材料出尽くしどころかぶっ飛んだ日本市場:12月13日(金)前場

材料出尽くしどころかぶっ飛んだ日本市場:12月13日(金)前場

日経平均株価¥23,994(△¥569)

米中合意の結果は大幅高!なにか釈然としないんだが・・・。

前場の相場概況

遂にトランプ大統領が米中合意を承諾ということで、材料出尽くしどころか、ぶっ飛んだ日本市場。何故か米国市場よりも日本市場のほうが倍以上ぶっ飛んでるという展開。いったいどうなってるんだ?という感じもしないでもない。

ドル円が¥109.500をブレイクしてきて、これが日本市場のぶっ飛びの根拠なのは明らかだけど、それにしても主力で一番飛んでるのがメガバンクという不思議さ。だがこれも、米国債10年物金利の上昇を好感とかいう理由になるのだろう。

いずれにしても苦労したメガバンクは直近の高値をブレイクした。

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しかし、こうなってくると厳しいのは小型株で、資金が主力に向かうから、とにかくバンバン売られてる感じがする。こういうのは毎度のこと、と言えばそれまでだが、この流れだとある意味では小型株にもチャンスが来る?

日経平均が先詰まりとなったら、今度は小型に一斉に向かうということも十分にあり得る展開になってきた。

いやはや、日本市場の場合結構売りポジションもあったかもしれないので、ガシガシと担がれて売り方は「青菜に塩」状態だ。

さて、ここまで来ると後場には日経平均¥24,000タッチは必至。問題はその後の株価がどうなるか、だね。

前場の取引とポジション

9984 ソフトバンクG ¥4,397(△¥63)
空売)¥4,430×10000
買戻)¥4,400×3000(+¥90,000
買戻)¥4,394×2000(+¥72,000
買戻)¥4,390×5000(+¥200,000

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安易な気持ちで売り物が来る、ということで売りから入って結果、デイトレになって抜くには抜けたけれども、前引けになって考えると、なんだか浅はかだったと思わざるを得ない。

前場で上昇一巡後は、資金がメガバンクに集中したので、株価だけ見ればそれほど怖さは感じないんだが、ここの株価の位置を考えると、資金が集中してもおかしくなかった。そういうリスクを取らないためにポジションを解消したわけで、下手に手出しするべきではなかったと反省。


8604 野村 ¥561.3(△¥6.3)
買)¥562.2×20000
買)¥562.0×20000
買)¥561.0×10000
買)¥560.0×10000
売)¥565.0×20000(+¥56,000
売)¥566.0×35000(+¥160,000
売)¥566.6×5000(+¥33,000

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他銘柄と比較して朝寄り気配が低かった野村。その状況を見てチャンスか!?と思い突っ込んだわけだが、やはり売りが他銘柄よりも先行した感じがあった。買い下がってなんとか戻り上昇局面で、利食いしてデイトレとなったけど、やはりここは利食いモードになってると思う。

ここまで、これだけ売られてきて、どこかで利食いに成らなければおかしいわけで、売り勝負するなら、という気がしないでもない。

ただし、日経平均が後場¥24,000タッチするだろうし、そこで達成感がでてダウに鞘寄せするなら分かるけど、そう考えていないとすれば、ということは、今夜の米国ダウが$300上昇と海外勢が観ているとすると、厄介だねぇ・・・。


前場の収支:+¥400,000


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前場の独り言

いやはや、メガバンク凄かったねぇ・・・。8306三菱UFJがなんと3.20%高、8316三井住友が2.93%高というのは久しぶりに見た気がする。前場の10時くらいまでは、売ってみようか?なんて考えてたけど、其のあとの上昇というか買われっぷりを見てると、売る隙間もなかった感じ。

こんな買い方をするということは、やはり今夜の米国市場を相当当て込んでるのかもしれない。

しかしここまで引っ張った米中合意で、日本株がここまで買われるというのも全く意味不明だね。円安に振れたのは分かるし、米国金利が上昇したのも理解できる。リスクオンの体勢なのだろうから。

けれども足元を見れば、日本経済というのは、完全に全滅状態なのよ。消費や投資のレベルは、あのリーマンショック同等かそれ以上に急激に悪化してる。ほとんど10月の消費税増税は蛮策だった。

それでも、株式だけがこうして糸の切れた凧のようにふらふらと登って行ってしまうって・・・。

理由はいろいろこじつけられるけれど、この相場はないよ。あのPER50まで買われたバブルでさえ、ある程度景気も伴ってた。けれど今回は完全に逆目だからねぇ・・・。

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