懸念は根強い日本市場:8月19日(月)前場

懸念は根強い日本市場:8月19日(月)前場

日経平均株価¥20,525(△¥106)

FRBパウエル議長のジャクソン・ホール発言に期待と言うが、ハト派発言を期待してる?

前場の相場概況

今週もトランプツイートでスタートした。トランプ大統領は「中国と非常にうまくやっており、話をしている!」とツイート。クドローNEC委員長も「リセッションは全く見込んでいない」とし、ナバロ米大統領補佐官は「力強い経済が2020年を通して、またそれ以降も続く」と、トランプ政権のいつものパターンで株価を押し戻す動き。

おまけにナバロ補佐官はトランプ大統領の代わりにFRBを攻撃する始末。

こんなことが、2018年当初から何度繰り返されたことか。毎度のことながら米国市場はこのセンチメント相場に良く付いて行くと言う感じ。というか、そんなことでいいのか?と最近は思い始めてる。

香港情勢はいよいよキナ臭くなってきて、大規模デモに対し中国当局は人民解放軍を投入する機会を狙っていて、また台湾に対しては武力行使を辞さないと再三にわたりコメントしていて、海峡の向こうには一色触発の状況になっていると言われる。

そうした状況であっても、株式というリスク投資をトランプ大統領や閣僚達のツイートで買うのか?ということにやはり違和感がある。

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週末$306高、そしてこのザラバでCFDが$150高してるダウなのだが、日経平均は¥100そこそこ持ち上がったのみ。

けれども、日本市場のほうが真っ当に見える。

前場の取引とポジション


8306 三菱UFJ ¥504.2(△¥5.4)
空売)¥499.1×28000
空売)¥499.0×72000
空売)¥498.4×32000
空売)¥498.3×30000
買戻)¥502.8×162000(-¥653,000

8316 三井住友 ¥3,480(△¥30)
空売)¥3,451×12000
空売)¥3,450×14000
買戻)¥3,472×26000(-¥560,000

9984 ソフトバンクG ¥4,961(△¥64)
空売)¥4,905×3000
空売)¥4,904×3000
空売)¥4,900×16000
買戻)¥4,925×22000(-¥523,000
買)¥4,925×10000
売)¥4,970×2000(+¥90,000
売)¥4,975×5000(+¥250,000
売)¥4,980×3000(+¥165,000

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6758 ソニー ¥5,842(△¥26)
空売)¥5,838×3000
空売)¥5,830×5000
空売)¥5,818×3000
空売)¥5,817×3000
空売)¥5,816×6000
買戻)¥5,901×20000(-¥1,555,000

6954 ファナック ¥17,980(△¥55)
空売)¥17,930×500
空売)¥17,910×1000
空売)¥17,905×1000
空売)¥17,880×1000
買戻)¥18,150×3500(-¥865,000

7203 トヨタ ¥6,846(△¥56)
空売)¥6,808×3000
空売)¥6,805×3000
空売)¥6,803×3000
空売)¥6,800×2400
空売)¥6,798×2000
買戻)¥6,816×13400(-¥170,400

6762 TDK ¥8,470(△¥210)
空売)¥8,350×4000
空売)¥8,260×3000
買戻)¥8,460×7000(-¥1,040,000


7銘柄をほぼ全力で売り建てて望んだ週初。そもそも決着は金曜の米国市場で付いていたので、ただ機械的に寄り付きで買い戻してロスカットするだけだった。いつもであれば、ドテンしたり、上値で再度売り建てたりといろいろやって、なんとかマイナスを消そうとするのだが、トランプ政権のいつものパターンを見て、やる気が失せた。

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とにかく米国市場はトランプ政権が、高値を取ってくると対中政策を繰り出して締め付け、調整すればそこで次々にポジティブな情報を発信して株価を戻そうとする。

しかし、その結果はあまり芳しいものではない。直近の支持率は農産物で在庫の山を抱えたことも、製造業が不調なことも手伝って下降気味。その上、このままでは来年の大統領選挙での再選が危ぶまれる始末

年が明ければ選挙イヤーとなり、本格的に選挙戦に突入するけど、いまの状況では来年も好景気と言ったところで、信頼感は持てないのが普通。対中政策はいよいよ厳しくなってくるし、そうなれば米国経済とて無傷で済むはずがない。

なのでトランプ大統領としては何とか年内に決着して大統領選挙には、インフラ投資法案を持ち出して戦いたいところ。しかし、香港問題や台湾問題が簡単に解決できるとは思えず、少なくとも一触即発の状況で何時破裂するか分からない。

さらには、9月1日からの関税第4弾に対し、中国が報復してくる可能性も否定できない。それでもこうして株が戻すこと自体、余りに状況を楽観し過ぎているのだと思わざるを得ない。

そうした米国市場の状況の中、日本株の戻りの鈍さが指摘されているけれど、どちらかと言えば、こうした動きのほうが真っ当に見える。

そんなことを考えつつ、ボーっとザラバを眺めてた。

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前場の収支:-¥5,550,000


独り言

また週初から大火傷を負う羽目になった。しかし、米国市場も全体としてはリスクオフの流れとなっていると思うけど、こうしてトランプツイートや閣僚立つのポジティブを装うコメントに、全体のムードが変わるのは、本当に信じられない感じなんだよね。

流石に、こうなってくると、やる気をなくすというか、動くに動けなくなって、結局はポジションを建てられす、売買できずの前場になってしまった。

しかし、日本経済の先行きも簡単じゃないし、9月1日になれば発動される米国の第4弾関税にしても、必ず影響は出てくるだろうし。

やはりこのタイミングで日本株を買うのは無理だと思う。短期投資は別にして、間違っても押し目だから中長期で、と考えるのは止めた方がいいと思うね。

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