買いポジションを建ててみて分かったこと

買いポジションを建ててみて分かったこと

昨日(3月4日)に、ほぼ売り視線で相場を見続けている俺が、テクニカルリバウンドありと見て5銘柄を買い建てて持ち越した。恐らく今夜の米国市場は、前夜の暴落に対するリバウンドで戻るという計算もあったけれど、少なくとも日本市場の場合、新型コロナ蔓延によるパンデミック懸念が和らいできたというか、投資家が飽きてきて、そろそろ買いを考えるタイミングなんじゃないか、と考えたことが主な理由。

そのほかには、ザラバを見ていて日経平均¥21,000が岩盤と見えたことも理由になっているかもしれないし、2泊の売り建てで大きめな利食いができたということもあった。¥21,000が岩盤のような感じになるということは、この水準で揉み合いのような値動きをするかもしれないし、そうならば売りで利食いできたらドテンするのもセオリーとしてある。

ところが、買い建ててオーバーナイトしながら、米国市場を眺めているけれど、どうもリバウンドは期待できないかもしれないという感じ。確かにいま(5日、1:28am)、ダウは$500程度戻している水準で推移しているけれど、結局この水準から明確に上値を追って戻すという理由がまったく出てこない。

と言うことははっきり言ってダウ$26,500から上はかなり重いと見えるんだ。

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しかし、FRBの利下げの影響はドル円には明確に出始めていて、現時点(1:32am)¥107.50。ならば、1.000pを割れている米国債10年物金利が、いくらなんでも1.000を超えるだろうと思ってみてるけど、ほとんどそういう動きが出てこない。

投機的なSOX指数は、取引量が少ないので上下に振れやすく、2.18%上昇しているけれど、原油は$47~$48辺りでうろついていて、$50オーバーの兆しがない。

これらを総合的に判断すると、FRBの利下げを株式市場はネガティブに捉え、昨夜大幅下落しているけれど、結局下落したことが、売り方にショートカバーのモチベーションを与えたと見るべき。でそれ以外に買う理由が存在していないと言うことは、はっきり今夜の上昇がテクニカルリバウンドであることを証明している。

そこまでは、予想は当たった。なかなか冴えてる!(苦笑)

しかし、日経平均はどうなの?というと、昨日(4日)の戻りこそがショートカバーでテクニカルリバウンドだった、ということかもね。先物やCFD、オプションなどは、ポジション調整もあったりするので、ショートをカバーしたり、新たな売りを建てたりしてる。けれども、日本株を海外勢が買ってくる、というザラバでの値動きは一切なかったということ。海外勢が今の日本市場を買うわけがない。

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買うわけがないのに、株が多少なりとも戻した局面、というのが3月4日の日本市場だった。

しかし、俺はそういう見方ができなかった。いま(1.45am)の日経平均CFDは¥70~¥90ほど高く推移、米国ダウは$500前後の上昇水準で揉み合ってる。

米国市場が高いから、無理やり日経平均を引っ張っているけれど、日経平均CFDはドル円が¥107台ではとても買いが入らない。

こういう推移になったときの相場は、マジで弱いと思う。結局明日の朝までに日経平均CFDは▲¥100とか、日経平均で言うと明日の寄り付きは¥21,000前後になる可能性が非常に高いし、そうなったときのダウは非常に弱々しいローソク足になってると思う。

買い銘柄、今のうちに朝寄り手仕舞いとしておこう。

明日は検査日で前場の取引ができないし、長引くと後場も戻ってこれないかもしれない。どうも、今の相場は、たとえ何らかの理由で戻したとしても、買ってはいけない相場だった。

反省・・・。

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