平和ボケの「少女像」展示:津田大介氏は「検閲」とごり押し
- 2019.08.04
- 放言
津田大介なる良くわからない人物を芸術監督に据える愛知県の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」という、趣旨不明の行政が好きそうなイベントで、韓国の二人の彫刻家(キム・ウンソン、キム・ソギョン夫妻)の作品とされる「平和の少女像(慰安婦像)」が展示されて大ブーイングを巻き起こした。
それだけではなくこのイベントでは、写真家と称する人物の「日本軍性奴隷」主題写真までも展示をしていた。
ドイツ・ドルトムントでも
先月ドイツ・ドルトムントで「日本軍性奴隷制と女性人権」というテーマでボタリチョンなる意味不明の展示会にも、同じ少女像が展示されていたらしい。
いうまでもなく戦時中に日本軍が韓国人女性を慰安婦として強制徴用した、という朝日新聞のねつ造記事に端を発して巻き起こった慰安婦問題の象徴ともいえる少女像で、韓国によって瞬く間に世界中に拡散されてしまったもの。
言ってみれば完全にフェイク、嘘、虚像、妄想、インチキの類なのだ。しかも、それを事実であるがごとく取り上げて日本に対し国家賠償を迫り、それに対して古くは河野談話と言う形で認め、また安倍政権でさえも謝罪と賠償を行ってしまったという極めて政治色の強い国際問題化した慰安婦の象徴でもある。
こうして韓国はいまでも、事実として世界中に国家、民間を問わずアピールし、日本を貶めている。
愛知トリエンターレ2019の企画展
この展覧会のテーマは「情の時代」というもので、その中の企画展として「表現の不自由展・その後」という、国内で展示を拒否された作品を集めて展示すると言う津田大介芸術監督の企画だった。
当然のことながら日本国民から抗議が殺到し、河村名古屋市長も実行委員長の大村愛知県知事に中止を申し入れ、菅官房長官も文化庁補助金支出事業であるので厳密に調査するとした。これを受けて愛知県では同企画展の中止を発表した。
この企画展が承認され開催されたことが問題
開催期間中100万人近い入場者が見込まれる国内最大の国際芸術祭である同展の企画として、各方面の許可が降りての開催となったことの不思議さは否めない。
しかもそのような大々的なイベントにもかかわらず、津田大介なる人物が芸術監督を務めることも不思議だ。
こうした関係者達の「少女像」に対する感覚がまったく理解できない。
芸術祭と言うからには、作家または作品そのものの価値を見出された作品を展示するべきではないのか?
「慰安婦問題」に関して言うなら、朝日新聞が日本人による記事捏造を掲載したことを認めている。そもそも日本人による売国行為であるという厳然たる事実がある。
しかも日本軍による韓国人女性の強制徴用が行われたという確たる証拠も未だに発見されず、また慰安婦と称する老女の証言も曖昧なものだ。
にもかかわらず安易に「日本軍の関与を認め、お詫びと反省」を発表した河野(官房長官)談話(韓国とのバーターであったことが判明している)や安倍内閣の「謝罪と10億円の支払い」は政治的な過ちだった。
こうした経緯を踏まえると、日本は一体なにをやっているのか!と言いたくもなる。完全に平和ボケなのだ。平和であるから朝日新聞は平然と売国的な記事を掲載し、それを韓国に逆手に取られると調査もせずに謝罪して見せる政治家・・・。
そして反日を国家運営の種としている韓国。日韓問題が輸出制限で拗れている今、この展示を「芸術だから」という観点で承認され開催されると言うことが、それがどういうことなのか、関係者は分かってはいないのだろう。
しかし「分からない」では済まないのだ。
建前を強調する韓国人作者
中止決定に関して作者は「このような形で作家の表現の自由を侵害することは国際的に絶対容認されない。日本政府にも得にならないと考える。今の日本社会を表していると思える」とコメントした。
結果として津田大介芸術監督の意図する「表現の不自由」は達成され、大成功に終わった。
今の日本で慰安婦の象徴である「少女像」を展示することは、不自由なのだ。つまり「容認されない表現の自由」ということになる。国際的に容認されるか否かが問題ではなく、日本社会が容認するか否かの問題なのであって、作者も感じているのだろう。
作者は何のためにこの少女像を制作したのか?しかも何体も同じような像を制作し拡散している。時に金色で塗り潰し、今回のように着色することもある。
もちろん「慰安婦問題を拡散するため」であり、政治的な意図であって芸術とは程遠い。
フランスやイタリアのブランドバッグやスイスの時計のフェイクを作る感覚なのかと疑いたくもなる。「平和の少女像」とは「かつて慰安婦であった老女の回想」だと言う。
しかし日本でねつ造が露見してしまった以上、日本で展示すればそれはまさに嘘、でっち上げ、フェイクであって芸術作品では有り得ない。
津田大介氏の感性
ジャーナリストとして多少名が売れて、ネット関係の有名人との交流もあり、ネットに対する造詣が深いと言われるが、とてもまともに情報を集め学んでいる人物とは思えない。
会見でまず津田氏は「行政がこの表現(平和の少女像展示)を認めないのは検閲に該当する」とコメントした。所詮この程度の人物なのだと思う。
全く現実を分かっていない。
この表現を認めないのは行政ではなくて日本国民であると言う事実を理解できていない。平和ボケした行政は企画展を認めたからこそ開催できたのではないか?開催した結果、日本国民は怒り多数の抗議を寄せてきた。
そうなれば中止するという判断は当然の措置であるだけだ。
そしてこの企画展は津田大介氏の意図通り、話題になり、ネットで炎上し、抗議殺到で大きなトピックとなった。日韓関係が大いに揉めているという絶妙のタイミング、ドンピシャであった。
そして企画展は「表現の不自由・その後」のタイトル通りの大成功だったわけだ。
平和ボケの国・日本だが・・・
いつでも日本人の中に、事実を無視してでも話題性を煽り、自己利益中心の行動をする人物が現れる。それがいかにも他の日本人の考えを逆撫でするような問題であるなら、注目を浴びるこれ以上の手段はない。
津田大介氏のように国際的な芸術祭の芸術監督ともなれば、功名心からできるだけ大きな注目を集めたいだろう。ネットを知りつくしているのであればなおのこと、何をすればネットで注目されるのか理解しているはずで、「ある程度の覚悟はしていた」と会見でも述べている。
こういうことは、日本が平和で、まして当局から拘束される危険もなく、一般市民から身の危険も感じることもないから出来てしまう。
しかし、現実は日本人が韓国の反日行動に対し、我慢の限界を超えている状況で、経産省の韓国をホワイト国から除外することに対するパブリック・コメント(数万通)の9割以上が賛意を表している時に、このようなことが通用するはずがない。
黒い髪を金髪に染めて時代の寵児を気取るのは、もう止めた方がいい。
芸術監督というが、あまりに日本人をバカにした企画である。その程度の見識で「検閲」などという憲法論を持ち出すのは片腹痛い。
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