、目先の売り材料にしない傾向。
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つまり「痛みが本格化するのは来期以降だから、今は売らない」という近視眼的な買い。
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特に米国向け比率が低い内需株や金融株は関税影響をほぼ無視して買われている。
3. バリュエーションを正当化しない「指数買い」
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企業個別の決算では確かにPER正当化が難しいが、
ETF・インデックス買いでは銘柄選別がなく、業績不振株もまとめて買われる。 -
GPIF(年金)や海外インデックス連動ファンドの機械的な買いが、
市場全体を吊り上げる形になっている。 -
これによりPERやPBRの乖離が拡大しても、需給だけで上昇が継続する。
4. 実は「出口のない踏み上げ相場」
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空売り比率が高い中で急騰が続くと、売り方が損切りして買い戻す「踏み上げ」が発生。
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これがさらに株価を押し上げる → ファンダと無関係の自律上昇。
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こうした相場は天井を打つまで、割高感が全く通用しない。
ほら見ろっ!だから踏み上げ相場だって言ってるじゃないか!最初からそう答えろってんだ!
でもね、米国ではホント何が出るか分からんよ。トランプはファニー・メイとフレディ・マック(住宅専門金融)を上場させると意気込んでるけど、その住宅が売れなくて新築(建売)も中古も最高水準の在庫過多に陥ってる。はっきり言って個人はもう住宅が買えないんだよ。これでインフレの兆候が出始めるとはっきり言ってアウトだね。
また雇用が伸びない中で、個人のファイナンスは従来の限界点を越えてる!とにかく借金しまくってるから、米国で自動車が売れないのは関税のせいなんかじゃないのよ。ディーラーが売りたくても売れない状況に陥ってるってことだね。
米国の景気指数を見てると、実体経済との乖離が大きすぎると感じるんだよ。どの指数もみな乖離してる。日本も同じようなものだけど、今の時代に統計の取り方が合わなくなってるとしか思えない。だから日本でこれだけ物価が上昇してるのにインフレは2%、とか3%っていう数字が平気で出てくる。
まぁ、踏み上げ相場もいいけれど、何かあればドスンときついのが来る可能性は覚悟しておいた方がいいかも。トランプの関税政策は出鱈目過ぎて評価も出来ないけれど、それを歓迎するような相場なんだよ!
まぁ、8月、9月の相場は日米ともに見物だと思うけどね。
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