令和の始め、トランプツイート炸裂:5月7日(火)前場

令和の始め、トランプツイート炸裂:5月7日(火)前場

日経平均¥22,111(▲¥111)

米中交渉で中国側の合意草案が暗礁に乗り上げた原因ということで、それを受けてのトランプ大統領のツイートだった。一部には「脅し」または「圧力」との観測があったが、事実関係はそれほど甘いものではないらしい。

前場の相場観

米中交渉の行き詰まりで急落した米国市場は、一部楽観論も台頭して引けにかけては▲$66まで切り返して終了。懸念はそれほどでもない、という感覚を受けての日本市場の寄り付き。もちろん売りが先行したけれど、思ったよりも深く押した感じではなかった。

ブルームバーグによれば、ライトハイザー通商代表部代表の報告を受けてトランプ大統領が激怒して、かなり感情的にツイートしたのは確からしい。

ただ同時に、米中関係がこのまま悪化すれば、再度FRBに対する利下げ圧力も出るだろうから、相場は思ったよりも踏ん張るのでは?という期待感もある。

というわけで、とりあえず個人投資家や短期資金は小型株に向かった。意外に強気なんでいささか驚いてる。というか、消費税増税延期シナリオなんて意識してる個人はいないみたい。

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前場の取引

8306 三菱UFJ ¥542.5(▲¥7.4)

空売)¥548.1×50000

買戻)¥541.6×30000(+¥195,000)

買戻)¥541.0×20000(+¥142,000)

連休明け恐る恐る手を出した感じ。こういう相場展開になってトランプの真意が今一つ分からないというのもあって玉数は建てられなかった。5月相場のウォーミングアップの積りで。

結局千代田化工建設に対する支援も発表になって、規模からすれば悪材料出尽くしみたいな値動きになってもいい気がするけど、反応が鈍いね。


8316 三井住友 ¥4,017(▲¥4)

空売)¥4,041×5000

買戻)¥4,006×5000(+¥175,000)

メガバンクが売られるのは、米国債10年物金利が低下していたのである意味鉄板。明日見明け初日に火傷したんじゃ洒落にならん!ということで、恐る恐るのポジション建て。早々と手仕舞いして後は地合いをじっくりと眺めてた。

しかし、とりあえずネガティブな材料がない三井のほうが、戻りが速いね。大きめにGUして寄り付いたから結果的には売られたけれど、僅かに¥4安だからね。買いモードに入ったら、こっちが主役かもしれないね。


6762 TDK ¥9,660(▲¥30)

空売)¥9,800×2000

買戻)¥9,520×2000(+¥560,000)

いち早く中国以外の方向性を模索するとしたTDKは、電子部品のなかでもなかなか強い動き。村田が決算で売りこまれてることを考えると、今日の戻りは納得できる。やはり個人的にはTDKは全個体電池期待なんだよね。

小型のものからだろうけど、これが本格的にスマホ採用となったら、スマホの世界はガラリと変わるかも。5G時代を迎えて期待が大きいよね。


前場の収支:+¥760,000


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前場の反省

やはり米国は結構強硬な姿勢に出るんじゃないか?と思いつつ、この株価の戻りには違和感があった。特に小型株が決算前に買われるというのも、かなり危ない橋なんじゃないかと思う。輸出がダメなら内需で、みたいな安易な方向性は危険だと思うけどね。

個人的には朝寄りのポジションを回しただけで、あとはじっくりと相場の様子をうかがった。ショートカバーも多少はあったろうけど、今日が押し目とみて買いに入ってる投資家も結構いたろうね。

けれど、そう甘くはないかもしれない。やはり気になるのは消費税増税延期に関すること。予想も書いてるんで、とりあえずそういう展開になると思ってる。

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