FOMC前のポジション調整:7月25日(木)後場
- 2019.07.25
- トレード日記
日経平均株価¥21,756(△¥46)
今日の上昇の明確な理由はFOMC(利下げ)前のポジション調整と特定銘柄の上昇。日本株にそれ以外の買い理由なし。
後場の相場概況
後場に入っても日本市場の膠着状態は変わらず。ほとんど値動きのない相場だった。既に大方の海外勢はFOMC前のポジション調整は終了したのだろう。とにかく株価が動かない。来週のFOMCはFFレート0.250pの利下げで決まりだけど、これが0.500pだったりすると日本株はとんでもないことになるだろうけどね。
とにかく主力銘柄の信用取り組みがヤバイことになってる。トヨタあたりでも完全に売り長になってるし、内需関連などは軒並みといってもいいほどに売りが入ってる。
こういうポジションが、0.500p利下げなんてことになれば、もう理由なく担がれるだろうし。もちろん、その時には急激に円高になる。なってもトヨタとか担がれるだろうね。
トヨタと言えば、ますます中国に突っ込み始めてる。世界の自動車需要からして、もはや中国しかないという判断は分からなくもないけど、でもトヨタは日本のリーディングカンパニーなのだから、これが中国で自滅、なんてことになったらそれこそ日本経済は立ち直れなくなる。
中国は例の信用スコアがあって、確かに商売はやり易くなってる。けど、トヨタの選択はどう考えても間違いだと思うけどね。米中関係は経済を考えるとこれ以上は酷くならないという予想が大半だけど、違う違う!中国はこれから大変なことになる。
中国関連のロングを考えているなら、やはりいろいろ調べておいた方がいいと思うね。
後場の取引とポジション
9984 ソフトバンクG ¥5,604(△¥99)
空売)¥5,707×3000(含み益¥309,000)
空売)¥5,705×3000(含み益¥303,000)
空売)¥5,704×1000(含み益¥100,000)
空売)¥5,703×1000(含み益¥99,000)
空売)¥5,700×7000(含み益¥672,000)
空売)¥5,660×8000(含み益¥448,000)
ソフトバンクGの業態はもはや投資ファンドだ。なので割安だ、割高だ、なんてのはほとんどナンセンス。実際含み益を計上して儲かったように演出して、社債ばかりを湯水のごとく起債する。儲かってるならその必要はないはずだが、決算書に記載されている利益の大半が含みだからね。
そして経営の根幹をなしているのがアリババ株の評価益。これも市場で捌くなんてことはできないから場外の受け渡し。そうしたマネーゲームに邦銀はバカバカと資金を提供してる構図。
米国系ファンドなどは、評価不足と常に言ってるけど、だいたいバブル感覚で評価してるだけのこと。腰から下は本当に脆弱だっていう感覚はないみたいね。
後は、近々クローズアップされそうなのはビジョンファンドの運用契約問題。世界で資産運用を公表しない投資ファンドと言うのは後にも先にもここだけだからね。大量の出資を集めてるけど、もちろん慈善事業じゃないわけで、その契約内容もマル秘って・・・。
さらに言えば、頻繁に韓国へ行ってるけど、そのたびに反日勢力と歩調を合わせてる。まぁ母国と言えばそれまでなんだろうけど、日本の投資家を余りにもバカにした振る舞いだと思うけど。
そうしたことも含めて、またアリババを巡る様々な疑惑や憶測もまた、看過できないだろう。ジャック・マーが秋に退任するとアリババは共産党企業そのものになる可能性が高い。
大企業には多かれ少なかれ、暗部があるのは分かる。けれどもSBGのそれは超特大なんだよな。
目先は良いとしても、この先日本経済や、世界経済に異変が起きるような時は、また米中対立が貿易以上になるような時は・・・、孫会長も腹を括ってるだろうけど。
まぁ、それらが今日の取引の理由ってわけでもないんだが・・・。介入してる米系ヘッジファンドの筋は余り良くない。
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本日の収支:(前場・後場合算)+¥3,080,000
後場の感想と今夜の米国市場予想
長い梅雨がどうやら明けそうで、ようやく夏らしい季節になるよね。この時期、相場が動かなくなると、当然株式投資は敬遠されるよなぁ・・・。個人投資家だって、動かないんじゃ、獲れないしね。
とにかく日本も消費税増税決定になって、ますます株が買い辛くなった。たしかに来年は五輪イヤーだし、この秋にはラグビーのWPもあったりね。イベントは結構あるから安倍政権も強気になってるんだろう。
けれども、「働き方改革」の影響がどれだけ深刻なのか、分かってないね。
国内ではそんな感じで景気回復の目途は立たないし、海外ではそれこそ懸念だらけ。香港、イラン、台湾、中国、韓国、そして北朝鮮。さらにはブレグジットときて、もぐグチャグチャになってる。
にもかかわらず米国経済が好調というだけで、どんどん株高になってるこの状況は、本当に気持ち悪い。その米国にしてもいよいよGAFAに対する独禁法調査が本格化するよね。
米国景気を牽引してきたセクターが、完全に踊り場に差し掛かってるなかでの調査だから、影響がないわけがない。
そう言えば、あのリーマンショックの時の天井って7月だったんだよなぁ。状況が似てるんだよ。
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