荒れ模様の9月相場を暗示する週末下げ
- 2025.08.30
- トレード雑感

週末の日経平均株は▲¥630と大幅な下げとなった。よく分からないけれど、米国の7月PCEと個人所得・支出が予想とピタリ一致していたことで、FRBの利下げが年内1回(9月)しかできないのではないか?と言う懸念が台頭したという事で株が売られ、さらに日本のインフレ懸念が重要視された結果、米国市場以上に売られたということらしい。
もちろん、日本市場の場合は月末のリバランスや米国市場に対する警戒感から売られたという側面も見逃せないけれどね。
さてこれではっきりしたことは、米国は少なくとも1回の利下げが9月に行われるけれど、どうやら関税の影響もあってインフレ傾向が再び強まりそうなので、それ以上は出来ないという観測。そして日本はどうしてもインフレが止まらず、この秋には値上げラッシュが再びやってくることも相まって、9月利上げが濃厚になったということ。
つまり、日米の10年債金利差は9月に2.500pを割ってくることが確実になったということなのでは?米国債10年金利が4,000p割れ、そして日本国債10年金利が1.800p超という水準になると、ほぼ確実に円キャリーの巻き戻しが来ることになる。これで日本株のプレミアムが一気に剥落する可能性があると思うよ。
大袈裟な数字だと言われそうだけど、日米中銀の金融政策が真逆であることを考えれば、少なくとも此の先の日米金利を予測するだろうから、当然投資家は先行して動くことになるわけで、数字はいきおいオーバーシュートして当然だと思うしね。
日本経済は、それは輸出企業は良いだろうけど、インフレが止められないということになれば、国民生活は限界を超えてしまうよ。とにかく今は、日欧米で考えると日本が一番高インフレだと言われてる。FRBとECBの金融政策は今のところ利上げというのはターゲットに入っていないけれど、日銀だけは利上げが政策目標になっている。となると、将来的にはアンバランスないまの金利差が縮小する方向と考えて当然なわけで、そういう見方をすると海外資金の流出も始まる可能性はあるよね。
にもかかわらず能無しの石破政権は80兆円ものドル買い円売りを追加して、円安にしてしまうという・・・。減税はしないし、給付も口だけ、さらに円安にして物価高に誘導・・・。能無しにも程があるってものだよ。
と言うわけで、年末までの株高は信じて疑わないのだろうけど、本当に今年もアノマリー的に株高になって行くのかなぁ・・・。インフレは株高というのも鉄板らしいけど、本当にそうなるのか?って言うと、個人的には素直についていけないという思いがある。
そう感じる要因は、ズバリ日米経済共にスタグフレーションに陥る可能性がかなり濃厚だから。スタフレとは景気後退と物価上昇が同居する事態のこと。単純な定義だけど、これを止める方法は一つしかない。それは、中銀が利上げをするしかないんだよ。テクニカルではいろいろ細かな調整は出来ても、基本はそれしかないわけで・・・。
ところがね、日本経済のインフレ要因はほぼほぼコストプッシュなのだから始末が悪い。高金利の国の原材料がバンバン輸入されちゃうから、物価の上昇が止められないのよ。なので日銀はバシバシと利上げしないといけないはずなんだけどね。
日経平均株は7月23日にPER16を突破して8月8日にPER17を突破した。おいおい!猛暑日じゃないっての!でも日経平均はまるで猛暑日のような過熱っぷり。こんなのがいつまで続くやら・・・と言う感じだったけどね。今年は9月も暑いという気象予報らしいけど、一足先に株価は冷めるかも。
米国司法はトランプ関税の大半は違法と言ってるよ。国内法でなくても国際法でも明らかに違法だしね。こんなことも9月の波乱要因になるよねぇ。
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