個人投資家が銘柄探しに費やす莫大な時間と労力

個人投資家が銘柄探しに費やす莫大な時間と労力

株式投資は買いならば「安く勝って高く売る」、空売りならば「高く売って安く買い戻す」が基本で、すべてはそのために、投資活動は費やされていると言うことになります。

そこで株式投資で勝つには、「上がる銘柄・下がる銘柄を見つければ勝てる」という単純なロジックが導き出されるわけです。

これは分かり易いんですね。でも分かり易いだけにそれしか正解がないように感じて、どんどん突っ込んでゆく。けれど気がつくと株式投資をしてるのか銘柄探しをしてるのか分からなくなってしまう個人投資家が多いと思いませんか?

それでも勝てているなら全く問題はありません。それが正解です。しかしそうでないなら・・・膨大な時間と労力を費やすのは、まったく合理的な投資行動とは言えないでしょう。

銘柄探しは難しい

株式投資の中で最も難しいのは、言うまでもなく投資する銘柄の選定です。これが易しいと感じている人は、まず勝ち組でしかも大きく勝ってる人だと思います。

だったら「勝ち組」になるためには、銘柄選びをマスターすればいい、という単純明快な答えが個人投資家の10人中10人の脳裏にひらめきます。

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でも、良く考えてみるとこの世の中に銘柄選びで成功している投資家って何人いるでしょう?もしも、銘柄選びが株式投資の必勝法であるなら、9割の個人投資家が勝てていない、などと言うことはないんじゃないでしょうか。

最近でもあの神様と言われるウォーレン・バフェットでさえ、2018年にはクラフト・ハインツという食品会社で大損を喫し、なおアップル株を高値で買い増して大失敗しています。その前には鳴り物入りで宣伝したIBMでも大きな失敗をした。

銘柄選びは、単純明快なロジックであるがゆえに個人投資家を引き付け、そして大半の場合容赦なく個人投資家の期待を裏切るわけです。

銘柄探しは大抵ババ掴み

個人投資家の銘柄選びの王道は、昔は会社四季報をパラパラ捲ること。あの分厚い本です。株式投資を始めると、傍らに会社四季報を備えて、もう投資家気分になれます。

「成功した投資家は会社四季報で割安銘柄を選ぶ」という宣伝のされ方をしたものだから、バイブルのように扱われていました。

しかし、3600もの上場会社の断片集みたいなもののなかから、近い将来上昇する銘柄を探すのは物理的にも簡単な作業ではありませんよね。しかも、業界に精通していてある程度財務も判断できる力も要求されます。

ですから大抵は一口コメントで決めちゃう!(苦笑)それでは意味がありませんし、いまは証券会社が掲載してくれるので見たい時に見れるわけですけど、それでもコメントで「有望」「繁忙期」などと書かれていると選んでしまいます。

また、YAHOOの掲示板を見て決めるという個人投資家も多いと思います。ポジショントークの嵐のような掲示板で、読んでいて面白いことは認めますけど、銘柄選定の手掛かりは(当たり前ですが)まず得られません。

ただし材料が出た時には投稿が早いので、役立つこともありますが・・・。

それから今では、有名な個人投資家のツイートというのもあります。しかし、ツイートするにはそれなりの理由がある!?と思った方が無難ではないでしょうか。

さらには無料サイトや掲示板など、銘柄情報は溢れていますが、大抵は「遅い」のです。買うにも空売りするにも手遅れですから、ババを掴むことが多い。そのあたりは皆、化かし合いの世界ですね。

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4年前の経験

私が株式投資を再開して、同時にブログを(備忘録として)始めたころは、毎日、それこそ何時間も費やして銘柄探しのためにスクリーニングをしていました。

当時のブログを読み返すと、膨大な時間と労力を費やしていたことが伺えます。

しかしほとんどの投資で成功したとは言い難かったと思います。こうして選びに選んだ銘柄でも上がるものもあれば下がるものもあるのです。結局は資本が投下されない銘柄は、いくら割安であろうと業績が好調であろうと、株価は上がらないと言う事実を日々しみじみ感じていました。

そこで、まだまだ足りない!というわけでどんどん突っ込んで(エスカレートして)いったわけです。

最後にはほぼ毎日、30銘柄ほどスクリーニングでピックして、業績を四季報で確認して、過去の(四半期ごとの)決算をグラフにして、検討してました。ざっと、大引けから深夜0時頃までほぼ毎日やってました。

それでも本当に勝てませんでした。

いまでは偉そうに師匠の教訓とか書いてますけど、本当にこの時は小型株しか資金的に買えなかったこともあって、また空売りができなかったという事情もあって、苦しい日々の連続でした。

結局こうした悪戦苦闘の銘柄選びをして、2年間に掘り起こしたと言えるのは、7148FPGと1384ホクリョウくらいで、それもせいぜい株価倍増程度でした。

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自分もかつては会社経営に携わった身として、企業業績がそんなに簡単でないことは身にしみていたはずです。しかし、そうしたことも忘れて、ただただ株で生活することを夢見て、完全に嵌ってしまっていたのですね。

銘柄探しはプロにお任せ

そうした経験から、自己流の銘柄探しでは成功しないと悟りました。そして有料情報を利用するようになり、銘柄探しはプロに任せて、自分はもう一度、テクニカルをやり直したり、師匠の教えを思い出しながら需給を考えたりすることにしました。

このころ相場師朗氏の「7STEP株式投資メソッド」を購入し、基礎からやり直してくると師匠とほとんど同じことを学べることに気が付いたわけです。

そして運命の7974任天堂のポケモンGO相場に突っ込んだわけです。

こうした経験から、銘柄探しを有料情報で得て、そのうち自分にあった銘柄を選んで投資するようになって、1年半後ようやく空売り解禁(資金200万以上)まで辿り着いたわけです。

特に7148FPGは自らのスクリーニングと有料情報の推奨が重なったことで、ある女性にアドバイスして大成功することができました(それが今の女房ですが。。。苦笑)。

今は、センチメント投資&ワンナイトという自分なりの手法(勝ちパターン)を作れたこと、空売り有利とみて空売り主体の戦法で、この2年間は(月単位では)ほぼ負けていないと思います。

勝負を賭ける銘柄を探すなら

個人投資家にはそれぞれ得意の投資手法があるはずなのです。また勝った時を分析してみると、ある程度勝ちパターンが見えてくると思います。

しかし中小型株の場合は、やはりファンダメンタルズの比重が高く、銘柄選びが大きなウエイトを占めているはず。そこで、これまでの経験からこれなら推奨できるという投資情報・銘柄情報をこのブログでは紹介してきました。

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一口に投資情報と言っても、この業界には投資顧問業として高額な料金や出来高払いのシステムを要求する情報企業も多いわけですが、私はそういう情報は勧めたりしません。なぜなら、高額であるから勝てると言うものではないからです。

またどんなにいい銘柄であっても、ある程度テクニカルの裏付けがなければ、失敗することも十分に有り得るからです。従って個人投資家にとってリーズナブルで、かつ技量を養える情報でなくては意味がないと考えます。

そこで、いままで3種類の投資情報を勧めてきました。

無料登録するだけで14日間の無料期間中に10銘柄を配信してくれて、「その銘柄で利益をだして有料会員になってください!」と豪語する人気NO.1の銘柄情報です。

信じる信じないも何も、完全無料で試せるというところが最大の魅力です。エントリーに「損」はないわけですから。

 

資金もそれほど大きくなくて、ザラバに張り付けないという個人投資家のための格安投資情報です。この投資情報の最大の特徴は、中小型株を比較的長期な視点で推奨できること。

これから来年の米国大統領選挙までは、比較的落ち着いた堅調な地合いが見込まれますから、かなり有利な投資情報だと思います。

 

個人投資家ならだれでも一度はお世話になってるという日本でも最大級の投資情報企業が提供する会員制投資情報(銘柄情報)です。

とにかく圧倒されるのは情報の量と質でしょう。しかもこれだけの情報とサービスが¥10,000+消費税(月額)であるなら、文句の言いようがありません。

 

もしも銘柄選びで苦労していたり、あまり成果がでない場合、銘柄選びはプロに任せてしまったらいいと私は合理的に考えます。もちろん、すべて勝てる銘柄とは限りませんが少なくともプロが推奨するだけのきちんとした理由のある銘柄です。

それが個人投資家がスクリーニングするレベルではないことは確かですね。

まとめ

昔、代紋TAKE2という劇画を読みました。主人公の阿久津丈二はタイムスリッパーのヤクザなのですが、そこに競馬のシーンが出てきます。もちろん主人公はタイムスリッパーなので、そのレースの結果が分かってるので、馬券を大量に購入して大儲けするわけです。

もちろん株式投資でもタイムスリッパーなら苦労はしませんね。

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かつて私もそんな夢を見てました。しかし、良く考えると競馬の着順もそれなりの理由がある。けれども問題なのはその理由というのは結果が出て始めて後付けできる性格のものでしかないと言うことです。

株式投資も同様で、銘柄選びは将来を予想する行為であって、事前に結果を察知するという困難な課題に向き合わないといけないのです。これがどれほど大変でどれほどの時間を費やさねばならないことなのか・・・。

そう考えると銘柄選びに膨大な時間と労力を費やすことは、個人投資家にとっては合理的な投資行動とは程遠いと思います。そこで分業です!厄介な銘柄選びはプロに任せる。そしてその時間でテクニカルを学ぶ、地合いやセンチメントを学ぶ。

もしもいま、勝てていないなら、そうした合理的な考え方も必要ではないでしょうか。