暴騰も暴落も理屈では止まらないのがバブル相場!
- 2025.09.14
- トレード予想

一言で表現するとするなら現在の日米株式市場はまさにバブルそのものだと思う。個別株が勝負されているというよりも、ETFやインデックスで買ってくる相場だから、個別のファンダメンタルズなんかどうでもよろしいってなる。NASDAQもS&Pもマグ7の比率がバカ高いからどんどん騰がる。日経平均も同じようなもので、ファストリ、エレク、アドバン、SBGだけで日経平均は簡単に上昇してしまう。
こういう状況なので、PERなんか関係ないって感じになってるし、特に個別株に関しては、重工 PER48、アドバンテスト PER63、SBG PER23、ファストリ PER36・・・。
政治が乱れようが、高関税がかけられようが、利上げになろうが、関係なし!米国も経済が減速しようが、利下げの方が、金融緩和の方が重要視されてる。
ただでさえ、財政出動によってマネーサプライ(金融緩和)がレバレッジを効かせて運用されてるし、もっと言うと円キャリーで実質的にはとんでもない増え方をしてる。これらの過剰流動性が津波のように押し寄せて、弱気の虫を軒並み吞み込んでいく。目先の押し目はすべて、チャンス!すべて買い!後先考えている場合じゃないのだ。
その上、米国を見てると、毎月の経済統計が今の状況を作り上げてきたと言ってもいい。特に酷かったのは雇用統計で、掛け持ちのアルバイトはその数字だけ雇用にカウントしてきたから、常に雇用は強かった。それも予想外に。なのでなんだかんだと言っても、FRBはインフレだけ見て、もっと言うとインフレと金融機関の破綻リスクだけを見て、政策していればよかった。
インフレを見るなら利上げして高水準に維持すればよい。金融機関に関してはセイフティネットで救いまくった。これで万時OK。雇用はずっと強いままなのだから。実際にそれが米国経済の実態だって市場は解釈し、イケイケの姿勢を止めなかったわけだ。米国経済はリセッションにはならない、景気後退はない、というコンセンサス。ならば株は買い、ETFやインデックスは買い、仮想通貨も金も銀も買い!AI関連は問答無用で買い!
それが今の相場の実態。まさにバブル志向!
じゃ何処までこのバブルは続くのか!?ってことになるけれど、そんなことが分かるなら苦労はしないってか!?相場を見るに、まだ自制的な動きをしてるって感じるしね。人間の心理として、自制心がすっ飛んでしまったら、いよいよ本格バブルに突入してゆく。
そうなるとあっという間に¥50,000とか行っちゃう気がする。でもその程度じゃバブルとは言えないし、日経平均のPER25、¥60,000超えもあったりしてね。あり得ない!?でもそれがバブルでしょ!
ここで一つの目安と思ってるのが三菱UFJで、此奴が、¥2,500なんてことになってくると、本番かなと。3メガそれぞれ、天応知らずって雰囲気を醸し出してきたら、円キャリーの巻き戻しまで、続く。UFJはベンチマーク銘柄としてもいいんじゃないかって思ってる。
一つ肝に銘じておかなきゃならないのは・・・暴騰も暴落も始まったら止められないということ。インフレも止められないのと一緒でね。どちらも理屈じゃ止まらないんだ!
東京はバブリーだったしなぁ・・・。
-
前の記事
所用で東京へ。皇居を見下ろすレストランにて 2025.09.13
-
次の記事
記事がありません