下げ足りない週末!?:2月28日(金)後場
- 2020.02.28
- トレード日記
日経平均株価 ¥21,142(▲¥805)
容易に手が出せないFRB。金利低下は止まらず、今回はなす術なしか?
後場の相場概況
後場寄りにさらに売り仕掛けが入り、日経平均は¥100弱のGD。米国ダウがさらなる下げ模様となって、相当嫌な雰囲気に包まれて投げを誘発した格好。15分ほど上下を繰り返して、戻ったところから売り優勢となって、¥21,000割れの下値は¥20,916まであって、そこから大引け間際には、ドカンとショートカバーで終了したという、海外勢のデイトレ相場のような形になった。
実際、何かが出なければ、米国市場は買いの状況にはならないだろうし、日本市場もここから急反発は難しそう。とにかく来週は追証の売りからスタートせざるを得ないという大変困った状況になってる。
しかし、ここからさらに売られるような展開になると、事態はかなり深刻になってくる。流石に週末だけあって、米国の投資家は▲30%、とか▲40%もあり得ると言い始めてるけど、それもこれもこの週末に米国での感染拡大が報道されるか否かにかかってる。けど今夜あたり、やはり何か政策を発表してくるかも。そうなると急反発も十分にあり得るね。
もしも、世界中が不況に陥るような事態になれば、株価はこうした急激な動きをせずに、ジワジワと下落トレンドに入る。けれど、こんな下げをしたら、テクニカル的には反発しないとどうにもならないし、半値戻しはないとしても、米国ダウで$1000返し位はあるはず。そなったら一斉に短期資金が入ると思うので、買い方のチャンスではある。
でもその時にはある程度上昇すると資金の逃げ足も結構速いだろうから、戻りの頂点で買い持った投資家がババを引くみたいな、そんな相場になるだろうね。今回は単純な金融相場ではなくて、企業のファンダメンタルズの悪化という重石付きだから。
それにしても酷い一週間だったね。
後場の取引とポジション
6758 ソニー ¥6,611(▲¥266)
空売平均)¥6,610×8000(含み損¥8,000)
6752 パナソニック ¥1,030.5(▲¥52.5)
空売平均)¥1,025.0×20000(含み損¥110,000)
9201 JAL ¥2,678(▲¥17.5)
空売平均)¥2,672×6400(含み損¥38,400)
8306 三菱UFJ ¥531.9(▲¥12.7)
空売平均)¥527.8×147000(含み損¥602,700)
4324 電通 ¥2,812(▲¥150)
空売)¥2,865×4000(含み益¥212,000)
空売)¥2,864×2000(含み益¥104,000)
空売)¥2,847×2000(含み益¥70,000)
6594 日本電産 ¥12,780(▲¥370)
空売)¥12,730×2000(含み損¥100,000)
空売)¥12,750×500(含み損¥15,000)
空売)¥12,780×500(変わらず)
5401 日本製鉄 ¥1,216(▲¥50)
空売平均)¥1,211×21000(含み損¥105,000)
何度か売ってみようとしたけど、JAL/ANAとかメガバンクの板を見ててショートカバーしてるなと。既に個別でショートカバーを全開で入れてるような銘柄は、日足を見ると底打ちを示唆しているような感じになっている。そしてそういう銘柄はなんというか、まったく下げないんだ。それは日本市場の売り物が極端に薄いから。
恐らくこの辺からは、政策期待もあるだろうし、米国ダウの大幅反発を確信した短期筋の手仕舞いかもね。実際には分からないけれど、今夜も下げてしまうような展開に米国市場がなるなら・・・、相当に厳しくなるね。なので、どうなるのかは別にしても何もしないのは・・・ということで無理やり7銘柄ほど売りポジションを建てた。
本日の収支:(変わらず)
後場の独り言
今週の個人的な感想としては、こういう相場になるのは分かっていて、ただいつまで楽観相場を続けるのか?いつから急落するのか?が問題だっただけ。しかし、今回の相場が通常の暴落と違うのは、米国ダウが▲$1000をやらかした後、まったく戻れずに売られまくったこと。そしてポイントはダウ$27000が昨夜全く意識されずに下落したことだ。これで何と米国ダウは$29,000からたった4日間で$3300下げると言う暴落となったこと。
でも、これだけ暴落しても、去年(2019年)の8月の安い水準までは届いていないのだ。せいぜいトランプの米中協議(FRB利下げ)での楽観相場を打ち消した程度で、米国にとっては痛くも痒くもない水準なのかも。
だから、来週は一旦はリバウンドして、$26,500~$27,000くらいまで戻してから、きつい売りが出るような展開になれば、その時は世界経済が厳しいリセッションに突入すると見てもいいかも。
事あるごとに暴落中止とか急落を示唆するような書き方をしてきたし、ポジションも年明けはまた売りが圧倒的に多かったけど、俺が暴落と言うのは、この程度のことを言うのではないということ。もしも暴落が本格化すると、資金の流れが逆流するわけで、そうなれば如何に好景気であろうと、通用しなくなる。
その回転になって初めて新型コロナよりも、金融主導の下げが始まってしまう。
だからまだ、本格的に始まっていないと言うのが俺の見方だよ。
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