米中対立にウォン安、そして円高:8月5日(月)後場
- 2019.08.05
- トレード日記
日経平均株価¥20,720(▲¥366)
日本市場は米中貿易摩擦にプラスして韓国ウォンを意識した展開だと解釈。米中と円高、そして米国債金利低下が重石となってズルズルと下値を模索。
後場の相場概況
株式市場はあまりウォン安を語りたがらないのかもしれない。この株式市場の下げは米中貿易摩擦再燃が理由としているが、ますます懸念が株式市場を覆う展開。米国は中国との交渉再開のまえに3000億ドル分の中国製品に対し関税を賦課すると言っていて、交渉は関税適用後になる。
がそれ以前に、中国はなんと国営企業に対し、米国の農産物輸入を禁止してしまった。
つまり中国は、1年後の大統領選挙を見越してトランプ大統領と対決姿勢を強めた可能性がある。そうなるとFRBが0.250bpの利下げを行ったことは、トランプ大統領の言うとおり、「不十分」と言うことになる。
それに加えて現時点での日本市場の懸念はやはり、韓国ウォン安なのではないかと思う。
すでに1ドル1218ウォンをつっかけての1215ウォン近辺でとどまっていて、非常に危険な状況にあることに変わりはない。
日本市場が引けた後の動きがまったく予想できないし、韓国は金融危機に片足を突っ込んでいる状態。これが、アジア通貨危機のトリガーになることは十分に予想される以上、もう少し注意を喚起すべきではないかと思う。
この水準を為替介入で戻せないとなれば、いよいよヘッジファンドや投機筋はかさにかかって売りたたいてくることも想定しなければならないはずなのだが・・・。
後場の取引とポジション
8306 三菱UFJ ¥514.7(▲¥7.2)
空売)¥517.0×100000(含み益¥230,000)
空売)¥517.5×10000(含み益¥28,000)
空売)¥517.6×10000(含み益¥29,000)
空売)¥518.0×20000(含み益¥66,000)
予想した以上にメガバンクに対する警戒感はなく、米国債金利低下の影響も少なかったのは誤算だ。
ただ、ザラバ中にモニターしてた韓国ウォンの動向からして買い戻そうとは思えなかったし、ここでポジションを手仕舞うっていう投資もないだろうということで、ポジション維持のまま持ち越し。
前場の含みが半分溶けてしまったが、どうすることもできなかった。
8316 三井住友 ¥3,685(▲¥55)
空売)¥3,701×20000(含み益¥320,000)
UFJよりももっと含みを溶かした。メガバンクと言えど個別の事情もあるだろうから、細かな調査をする暇もなく、ただ株価の動向に身を任せる以外にない。
買い戻したら売り直せた、というのは後の祭りで今日に限っては買い戻すという選択肢は(俺の中には)なかった気がする。
6954 ファナック ¥18,405(▲¥470)
空売)¥18,755×400(含み益¥140,000)
空売)¥18,750×600(含み益¥207,000)
空売)¥18,705×1500(含み益¥450,000)
後に書くGD幅が大きくなると、ザラバでは対して旨味はなし。値がさの場合には、持ち越してナンボという部分がある。今日のところはこのまま持ち越して、今夜の米国市場に期待するしかなさそうというわけで・・・。
9984 ソフトバンクG ¥5,356(▲¥193)
空売)¥5,529×5000
空売)¥5,530×5000
空売)¥5,531×5000
買戻)¥5,300×15000(+¥3,450,000)
ソフトバンクGの決算は7日だが、この銘柄は日経辺りのリーク記事が多くて前日まではポジションを持ち越したくないというわけで、後場寄りで買い戻した。
観測記事ばかり多くて、決算前の数日間がすでに怖い銘柄でもある。
8058 三菱商事 ¥2,704.0(▲¥76)
空売)¥2,810×20000
買戻)¥2,689×20000(+¥2,420,000)
商事としては最高の含みになって後場寄りで思わず買い戻してしまった。商事には今年、かなり翻弄された時期があったが獲れた記憶がほとんどない。なので、勝ち癖をつける意味でもリグって正解と思いたい。
7974 任天堂 ¥39,330(▲¥960)
空売)¥40,950×1000
買戻)¥39,020×1000(+¥1,930,000)
やられた後なので玉数を少なめに入ったら、こうして大きめに抜ける・・・。いつものように勝負していたら、というのは良くあるタラレバ話。株にタラレバはご法度だ。
6758 ソニー ¥5,771(▲¥169)
空売)¥6,005×3000(含み益¥702,000)
空売)¥6,001×2000(含み益¥460,000)
空売)¥6,000×10000(含み益¥2,290,000)
空売)¥5,935×2000(含み益¥328,000)
空売)¥5,934×3000(含み益¥489,000)
日米の株式市場はとりあえず調整局面に入ったと言えるのだろう。8月は積極的に買う投資家は皆無で、逆先物で叩こうという動きが出やすい。
特にこれだけ悪材料が日替わりで出てくると流石にまだ、買いは入りそうにない。そしてソニーの場合はサムソンがあるんで・・・。ポジションは畳めないね。
6762 TDK ¥8,550(▲¥230)
空売)¥8,780×5000(含み益¥1,150,000)
継続!(ソニー同様)
本日の収支:(前場・後場合算)+¥6,040,000
後場の感想と今夜の米国市場予想
しかし中国は本気でトランプ大統領の再選阻止に向かうつもりなのかもしれない。共和党の地盤である米国農業地帯をまずは痛めつける、みたいな作戦。現在、米国農産物がなかなか売れずに苦しいらしいので、そのあたりを見据えて、トランプ支持を削ろうと言う腹か。
しかるに、トランプは大統領は、そんなことを容認するはずもなく、今夜あたりは国営企業の米国農産物の輸入を禁じた処置に対して、反応してくるだろうし。
この先ますます米中貿易摩擦は激しさを増すのかもしれない。
また韓国ウォンは1213辺りの攻防。多少為替介入しているのだろうけど、どこまで効果があるのか見物ではある。
従って今夜の米国市場はとりあえず、下値を観に行く動きになると思う。問題はトランプツイートが炸裂するか否か。完全にセンチメント相場と化してるからね。
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