海外短期筋が暴れた相場:4月15日(水)

海外短期筋が暴れた相場:4月15日(水)

日経平均株価 ¥19,550(▲¥88)

海外短期筋が暴れた。こういう乱高下もまた日銀の市場介入がもたらしたと言えるかもしれない・・・。

本日の相場概況

前場は安く寄り付いてくれたはずなのに、主力の多くは買い気配先行だった。流石に寄り付きでは下げる銘柄が多かったが・・・。そして寄り付きを確認後、外出して前場は終了。ずっともみ合いだったらしい。そして後場はいきなりGU(買い仕掛け)されて日経平均はプラス圏に浮上。しかしそこから上値は重かった。

日本市場は需給がスカスカなので、先物で振られると簡単に大きく動くという、非常に危険な相場になってる。ただ、今日の後場はおそらく日銀が後場執行と読んでのもの。ところが、今日はなかったみたいで目論見が外れた短期筋が手仕舞いしたというのが、おそらく14時過ぎからの急落場面。何かあって相場を崩そうとしたものではなさそうだった。

というわけで、日米市場とも順調に戻りを試すような値動きで、米国ダウは$20,040高値と一応目先の目標は達成した格好。日経平均は今日の¥19,660で、¥20,000まではちょっと難しいんじゃないか、と思う。なので、ここは一息入る場面ということで、性懲りもなく売りポジションを建てた。

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米国は昨日、1日で2129人と最多の死者数となり、また新型コロナ感染という死因になっていない死者数も陽性判定であった場合に人数を公表するらしい。感染者数が頭打ちになったからといって安心できないのが今回の新型コロナで、もっと言えば感染者数=検査陽性ということなので、米国には検査をしない国民のほうがはるかに多いと言われている。

そして日本だが、いろいろな非難もあっていよいよ検査数を増やさざるを得ない状況になってきてる。そして検査数を増やせば感染者数は激増することになるのも明白。安部政権が感染防止の方針を変えない限り、日本経済の活動再開はない。

戻り相場もいい加減にしないと、またとんでもない急落場面がやってきそうだ。

本日の取引とポジション

9984 ソフトバンクG ¥4,333(▲¥87)
空売)¥4,474×4000(含み益¥564,000
空売)¥4,473×2000(含み益¥280,000
空売)¥4,470×4000(含み益¥548,000
空売)¥4,469×2000(含み益¥272,000
空売)¥4,463×4000(含み益¥520,000

昨日大幅高して、前場もキリもなく買われたという印象。ところが、大口投資家は海外短期筋も含めて、売りチャンスを伺っていたことはまず間違いない。もしも、前場にザラバ張り付けていたならば、売り建てて結構担がれてたと思う。そして11時20分からのブン投げで一息ついていたかもしれない。

けれども今日は11時50分に帰宅して、真っ先にSBGを確認したところ、「ああ、やられてる!」という感じ。¥100ほど落とされていたので、後場どうするか迷ったけれど、後場は売り建てるつもりだったので、SBGにも思い切って突っ込んでみた。

「悪材料出尽くし」という解説もあったけど、それはSBGに限ってはないと思うよ。しかも、原油価格は$20割れそうだし、サウジも投資資金を引き上げたいだろう。それでなくても1号ファンドは毎年3000億円の利回りを保証しているらしいし。さらに、合併したスプリントに関して、どういう処理をしているのかも未発表で、そんな簡単じゃないことくらい分かるだろうし。

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そしてもっとも気になるのが、今後発生すると思われる中国企業の米国上場落ちという大きな懸念もある。こうなったらソフトバンクを切り離して、SBGは身売りか解散しかないと思う。先日、上場廃止を検討したというニュースが伝わったけれど、かなり本気かもしれないね。


7974 任天堂 ¥46,730(△¥1,250)
空売)¥45,590×2000
買戻)¥45,990×2000(-¥1,200,000
空売)¥46,840×500(含み益¥55,000
空売)¥46,830×500(含み益¥50,000
空売)¥46,810×500(含み益¥40,000
空売)¥46,800×500(含み益¥35,000

さて、見事に担がれた任天堂。スイッチの国内販売を再開するというニュースがきっかけらしいけど、しかし、この相場は止まりそうにないねぇ・・・。新型コロナ相場で金余り、となれば何か大化けするような銘柄が出てきそう。それがもしかしたら任天堂だったかも・・・・。

俺としては、もしも任天堂が今後大化けするのなら、この辺りで利食いを出しておかないと無理と判断。なので、性懲りもなく再度売りポジションを建ててリベンジしたいと思ったよ。

俺の守護神のような銘柄だけに、負けたままでは縁起悪すぎる!


8604 野村 ¥424.8(▲¥9.8)
空売平均)¥425.5×110000(含み益¥77,000

今日も唖然としたのが、金融株の重さだった。三菱UFJあたりはレーティングの引き下げ以来まったく買われなくなったし、実際米国でも金融の決算が悪い。その傾向は、今後新型コロナが長引けば長引くほど強くなりそうなので、メガバンクは買えなくなった気がする。

となると野村はどうなの?みたいなことになる。前期決算はまぁまぁ、元に戻りつつあるだろうけど、今期はなにやらまたぞろ調子悪そう。そして何といっても野村もまた、SBGと運命共同体みたいな側面がある。

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そういう意味では、野村を積極的に買ってくる大口がいないということかもしれんね。


6758 ソニー ¥6,767(△¥151)
空売平均)¥6,763×12000(含み損¥48,000

さて、さて、ソニーのぶっ飛びは凄かったね。短期のGCからの値動きはなかなかのもの。そして今日は4月7日の高値¥6,803に肉薄の¥6,799まであった。しかしソニーの板をみてて凄かったのは、14過ぎからの急落局面での買い!まさに強烈の一言だったね。

日足チャートも戻り足としては申し分のない強い形。しかも今日は陽腺の立ち上がり。

こんなところで売り建てるか!?みたいなね。テクニカルでは自殺行為だな。


本日の収支:-¥1,310,000


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本日の独り言

さて、欧州市場が始まってるけど、今日は流石に下押ししてる。それを受けたダウCFDも▲$290(16時50分)と結構な押し方。こうなるのは、やはり相場が経済や企業業績の先行きを懸念し始めてるということなんじゃないかな?

特に米国市場は、このまま金融相場になだれ込む、みたいな意見が結構出ている半面、ファンダメンタルズに回帰すると相当厳しいだろうという意見も多い。これが、3月底値に近い位置であれば、さほど下落を気にする必要もなかったのだろうけど、これだけ戻すとやはり懸念材料になることは間違いないと思うが・・・。

一部の企業、たとえばAMAZONやマイクロソフトは好業績だろうけど、その他大多数の企業は虫の息なんだよ。日本だって一部の小売とか通信関連とかは好調らしいけど、あとは全滅してるだろうから。

今日あたりまで、2月決算が悪化しないで数字が出てきてるから、新型コロナ関係ないよ、みたいなことで済んでる。でも3月決算は結構影響がでていて、今季1Qはとんでもない数字になるだろう。なのでこのまま無視して上値追いというのは虫がよすぎる話だと思う。

おおおっ!WTI原油が明確に$20を割ってきた!

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