今年最も恐ろしい週末になる予感：2月21日（金）後場

日経平均株価　￥23,386（▲￥92）　　TOPIX　1,674.00（▲0.48）

この週末、何かが起こる！新型コロナ？トルコーシリア？いずれにしてもキナ臭い！

後場の相場概況

後場、やはり円安連動の呪縛がほどけてきた。3連休前のポジション解消という要素もあったのかもしれないけれど、それ以上に米国市場に変調をきたすかも、という予測が大きかったのでは？

何と言っても、米国債10年物金利が遂に1.500を割り込んできた。それでもドル買いされていると言うとんでもない事態になっているわけで、これは今のドル円￥112.00水準が一気に円高方向に巻き返される可能性があると思う。

もしもこの週末、そして月曜の相場でドル円が反転したら・・・日本市場の今日の動向は、完全に仇になってくるよ。特に、小型株が買われたと言うのが非常に怖いね。

こういう相場になって、これを「日本売り」とか言うけれど、俺は日米ともにリスクオフになると見てる。そんなの日本だけじゃないと思うぜ。なにせ流動性市場と馬鹿にされてる東京市場から先に換金売りが出る、というのは常識だもんね。

ここは、3連休だけど、勝負するしかない。如何にドル買いが不自然な動きなのか、そして最も怖いのは、リスクオフになって短期債が売られ始めること。ようやく株式市場は中国経済に対して危機感を織り込み始めたんだよ。

8306 三菱UFJ　￥566.3（△￥3.5）
空売平均）￥￥567.2×160000（含み益￥144,000）

8604 野村　￥561.8（▲￥2.6）
空売平均）￥562.5×40000（含み益￥28,000）

ドル円も新型コロナも関係ない金融株。値動きも少なく、相変わらず買い方が強い状況になっている。けど、いかな金融株と言えども、やがては悪影響が出てくるものだし、もしも債券市場がおかしくなったらただじゃ済まない。現に米国債10年もの金利は史上最低レベルに成ってる。

この状況で、もしも債券市場になにか変調の兆しが出始めたら・・・。そう考えると売らないわけにはいかないと思った。金融こそ、中国経済崩壊の影響を最も受けるんだよ。

9984 ソニー　￥7,479（▲￥43）
空売平均）￥7,526×14000（含み益￥658,000）

6981 村田製作所　￥6,256（▲￥33）
空売平均）￥6,329×6400（含み益￥466,000）

6762 TDK　￥11,310（▲￥140）
空売平均）￥11,430×3000（含み益￥360,000）

8035 東京エレクトロン　￥24,845（▲￥320）
空売平均）￥25,220×1800（含み益￥675,000）

6857 アドバンテスト　￥5,560（▲￥50）
空売平均）￥5,640×3000（含み益￥240,000）

8604 SUMCO　￥1,967（△￥98）
空売平均）￥1.921×15000（含み損￥690,000）

6594 日本電産　￥14,070（▲￥5）
空売平均）￥14,170×3600（含み益￥360,000）

こうして半導体や電子部品セクターの銘柄を並べてみると（日本電産以外）どれも優良株に見えるし、個別の株価も決して割高とも言えない。そして今後の5Gに展開やEVなんかの普及を見たら、将来有望であると言うのは良くわかるし、アナリストも誰も今年の予想をネガティブに見ていない。

そういう意味では、今後株価がどうなろうと、急落しても、押しても、持ってれば年末には儲かるという感じになるんだろうと俺も思う。ただそれは、このまま中国経済がなんとか踏ん張って、今の危機的状況を乗り切るという大前提が必要なのだ。

ところが、中国は本当にヤバイ状況で・・・という解釈を織り込むようになったら、そうはいかないし、現実に今の中国の体勢が維持できるのは5分5分だと思う。そしてダメなら政治体制が変わるだけ、というのは大きな間違いだろう。人民元はドルペッグでもなんでもないからね。

今回の新型肺炎の怖さは、単純にウイルス性伝染病と言うだけでなく、経済的な破壊力が想像できないところだね。いろいろなコメントも出てるけれど、結局未だにこのウイルスに関しては何も分かっていないし。

それにしても関係ないと思わずに、米国債10年物がここまで買われる「リスクオフ」だって事も考えないわけにはいかないね。

4324 電通　￥3,325（▲￥55）
空売）￥3,415×400（含み益￥36,000）
空売）￥3,410×4600（含み益￥391,000）
空売）￥3,405×2000（含み益￥160,000）

やはり底打ちとはいかずに、底抜けた電通。まだまだ下が分からない状況になった。

4661 OLC　￥13,455（▲￥340）
空売）￥13,650×1200（含み益￥234,000）
空売）￥13,610×600（含み益￥93,000）

ディズニーも買いじゃないだろう。持ち越すけどね。

本日の収支（前場・後場合算）：+￥340,000

昨夜の米国市場の急落は、欧州系のファンドや投資銀行が米株を売り浴びせたということだったようだ。その理由はなにかあるのか？と思いきや、もしかしたらシリアとトルコが戦争状態に突入するのを危惧したのかもしれんし、既に戦争状態だと言われてもいる。

確かに戦闘は日に日に激しさを増しているし、エルドアンは本気でアサドをやる気なのかも。なので、米国に対してパトリオットを安く売ってくれと言ったとか。

いうけれど、トルコ危機になると、これはもう深く入り込んでる欧州系銀行が軒並み危機的状況に陥るわけで、パリバやクレディなんか本当にヤバイし、当然ドイツ銀行も逝っちゃう可能性が出てくる。となると、まさか株式市場の暴落のトリガーは中国じゃなくてトルコだった、と言うことも十分にあり得る話になってくる。

なので、この高値で売って自己資本と手元キャッシュを厚くしておかないとヤバイ、という意識があるのかもしれない。第一、物凄い売り方だったしな。

この週末は、中国もあるし、トルコもある。非常にヤバイ終末なんだ。