米中閣僚級交渉:5月9日(木)後場
- 2019.05.09
- トレード日記
日経平均¥21,402(▲¥200)
後場の日本市場は相場がこう着状態。いずれにしても今夜決着するはずの米中閣僚級交渉で、中国が妥協するか否かの博打相場。この位置でポジションに対して腹を括ったと言うことかもしれない。後は結果を待つのみだろうけど、もしかしたら米国市場の引け後にならんと結果が分からない可能性も・・・。
後場の相場観
こういう状況で今一つ勝負する気になれなかったんだが、何もしないのも、ということで、4銘柄だけポジションを建ててみた。もちろん分からないながらも「妥結せず」と言う方に分があると思ってるんで、売りポジション。よほどソニーに行こうか迷ったけど、もしも、の時のGU幅が大きそうなので回避。
そうなってくると決算が終了していて売れる銘柄を考えなくてはならんし、まだ決算まで日がある銘柄も、ということになる。
しかし思った通り、商社の決算は良好だったね。商事も住商も増収見込みの決算を出した。特に商事は千代田化工の支援をしつつなんで、なかなかのものだ。けれど、米中決裂となれば、やはり動くのは半導体や電子部品なんだろうね。あとは機械も自動車も・・・。輸出全般はそれで底値を追うのかも。
ただし、いよいよ相場もおかしくなってきてるんで、予想した「消費税増税延期+衆参同日選挙」が現実になりそうな雰囲気もある。さらに安倍首相は北朝鮮訪問という切り札まで繰り出してきてるんで。
いよいよ改憲にむかって最後の勝負をかけてきそうな雰囲気が漂ってる。となれば、狙いは内需系?
後場の取引
8306 三菱UFJ ¥526.1(▲¥10.2)
空売平均)¥529.4×80000(含み益¥264,000)
かなり底値圏に突入してるから、やられる時は相当GUされるだろうねぇ。しかし、さらに円高が進み米国債金利が低下するとなれば、やはり売らないわけにはいかない気分になってきた。これだけ下げてくると需給は相当に悪化してるし、交渉決裂となったときは投げが相当出るかも。野村を見ててもそうだけど、こんな株価になっても需給がグチャグチャになるとなかなか上昇出来ないんだよね。
まぁ、ギャンブルに近いのは重々承知の上で。
7203 トヨタ ¥6,545(▲¥214)
空売)¥6,574×2000(含み益¥58,000)
空売)¥6,575×2000(含み益¥60,000)
空売)¥6,576×2000(含み益¥62,000)
空売)¥6,577×2000(含み益¥64,000)
好決算なんだが、昨日も書いたように問題は為替で、¥110を割り込めば当然売られることになるのが自動車。同じようにまぁまぁの決算を出したホンダが厳しい売りを浴びたし、トヨタも中国に少々肩入れし過ぎの観もある。
またトヨタはちょっとヤバイ噂もあるしね。EV技術で中国に対してかなり技術供与してるんでECRAのターゲットになる、というものだけど。真偽の程は分からないけど、可能性は十分にある。
6981 村田製作所 ¥4,945(▲¥199)
空売)¥5,010×5000(含み益¥325,000)
村田は決算も厳しかったけど、流石に2017年~2018年の投資がきついんじゃないかとも思うのよ。で、今回予想外に決算が伸び悩んでまたぞろ厳しい状況に突入する可能性もある。その辺を外資は狙ってくるんじゃないか?と思うんだよ。
他の銘柄のように取り組みは崩れてないし、やる気になれば簡単だろうし。ちょっとピンチなんじゃないかなぁ。
6954 ファナック ¥19,000(▲¥655)
空売)¥19,000×2000(変わらず)
さて、ファナックだ。2017年に現物で大きく取れた銘柄で、その時は確か¥30,000台で利食いできたんだよね。それを考えると¥10,000台というのは買い頃なんだろうと思ったりもするけど、状況がかなり変わってきて¥15,000でも買わないかも。日本の主力ハイテクでももっとも中国に突っ込んだ企業の一つだからね。設備産業だから仕方ないんだが・・・。
本日の収支(前場・後場合算):+¥1,430,000
今夜の米国市場予想
もう書くことはないくらい書いたんで・・・。今夜の米中交渉は時間がかかるようなら妥結するんだろうけど、やはりこれまでの経緯からしても妥結はないだろうと思う。確かに国家間の交渉にしては、ドタキャンをかますという禁じ手を打った中国だから、これで「御免なさい」なんていう感じで、妥結したら世間に申し開きできん!?(苦笑)
面子も何もかも捨てて経済を何とかしようとしなくても共産党の独裁国家は何とでもなる、と習近平はかんがえるんじゃないかな。
で、それこそが安倍首相の狙いドンピシャなのよ。何と言っても安倍首相のラッキーボーイぶりには驚かされるしね。行くんじゃないかな?
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