GPIF辺りは利食い?ならばヘッジファンドも相乗り:11月11日(月)前場

GPIF辺りは利食い?ならばヘッジファンドも相乗り:11月11日(月)前場

日経平均株価¥23,343(▲¥47)

利食いするのいは個人や海外勢だけじゃないだろう・・・

前場の相場概況

相変わらず米中合意の進展状況に関して、トランプ大統領は曖昧な、それでいて株高を誘発するようなコメントで、相場が翻弄されている。しかし、日米株式市場は経済の地合いがまったく異なるにもかかわらず、そうした個別な条件は無視して上値追いとなっている状況なので、これでもなお、買えていない投資家も多いと言われる。

結局我慢強く押し目や調整を待っていて、買えななっかということだろうけど、それはそれでいいのかもしれないと思ったり。ここから株高になるなら、それを黙って見ているというのも悪くない。今すぐに儲けたいというのなら別だけど、焦って投資するような時期ではない気がする。

トランプ大統領は、来年の再選に向けて政策を打ってくる。具体的には株高を演出したいというか、この史上最高値水準をどうしても維持したい。そのためには日和ろうが、何だろうが、お構いなしということ。情勢は、民主党候補がダメダメなので、今のところは負ける要素はない見たいだが、今週はその行方を左右する、弾劾調査の下院公聴会のTV中継が行われる。これで、どういう風が吹くのか、が焦点になる。

既に今月、共和党はケンタッキー、ミシシッピという共和党地盤の州知事選挙を落としていることも踏まえると、日本市場はこの件について楽観的過ぎる。有識者とか保守系の番組とかも、トランプ再選に疑いを持ってないみたいだが、そんなに甘くないかもしれないね。

という背景で、利食いが先行した前場の日本市場。米国ダウCFDが▲$90以上売られて、流石に押し目買いをした個人投資家は、ちょっとビビってるかも。ただね、もしも下落するなら理由は何とでもつく。問題は、その理由をどこでコジツケルかだよ。ブルームバーグや日経が「トランプ弾劾・・・」なんてことを書きだすと、ちょっとね。

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前場の取引とポジション

9984 ソフトバンクG ¥4,317(▲¥27)
空売)¥4,400×25000(含み益¥2,075,000

地合いが落ち着いてくると、俄然目立ってくるのがソフトバンクGだと思う。みんな冷静に考えるようになるからな。個人投資家が、この休みの間にいろいろ調べてくれたら、そりゃ、内容に相当ビビる。だから、日経平均が高いうちに離すなら離そうと考える。当然だと思うし、先週で買い戻しも一巡しただろう。

こんななんでもない地合いの時が、意外に勝負だったりするんだよね。


6758 ソニー ¥6,650(△¥83)
空売)¥6,667×3000(含み益¥51,000
空売)¥6,666×3000(含み益¥48,000
空売)¥6,665×3000(含み益¥45,000
空売)¥6,664×5000(含み益¥70,000

もう前場のソニーは滅茶苦茶強かった。こういう板は、他では見当たらないから実質的には独歩高。直近の高値をブレイクしていないから、買い方も強気なんだろうと思うし、ディーラーもかなり弄ってると思う。

けれども、結局ディーラーや短期筋が後場、利食いすればそこそこ落ちて来るんじゃないか?と想像しての売り建て。今週は嫌でもトランプ相場になりそうだから、楽しみではある。

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8604 野村 ¥516.6(▲¥3.1)
空売)¥523.5×10000(含み益¥69,000
空売)¥523.0×40000(含み益¥256,000
空売)¥522.8×5000(含み益¥31,000
空売)¥521.0×30000(含み益¥132,000
空売)¥519.0×5000(含み益¥12,000
空売)¥518.5×10000(含み益¥19,000

今日の地合いを考えた時、米中合意に関しては急転直下の合意というのもないだろうし、先週もちょっと書いたけれど、利食いが入るには絶好のタイミングでもある、ということで、寄りから売り玉を追加して臨んでる。まぁ、ここまで本当によく上昇した野村だけど、ファンド辺りもここは一旦の利食いを入れてくるだろうと思ってる。

なので建玉を追加してじっと我慢中。


7270 SUBARU ¥3,000(▲¥23)
空売)¥3,107×10000
空売)¥3,080×2000
買戻)¥3,020×4000(+¥348,000
買戻)¥3,015×2000(+¥130,000
買戻)¥3,012×2000(+¥190,000
買戻)¥3,010×3000(+¥291,000
買戻)¥3,009×1000(+¥98,000

為替が絡む自動車は、今の地合いでは本当に難しいので、利食いできるときに利食いしておくのが懸命かな、と思った。そろそろ、米国でもSUBARU神話が途切れるかもしれない。自動車販売は、これ以上米国では伸びない。個人のファイナンスが結構厳しいレベルになってるんで、いままでの路線を維持しようと思ったら負ける。

その点トヨタは流石にいろいろ対応できるけど、SUBARUは厳しいからね。決算を見る限り、そのことは十分自覚してるみたいだけど。

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8306 三菱UFJ ¥592.4(△¥1.9)
空売)¥592.0×40000
空売)¥591.2×20000
空売)¥591.1×20000
空売)¥591.0×60000
買戻)¥592.5×20000(-¥26,000
買戻)¥592.2×40000(-¥8,000
買戻)¥592.1×10000(-¥11,000
買戻)¥592.0×30000(-¥30,000
買戻)¥591.9×20000(-¥18,000
買戻)¥591.8×20000(-¥14,000

決算勝負はやはりできない。買いで吊り上げてきたわけで、決算が悪くて株価を落とすかどうかは、かなり微妙と判断してる。なので、へんな怪我をする前に手じまいしておくことにした。


前場の収支:+¥620,000


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前場の独り言

米国市場は本当に強いと思ったのは金曜で、トランプ大統領が米中交渉に関して順調と言いつつも、完全撤廃に関しては何も決まってない、と発言した。本来なら、これに反応して売られただろうけど、市場は反応しなかった。そこに「強さ」を感じたわけだが・・・裏を返せばこの強さは異常とも言える。

だから、本当につまらないネタでも、下落のきっかけになる。みんな利食いしたくて仕方ないだろう。

その点、日本市場は、とにかく経済の数値も悪くて、良いことなんか一つもない。にも拘わらず、米国市場と一緒になって上昇してきたわけで、さらに市場関係者の強気コメントったらない。

けど、思うに・・・、こういう地合いになって、この株価の位置になって、最も売りたいのは、クジラだろう。GPIFなんか益出ししたくて仕方ないと思うし、もちろん、(決算を意識して)ヘッジファンドや数字を出したいファンド系は売ってると思う。その利食いは一応メガバンクの決算が出れば、本格化すると見てる。

今週は主力は買えないよ。というか、小型株のほうがもっと危険かも。

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