厳しい下げ:11月14日(金)寄り前

厳しい下げ:11月14日(金)寄り前

やってきたなぁ・・・今度は「下」ってね。米国市場が軟調だったことで日経CFDも▲¥1,200の下げ。SQ予想¥50,500なんてとんでもない、¥50,000ってね。でもこの辺りはかなりルーズなポジションだったのだろうし、敢えて、と言う事でもないのかも。

日経平均は高値でのレンジ相場。こういう時に大きなポジションを建てると、意外に大怪我するんだよね。レンジ上限では買い建てたくなるし、下限では売り建てたくなる。これがヤラレル原因で、とにかく上下ともにレンジブレイクしてから動くって言う感じなんだろう。

市場では年末高を信じて疑わないんだけど、たまには例外的な年もある。特に今年のような、経済指標の発表が出来ないという出鱈目な相場になってる上に、AI懸念、データセンター懸念があるとほんとうにどうなるか分からない。

しかし、いくらAIの時代とは言え、これだけ投資が集中しちゃってて大丈夫なのか?という懸念はそう簡単には払拭できないよ。爆発的に増加したマネーサプライ。信用創造。これが本当にお題目通りに行くとすれば、あと5年で現実社会も様変わりするんじゃないかって思う。

社会が徐々に変化するのではなくて、唐突に異世界化する、みたいな変化が来る。社会と言うのはそんなに対応力があるのかねぇ・・・なんて考えるよ。なんかこのまま行くと、第二次大戦のような、歴史的インパクトが生じるかもしれないって思うもの。

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最近はおかしなことが多すぎる。知り合いの不動産業者と話したけれど、最近の住宅ローンがヤバいんじゃないかってね。27歳の新婚夫婦。新築の家を建てると言って6000万の融資を受けるそうな。また、まだ結婚前の婚約段階のカップルが住宅ローン申請して4000万の融資が通ったり。銀行はこのカップルに互いに連帯保証を付けると・・・。

最近は20代の新婚夫婦がすぐに家を買うんだって。ほぼほぼ審査は通るらしいけど、何を審査してるんだ?ってね。家の資産価値なんか20年もしないうちにゼロに等しいし、土地も細分化されちゃって評価が困難になる。要は資産価値が残らないモノに融資するってこと。

地銀の決算も少しみたけれど、この低金利時代にあって何故そんなに儲かるの?って不思議な気分だった。こうして何十年ものファイナンスを抱えちゃって・・・それでも嫌なら簡単に離婚しちゃうしね。

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なんなんだ?この感覚。この違和感。あのバブルの時だって、そんなに感じたことはなかったぞ!あの時は返済能力は問わずに不動産価格そのものに融資が行われちゃった。けど、前提として担保価値をしっかり確保している融資と見られたんだよね。

いまは住宅という不動産の価値が上昇するという前提はない時代なんだよ。担保は取るけれど、その時点で担保割れみたいな感覚。その代わり返済能力を計算して、審査を通す・・・。

おいおい!人生舐めてるのか?っていうそういうことになっちゃってる。もしかしたらそんな事をAIが計算してるとしたら・・・AIなんかとてもまともに付き合えないよな。

なんか、どう考えても良くなるとは思えない。

多様性尊重というのはお題目だけで、気が付くとAIに集約されちゃってる、みたいな生き方しかできなくなっちゃうよ、きっと。はみでたらアウトロー。トラブルにならない方が不思議だよ。