紛れもない新型コロナ相場:4月6日(月)後場

紛れもない新型コロナ相場:4月6日(月)後場

日経平均株価 ¥18,576(△¥756)

ダウCFDが高いからリスクオン!?付いて行けない相場。

後場の相場概況

後場、米国ダウCFDがとんでもなく強い動きをしていたことも追い風となって、イケイケモード入りしてしまった日本市場。大引けにかけては多少の利食いが出たものの、¥800高のほぼすべてをザラバで上昇したという、鬼のようなデイトレ相場になった。

モルガンは、米国での新型コロナ死者頭打ちとなって、大底確認になり反転相場入りというニュアンスのコメントを出しているけど、それはちょっと・・・。間もなく米国の死者数が1万人に到達するわけで、それはかなりセンチメントを悪化させる数字だろうし、この時期の株価についてモルガンでさえ、新型コロナの状況で上下判断するのか?とかなりきな臭さを感じるコメントだ。

ただ、米国はいつでも金融相場に回帰するぞ!といった姿勢は確かに見られるし、それがウォール街の望みでもあるんだろう。なので、なんでもいいからポジティブなニュアンスさえあれば、買いになる、みたいな雰囲気。

Advertisement

しかし、日本は事情が全く異なるだろうね。明日、緊急事態宣言が出されると同時に、新型コロナ対策の詳細が明らかになるわけだが・・・今回、安部政権は消費税減税を真っ向から否定した。それがそもそも、大問題になるわけで、海外勢もおそらくそれを問題にしてくるはず・・・。

確かに日本市場にとってはある意味「悪材料出尽くし」と「新型コロナ対策を好感」みたいなことで、上昇するかもしれない。でも、根本的には何の解決にもならないということを、すぐに相場は読み取ると思う。

消費税減税なしは完全にアウトなのよ!

後場の取引とポジション

7201 日産 ¥341.4(△¥25.9)
空売平均)¥344.4×82000(含み益¥246,000

株式市場のムードに乗って大幅上昇してる銘柄をウォッチしていたけれど、売られ過ぎ感のある自動車は今日は徹底して買われてた。その理由が米国の新型コロナ、というんじゃ、全く理屈に合わないわけだが、それでもショートカバーを中心に買いが入ったことは事実。

願わくば、トヨタの取り組みが何とかなってくれていればいいんだが、売り長銘柄ばかりで、本当に手も足も出ない状況。ならば、日経平均¥21,000くらいまでは戻してくれたらね。そうなると明日は担がれまくりだけど・・・(苦笑)

Advertisement

7270 SUBARU ¥1,803(△¥88)
空売平均)¥1,792×22000(含み損¥242,000

日産が8.2%上昇、そしてSUBARUは5.13%上昇と大きく戻した相場だったが、現物を持ってるので、上昇してくれるに越したことはないけれども、なにゆえに今日自動車がこれほど買われるのか?という点で、合点がいかず、再度売りで入って担がれた。

あのねぇ・・・大引け前にあの買い方されたら、まともには売りポジ建てられない。まったく疲れる相場だよ。


7203 三菱UFJ ¥403.4(△¥16.6)
空売平均)¥401.8×74000(含み損¥118,000

結局緊急事態宣言でも何の影響もないメガバンク。金融機関は通常通り営業してください、ということだ。当たり前かもしれないが、内容が表面化してこないだけ、メガバンクの台所事情は全く見えない。見えないけれど、米国市場では銀行株はかなり売られまくってるし、そういう意味では減損以外にもまだネガティブな要因が結構あるんじゃないか?

他の銘柄はなんとなく想像できるけれど、メガバンクだけは、本当によくわからない。

Advertisement

2914 JT ¥1,970(△¥58.5)
空売平均)¥1,966×12000(含み損¥48,000

結局底割れすることなく戻ってしまったJT。こんな銘柄までが普通に戻ってしまうところがね、今日みたいな戻り相場は信用できないのよ。今夜の米国市場が爆発して$2000とか上昇されちゃうと、全く勝ち目はまいにしても、新型コロナのこのご時世、問答無用で売られてもいい銘柄なのにな。

何度も取引して対して取れてないので悔しさ半分だ。


7270 SUBARU ¥1,803(△¥88)
現物買)¥1,715×10000(評価益¥868,000


本日の収支(前場・後場合算):+¥8,510,000


Advertisement

後場の独り言

どうも変だよ。ここで米国市場が大幅高するのか?という感じがザラバ中付いて回ったよね。新型コロナに関して言うと、なんとか頭打ちになりそうなのはニューヨークだけで、他の地域はこれからなのにね。

あとは欧州でもイタリアとスペインが頭打ちになりつつあるといわれるけれど、だから経済が元に戻るわけじゃない。先行きの不透明感は多少薄らいだのは事実かもしれんけど、気がつけばEUは完全に破綻の危機を迎えている。

いま欧州市場が寄り付いて、3%~4%高になってるけれど、これが終日持てばいいけれどもちょっと難しいんじゃないかと思うよ。感染者数、死者数減少は好ましいけれど、それによる株価の動きはボラティリティの範囲内だろう。

そういう部分を、今夜の米国市場は意外と冷静に見てくると思う。仮にここで上値追いをして買ったところで、その次がなかなか見えない。漠然と底打ち、反転、上昇といかないところが、今回の新型コロナ相場のはず。

まぁ、じっくりと展開を見てみることにするよ。

Advertisement