米国は新型肺炎を意識するのか!?:2月13日(木)後場

米国は新型肺炎を意識するのか!?:2月13日(木)後場

日経平均株価 ¥23,827(▲¥33)

日本市場は新型肺炎をかなり警戒しているし、それは正しい投資行動。しかし米国は材料がないから・・・。

後場の相場概況

ほとんど動きらしい動きが出なかった後場。ジワジワ売られるのは、やはり日本市場では新型肺炎を気にする投資家が多いし、それはもっともな投資行動だと思う。前場の時点で、後場の読みは小幅安から明日のSQを意識したプラス引けとなり、今夜のCFDで一気に¥24,000に乗せるような動きになる、と言うものだった。

しかし念のために昨日の日経225先物のポジションを良く見ると欧州勢が売り越しで野村あたりが買い越し。米系はほとんど中立のポジション建て、ということで、明日のSQではそれほど大きな動きはないと思えるポジション。だったら、明日のSQは無理しなくてもロールオーバーもありか?という考えに変わった。

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となると、いつもの調子で米国市場のセンチメントだけを気にすればいいという局面で、昨日史上最高値を更新してきてるわけで、このシーンで連騰、連続して高値更新はできないと判断。ならば、ちょうど材料のない状況で、気にする者は、やはり新型肺炎しかないと思った。

そろそろ、新型肺炎の影響は一過性じゃないという記事も出始めて、米国の投資家がようやく意識するようになるかもしれない。中国経済は、毎度のインチキ発表を抜きにすれば、もはやどうにもならないところまで来てる。それは、武漢の医療現場に習近平がわざわざ足を運んだことからもうかがい知れるね。

中国経済は、いよいよヒンデンブルクのように、発火して落ちるのよ。

後場の取引とポジション

9984 ソフトバンクG ¥5,458(▲¥293)
空売)¥5,700×4000(含み益¥968,000
空売)¥5,698×4000(含み益¥960,000

日中足のチャート形状から「これは後場売られる」と確信したよ。昼の間に提灯点けられて飛びついた個人投資家が、新型肺炎の中国発表に相当ビビってると思ったから。

変なヘッジファンドが食いついたということで、株価が上昇したけれど、その3%あまりの玉を利食いに使うとは限らない。

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だいたいSBGの所帯をヘッジファンドごときがどうこうするにはもっと資金が必要だって。そんな根性のあるヘッジファンドじゃないし、調べればハイエナファンドじゃないの。

こりゃ、SBGは夢のある上昇じゃなくて、解体にむかってスタートかも。


6758 ソニー ¥7,670(▲¥47)
買平均)¥7,698×4200
売)¥7,674×2000(-¥48,000
売)¥7,673×1000(-¥25,000
売)¥7,671×1200(-¥32,400
空売)¥7,675×2000(含み益¥10,000
空売)¥7,677×2000(含み益¥14,000
空売)¥7,679×1000(含み益¥9,000

前場のシナリオ通りに買い持ってみたソニーだが、ちょっと旗色が悪いと感じて、ロスカット。ドテン売りをした格好になった。後場、SBGを売ると決めた時点で、腹を括ったよ。こんな相場は、どんなポジションにも自信が持てないから、決め打ちするしかない。

そしてSBG同様に個人が買ってるソニーは、こんな時になかなか上値が重くなる。勝てるかは疑心暗鬼な部分もあるけれど、とにかくソニーは役員の決算発表でのコメントが効いてるよな。


6752 パナソニック ¥1,226(▲¥7)
空売平均)¥1,226.2×16000(含み益¥3,200

なかなか売られないパナソニック。今日も高値付近でかなり踏ん張った動きだった。でも、そろそろ買いあげた大口も我慢できなくなってくるんじゃ?買い玉はそのままに、売り建ててくると思ったけど、それもなし?ちょっと良くわからない。


3436 SUMCO ¥1,793(△¥23)
空売平均)¥1,799×15000(含み益¥90,000

さて、ヤラレタ半導体だけど、性懲りもなく売り建てた。米国市場で中国の新型肺炎が材料視されるとしたら、まず真っ先に半導体と電子部品が売りになるだろ。なのでリベンジチャンスは十分あると思ったんだが・・・どうだろうね。

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6857 アドバンテスト ¥5,790(▲¥10)
空売平均)¥5,820×6000(含み益¥180,000

需給がすっかり解れて、いまでは普通の銘柄に回帰したアドバン。その代わりに今は、信越化学がカリカリだけど 苦笑)。とにかく最近手を出していなかったんで・・・。今度は売りで勝負するよ。


6981 村田製作所 ¥6,633(△¥9)
空売平均)¥6,663×3000(含み益¥90,000

電子部品も売られる可能性十分。米国で、中国経済の衰退によってハイテクが危険というニュアンスのレポートでも出回れば、理不尽に売られるのも、この辺りのセクター。そういうモードに突入するのを期待してるのよ。


本日の収支(前場・後場合算):+¥510,000


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後場の独り言

昼にあの米国ダウの▲$603とか、▲$453とかのシーンを思い出してみた。新型肺炎が売り材料だったわけだが、なんというか明確な材料ではなくてただ漠然と売られてたような気がするのよ。

それで翌日にはビンビンに反発となった。その裏には、新型肺炎は恐れる必要はなくすぐに収束する、という意見や中国経済への影響は限定的、とするレポートが出回り、その上モルガンあたりは「押し目は絶好の買い場」とニュース配信までやらかした。

そういう投資家のセンチメントを操作するような情報が乱れ飛んで、いま、市場最高値なのよ。

けれども、徐々に中国経済の悪化が鮮明になってくる。しかしすぐに、ということではなくて徐々に織り込んで行くような動きだと思う。というのも、今回の決算は米国にしても日本にしても、新型肺炎の影響をまったく織り込んでいないものだったから。そのせいで、変な安心感が投資家に出てきた。

悪いと言われた日本企業の決算も驚くほど悪くはなく許容範囲!?

だが、今、足元はまったく異次元だと思うよ。

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