FOMC前、動くに動けない日本市場:7月29日(月)後場
- 2019.07.29
- トレード日記
日経平均株価¥21,616(▲¥41)
大きなイベントが目白押しの今週、週初から動ける大口なんているはずもなし。みんなどうなるか分からないんだ。
後場の相場概況
大きなイベントを前にして積極的に動いてくる投資家が居るはずもなく、ここはもう十分にポジション調整も終わってると思うし、今回だけは日銀もあればFOMCもあり、はたまた日韓問題もありで、十分に慎重であるべき。
特にそこに決算なんかが絡むから、この市場の動きを予想しろというのは酷な状況だよ。
なので、たとえ如何な理由があっても今週は持ち越しポジションを建てるわけにはいかないと思う。
タイミング良く、WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)は前FRB議長のイエレンの講演を記事にした。それによればイエレンは、今回のFRB0.250P利下げに賛同すると。
今の米国経済の状況は好調ではあるものの、CPIが2%に届かない状況は低すぎると言う意見。
それについては米国は中国製品に対して関税を賦課している状況で、物価が上昇しないという、結構説明できない状況に陥ってる。
いつも思うのだが、FRBは金利変動に対してあまり得意ではないようで、それに加えて今回は物価も上昇しないとなると、とりあえず0.250P下げて様子を見なさい、みたいな話だと思う。
もしも、今回利下げして物価が動かなかったら・・・どう考えるのかが見物ではあるけどね。
というわけで、日本市場のポジションもだいぶマチマチになってるし、相変わらず方向感もなく売り物が先行するという展開なんで、掴みどころがまるでない。
後場の取引とポジション
6758 ソニー ¥5,864(▲¥94)
空売)¥5,960×8000
空売)¥5,955×4000
買戻)¥5,855×4000(+¥420,000)
買戻)¥5,850×4000(+¥440,000)
買戻)¥5,847×1000(+¥108,000)
買戻)¥5,845×1000(+¥110,000)
買戻)¥5,844×1000(+¥111,000)
買戻)¥5,843×1000(+¥112,000)
今日のソニーも本当に良く売られたね。日足で見るとかなり微妙な位置だったわけだが、米国利下げを材料出尽くしと見る向きの売りだったと思う。他の決算からして、1Qの業績の落ち込みはそれほど深くはなさそうだが、ソニーが厳しくなるのはこれからのような気がするんだよ。
エンタメやゲームはどうなるか分からないけど、センサーや半導体、スマホは恐らく落ち込むだろう。そうなったときに、他部門がカバーできるかどうかが勝負処。
けど、サムソンがなぁ・・・・。後は有機ELも気がかり。
今日の売りはそんな感じだったんじゃないかと思う。今後詳しい調査なりレポートが出てきて、米系の大口がどう動くかなんだろうけど。
6954 ファナック ¥19,265(▲¥320)
空売)¥19,880×3000
買戻)¥19,265×3000(+¥1,845,000)
ファナックの決算を見たけれど、思ったより悪くないというか2Qは上方修正、4Qは若干の下方修正でこれは明日は買われるなと思った。
後場になって利食いのタイミングを探っていたけど、1時30分辺りで一度買い戻しが入っただけで、その後も買いが続かずにダラダラと売られるのを見てて、これは大引けだな、ということで引け成りで指した。
いずれにしても決算勝負はしたくなかったわけで、結果的には正解だったと思う。この2日間、よく下げてくれた。これで今日の収支がプラスに転じた。
本日の収支:(前場・後場合算)+¥480,000
後場の感想と今夜の米国市場予想
正直、ソニーとファナックは利食いができて助かったわけだけど、どうしてこういう売り方をされるのかが、俺自身まったく理解できてない。
ソニーに関しては大口が利食いをしておこうという売りで、なんとなくだがわかったような気もするけど、ファナックはやっぱり業績不安なのかな?と。
実際決算がでて、まぁ良い決算ではなかったけど、思ったよりも業績の落ち込みはないな、という感想。ファナックの去年の決算推移を思い出すけど、1Q辺りから厳しい決算してたよね。しかも今後厳しくなると言うのを、ズバリ当てた出色の決算だと思った。
なのでファナックの決算発表はその正確さにおいて十分日本市場のベンチマークにできるなと思ったくらい。以来積極的に手掛けるようになったけど、やはり今の日本市場はトヨタとファナックの動向は絶対に見逃せないと思うね。
さて今夜の米国市場だが、まったく想像すらもできず、勝負のポイントをどこに求めたらいいのか分からずに、結局ノンポジ。今日の時点では上か下かと言われても、それぞれに理由が見当たらないんで・・・。
今週は本当に難しい週だと思うね。
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