米中合意期待に向かって買い向かう相場:10月11日(金)前場

米中合意期待に向かって買い向かう相場:10月11日(金)前場

日経平均株価¥21,761(△¥209)

米中合意期待がピークへ。合意内容次第ではぶっ飛びも出尽くしもあるかもしれない。

前場の相場概況

しかし・・・なんという米国のダブルスタンダード!トランプ大統領は目先、鳥肌が立つような発言を連発。さらに10時前にまたしてもツイートして相場が跳ね上がると言うアホくささ。それを縦横に利用した短期筋の仕掛け、みたいなほとんど相場全体がマネーゲームと化したような状況・・・。

見てられないというかやってられないというか。

こんなことで、相場が動いていいのか?いや、こんなことで相場を動かしていいのか?という気分になってくるよ。

今回、中国側はどうしても部分的な合意をして、危機的な状況にある経済を立て直さなければならないという危機感があると思う。なので、可能な限りの譲歩をしていることは確かで、それをトランプ大統領が強硬な議会の圧力を押しのけて、受け入れるかどうかだろう。

その裏では着々と中国ハイテク企業への圧力を強めているのも事実。米国は遂に輸出管理対策法を発動し始めて、中国ハイテク企業に対する米国知的財産権の25%以上を含む製品、部品の売却を禁止し始めた。そして日本に対しても同盟国として協力要請があり、安倍政権は外為法の改正を含めて、現在検討中で今国会で審議・成立させたい意向。

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となると、今日、明日に合意となる可能性のある米中の合意内容が、どれだけポジティブなものかは、単純には計れないと見るのが筋。

けれども、なんでもかんでも、合意すれば歓迎で、株価上昇というムードにはどうしても乗る気になれない。生来、天の邪鬼な性格なので、乗りたくないんだよね(苦笑)。

俺は、売り持ってこの3連休、勝負する積りだけどね。

前場の取引とポジション

6758 ソニー ¥6,205(△¥69)
空売)¥6,134×2000
空売)¥6,133×1000
空売)¥6,132×5000
空売)¥6,131×2000
空売)¥6,127×2000
買戻)¥6,220×12000(-¥1,063,000
空売)¥6,243×1000(含み益¥38,000
空売)¥6,242×2000(含み益¥74,000
空売)¥6,241×1000(含み益¥36,000
空売)¥6,240×4300(含み益¥150,500
空売)¥6,239×5600(含み益¥190,400
空売)¥6,238×1100(含み益¥36,300

朝寄りでロスカットして、株価の動きを慎重に見ての売り建てポジ。ソニーに関しては5Gで追い風が吹いていることもあって、業績不安も余りないのかもしれないし、米中合意前の今日、売り建てると言うのはある意味自殺行為かも。

しかし、ソニーはこのまま、中国に対して商売が継続できるのか?という懸念はどうしても拭えない。中国だけでなく、米国輸出管理改革法の趣旨は、他国に対しても米国の特許等知的財産権の輸出および供与、そして人的な供与までも規制する「新ココム」なので、その影響を最も受ける企業の一つのような気がする。

仮に、米中合意が内容によっては材料出尽くしとなる可能性だってあるわけで、この週末はポジションを外さないで行くつもり。

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9984 ソフトバンクG ¥4,188(▲¥2)
空売)¥4,210×5000(含み益¥110,000
空売)¥4,201×5000(含み益¥65,000
空売)¥4,202×5000(含み益¥70,000
空売)¥4,228×5000(含み益¥200,000

しかし、前場は苦しかった。買い戻して仕切り直すか考えさせられる、実に微妙な寄り付きの気配だったし・・・。でも、もしも買い意欲が旺盛だとするなら、この寄り気配はない!と信じ込んで、ならば建て玉を増やす!という無謀な行為に出てしまった。

なんとも、こういうことをするというのは・・・「売り坊の性」なのかも。この相場を信じていないというか、ほとんど嫌気がさしてるというか。

後場担がれたら、ポジションを変更するかもしれんけど、いずれにしても行くつもり。


6954 ファナック ¥19,420(△¥70)
空売)¥19,190×1000
空売)¥19,130×500
空売)¥19,140×500
買戻)¥19,385×500(-¥122,500
買戻)¥19,380×500(-¥125,000
買戻)¥19,365×1000(-¥175,000
空売)¥19,445×1200(含み益¥30,000

早速担がれてロスカット。少し待った分、ロスが少なくなってラッキーだった。そして中途半端なところで、中途半端な売り玉を建ててしまったからねぇ。

後場、もう少し動いてくれると有難いんだが・・・。

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前場の収支:-¥1,610,000


前場の独り言

いやはや、前場の値動きで不思議だったのは、半導体関連の動きだね。SUMCOは大幅高してると言うのに、売り長ギンギンのエレクが小幅にしか動かないし、アドバンに至ってはマイナスなんだよね。

だいたい、米中が合意するなら、FRBは利下げしないんじゃないの?という考えも浮上するだろう。現状では年内2回がコンセンサスになってるみたいだけど、やってもあと1回って感じになることも十分にあり得るし、場合によってはこのまま流す、みたいなことだって可能性はゼロじゃない。

そんななかで、どうも気になるのが、米国の中国監視カメラ企業に対する、制裁なのよ。その内容はそのまま「米国輸出管理改革法」の適用そのものなので、それで半導体が買い辛いのかもしれない。

まぁ、あくまでも勝手な想像なんで、火曜に焼かれたら笑ってやってください(苦笑)

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