全世界に悲劇を蔓延した新型コロナに見る中国人民解放軍の作為

全世界に悲劇を蔓延した新型コロナに見る中国人民解放軍の作為

いま、全世界が新型コロナウイルスに怯えきっている。すでに米国のジョンズ・ホプキンス大学の調査では、全世界で感染者数は230万人を超え、死者数は16万人を超える大惨事になっている。しかしこの未知なるウイルスとの戦いに現時点で目途が立ったとはとても言えない状況だ。

効果的な治療薬はいくつかあるものの、臨床実験の成果を待っている状況。そしてワクチン開発には最低でも2年ほどを要するという状況で、現時点ではいかに感染の小康状態を保てるのかを模索している段階だ。

しかしその間に世界経済はかつて経験したことのない大幅な落ち込みを覚悟しなければならず、従来のような金融緩和が経済の特効薬になるには、限界があるだろう。

中国発のこの新型コロナウイルスの蔓延は、世界に計り知れないダメージを与えつつあるのだ。

中国科学院武漢病毒研究所・P4研究室(分室)が無くなっている!?

SARS対策の遺伝学システムを用いて人工的なウイルスを作る研究。過去の中国共産党関連の発表でSARSウイルスを使ってSARS対策のために誘導体を作り出す研究が行われてるという発表がされていた中国科学院武漢病毒研究所。

そしてその研究のためにP4(プロテクションレベル4)の研究施設をフランスの協力により導入し鳴り物入りで建設したのが、武漢P4研究室であった。

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しかし、現在はこの近代的な施設は全面的に取り壊され、更地となっていることがグーグルアースで確認できる。何らかの事故が発生して、壊さざるを得ない事態が生じたのか、この建物はすべて2019年1月時点で取り壊されていることが、グーグルアースの履歴で確認できる。

つまりそれは、武漢病毒研究所がP3レベルからP4レベルに昇格して僅か1年以内の出来事だったことが分かる(P4昇格は2018年)。

武漢疾病予防管理センター周辺で感染爆発

取り壊された「中国科学院武漢病毒研究所・P4研究室」

武漢疾病予防センターは武漢P4研究室から直線距離にして約30キロ離れた、今回の感染爆発地域の中心に位置している。今回の新型コロナの起源がコウモリ説とされたのは、昔から自然の中に生息するコウモリが宿主という意味ではなく、疾病予防センターが研究目的で過去2年以内に湖北省から155匹、浙江省が450匹調達したという事実に基づくものだ。

つまり、コウモリ説が出た時点で、明らかに発生場所とされる華南海鮮卸売市場で自然の宿主としてのコウモリが原因という意味ではなくて、疾病予防管理センターでコウモリを使ってSARSウイルスの人工的に作り出された誘導体を実験していたからだろう。

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そして確かにその感染したコウモリが海鮮市場に出回ったか否かは分からないが、市中に出回ってしまって広がったという推論はほぼ間違いないと考える。多くの住民やツーリストによって海鮮市場にコウモリなど売っていなかったという証言もあるが、いずれにしても感染したコウモリが流出したことは間違いないということだ。

最初にネット告発した眼科医の李文亮(リ・ブンリョウ)氏の死

今回の新型コロナを最初にネット上で告発したのが眼科医の李文亮(リ・ブンリョウ)氏であった。氏の告発内容は「華南海鮮市場で7名のSARS感染者がでた」というもので、2019年12月30日にWeChat上で発信している。しかし、氏は新型コロナウイルスであるとは気づいていなかった。

しかし、年明けの1月8日に診察した高齢の緑内障患者が肺炎の症状があったために、新型肺炎を強く疑ってさらに10日になると自身にも症状が現れたために12日から隔離治療を受けたが回復せず、2月7日に死去したとされている。

氏は告発直後の1月3日に武漢公安から呼び出されデマを流したとされ、訓戒処分を受けた。しかしそれに先だって1月1日に8名の医療関係者が処分を受けていた。つまり、武漢市当局は明らかにこの時点でウイルス感染症の発生を隠蔽する方針であったことが分かる。

1月3日、米国への回答

少なくとも中国当局は1月3日に米国政府の問い合わせに対し、「武漢でSARSウイルスによる感染が生じている」と告知しているが、米国は12月時点でウイルス感染症の拡大を掴んでいて解析を進めている最中であったとされる。中国当局が「新型のコロナウイルス」であるということを確認したのが1月6日。しかし中国当局は米国からの詳細情報の開示要求に答えず、正式発表さえもしなかった。

そもそも2019年12月8日に最初の患者がでたとされていること自体、非常に曖昧で、しかもその時の診断はSARS感染であった。つまり中国当局はSARSであるという結論に至るだけの根拠を持っていたことになる。

それが、武漢P4研究室の撤去、武漢疾病管理センターでの大掛かりなコウモリを使った生体研究に関連しているのかは、確認できていないが、少なくともこの時点でSARSに対する脅威は認識していたことになるのではないか?

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すべてを知るのは人民解放軍

武漢市は今回の新型コロナ感染拡大に関して最後まで北京の中央当局に対して隠蔽を謀っていたが、2019年12月26日には上海公共衛生臨床センター科研プロジェクトが武漢の疾病管理センターからサンプルを取り寄せて、翌2020年1月6日にはそれが未知の新種ウイルス(新型コロナ)であることを突き止めていた。

そうした報告は当然北京中央当局に報告されていたわけだが、武漢市は隠蔽工作を続けていた。そして1月19日に北京中央は「国家ハイレベル専門グループ」を武漢に派遣し、実態把握したという経緯だと言われている。

そして習近平は1月20日「重要指示」を発表し中国国内のみならず全世界が知ることとなった。

しかし北京当局はすでに3日の時点で米国に対し、ウイルス性伝染病が武漢で発生していると答えている。もちろん習近平の最高レベルに対しても上海公共衛生臨床センターの報告が上がっていたと思われるが、約2週間にわたって重要な取り扱いをしなかった。

武漢市は北京中央に対し隠蔽工作を行っていたずらに時間を費やしてしまったことが、初動対策の遅れを招いたのは事実だが、同時に北京中央も中国科学院武漢病毒研究所・P4研究室で、SARSウイルスの亜種を開発していたことを知っていたために、新型コロナ蔓延の責任は武漢市にあると一方的に責めたのだ。

そもそも中国科学院と人民解放軍は極めて密接な関係にあり、武漢P4研究室の立ち上げはそもそも人民解放軍の肝いりであった。そしてそこではSARSウイルスの亜種開発と誘導体を「ある目的のために」作り出す研究がおこなわれていたわけで、すでに2018年後半から2019年1月までの間に、何らかのトラブル、または事故が発生したために、フランスの協力を得て建設した最新鋭のP4研究室を取り壊したという事実が浮かび上がる。

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新型コロナウイルスの研究は武漢P4研究室で行われ、そして武漢疾病予防管理センターに持ち込まれてコウモリに接種していたのは間違いないと思われる。しかし受容体にコウモリを選択したことにも、何らかの理由がありそうで、実験終了後の感染コウモリの行方は掴めていない。一説によれば処分業者が処分せずに華南海鮮市場に横流ししたという情報もあるが、真相が突き止められてはいないのだ。

極めて作為的な新型コロナの蔓延

2019年12月からの経緯を見る限り、すでに新型コロナウイルスは市中に出回っていて、それに一般の医療従事者が気がつき始めていたということになる。とすると、少なくとも中国では12月以前の段階で新型コロナウイルスの蔓延が始まっていたということになる。

そしてインフルエンザと近い症状のために、初期段階ではインフルエンザと診断されていただろうことは、容易に想像できる。そうなると、武漢市以外の中国国内、そして海外諸国に感染拡大した時期も現時点で考えられているよりもはるかに早い時期の可能性が高い。

現実に73万人以上の感染者が報告され、3.9万人の死者を出している米国では、2月までインフルエンザの大流行の最中だった。それが新型コロナであった可能性は十分にあると思われる。

同様に欧州各国の感染状況からして、実際の感染は2019年から起っていて、それが新型コロナと診断されたことで感染が拡大しているように見えるが、インフルエンザの感染状況とリンクさせて考える必要があると思われるのだ。

つまり、今回の新型コロナウイルスは、まず疑いもなく中国人民解放軍と中国科学院が共同で、「何らかの目的のために」SARSウイルスの亜種や誘導体を作り出す研究を武漢P4研究室で開始していた。ところがP4研究室でトラブルが発生し、研究意図を隠蔽するために莫大な費用をかけたP4研究室を跡形もなく解体してしまった。

しかし研究成果であるSARSウイルスの亜種は、疾病予防管理センターに持ち込まれ、そこで大量のコウモリに接種され、そのコウモリが適正に処理されず、またはある種の意図をもって市中に出た。その結果、武漢疾病管理センターの周辺地域を中心に蔓延が急激に拡大したということで、間違いないと考える。

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推測の域を出ないが・・・

世界中が新型コロナ蔓延で苦境の最中に、中国人民解放軍の軍事的行動はますますエスカレートしている。台湾海峡において空母による威嚇航行の常態化、尖閣への威嚇航行や自衛隊のスクランブル発進の激増、自衛隊艦船への漁船による体当たり、南シナ海での基地強化、そして軽量核実験等々、すべて新型コロナで世界中が疲弊しきった最中での行動だ。

こうしたことを目の当たりに見せられると、今回の新型コロナウイルス蔓延は、つまりは人民解放軍主導の意図的、作為的な蔓延なのではないか?と疑いたくなる。

そして一連の中国の情報隠蔽からして、北京当局もある種の事実を隠そうとしているのは明白である。新型コロナウイルスは、中国の生物兵器開発に端を発していることは、もはや疑いようがない。

17日、トランプ大統領は会見で「奇妙なことが起きているので調査している」と発言し、新型コロナウイルス発生源の調査を行っていることを公に発表した。

その「奇妙なこと」とは武漢P4研究室が解体されたことを指しているのかもしれない。

現時点で中国は新型コロナウイルスに対するワクチン開発の最終段階にあると公表している。こうした一連の経緯からして、もっとも早期にワクチン開発が可能であることはすぐに理解できる。そして今度はそのワクチンを戦略物資として使うようなら・・・

新型コロナの結末は、中国対世界の深刻な対立を生みだすことは、まず間違いないだろう。

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