強い相場の裏に何があるのか?:4月23日(木)後場

強い相場の裏に何があるのか?:4月23日(木)後場

日経平均株価 ¥19,429(△¥291)

株式市場はコロナ疲れ。買い方も楽観相場へ準備OKか!?

後場の相場概況

後場は寄り付きからほとんど一本調子の上昇になった日本市場。理由がはっきりしないわけだが、センチメントの改善なのかもしれない。米国が思いのほか早く動きだしそうな気配を好感したというか、トランプ大統領の発言(第二派は来ないかもしれないとい現時点ではあまり根拠のない発言)でも、好感しちゃうのかも。まるで米国よりも日本市場のほうがトランプ相場やってる感じ。

今日のような買いの根拠が明確に存在しない中で、こうして株式市場が上昇するというのは、まだ持ち合いから上抜けしようとしてる感じ。そうなってくると、やはり3月下値で底打ち完了という意識が強くなる。

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ただ企業の決算というのは、今期はブラックボックスになる。1-3月期は安部政権も意識していたように、極端な政策はやれなかった。経団連あたりもプレッシャーをかけてたと思うけど「決算月だから・・・」みたいなね。ところが、それが裏目に出るような感じで新型コロナの感染が広がったので、自粛要請になった。となると新型コロナで本格的に企業決算が悪化するのは、4-6月であることは明々白々。

連休前に株価はどうにか堅調に推移したとしても、連休明けはそうは問屋が卸さないだろうしね。この相場一旦下がり始めると、ファンダメンタルズがブラックボックスだから、本当にパニックが発生しやすいかも。

買いで少し獲れたけど、やはり個人的には売り目線は変更できない。

後場の取引とポジション

9984 ソフトバンクG ¥4,449(△¥72)
空売平均)¥4,452×8000
買戻)¥4,397×8000(+¥440,000

どうも値動きが怪しくなってきてたんで、後場寄りで手仕舞い。なんとも、危なかった。後場、こんな地合いになるとは・・・。


6758 ソニー ¥6,761(△¥18)
買平均)¥6,734×8000
売)¥6,761×8000(+¥210,000

後場売られた数少ない銘柄。前場に買って調子よく上げたので、日経平均が強がってきた頃から期待して見ていたけれど、どうやらソニーのポジションを外してる大口がいたという感じ。まぁ、マイナスに突っ込んでないのがせめてもの救い。というわけで大引け手仕舞いした。

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7203 トヨタ ¥6,570(△¥70)
買平均)¥6,539×6000
売)¥6,570×6000(+¥186,000

買われたことは買われたけれど、トヨタは終日上値が重かった。今日はソニー、トヨタが買いづらかったのかもしれない。


8306 三菱UFJ ¥418.6(△¥8.7)
買平均)¥411.4×82000
売)¥418.6×82000(+¥590,000

さてメガバンク。買うつもりは今日ななかったんだけど、前場の値動きで一応日中のダブルボトムを付けたということで、強がってれば買ってみようと思った。それに三井住友が1%高水準できていて、ここが0%の水準で推移してたのも気になってたしね。

しかし引けて見ればなんと高値引け!あれれ?この銘柄で高値引けなんて見たことなかったかも。引けは売られると思ってたんで意外だった。

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8316 三井住友 ¥2,729.5(△¥81)
買)¥2,671.0×5000
買)¥2,675.5×3000
買)¥2,677.0×4000
売)¥2,729.5×12000(+¥664,500

さて朝寄り前、ここがサウジアラムコに1兆円の融資をする、という記事を読んだ。単独なのか複数なのかは載っていなかった気がするけど、とにかく融資先としては超優良なのだろうから、囃されるのには十分なネタだったね。

結局今日のメガバンクの急騰は、出遅れというのもあるだろうし、日銀の金融緩和も材料になったのかもしれないけれど、本線はアラムコだった気がする。

もちろん深追いはしたくなかったんで引けで手仕舞い。こっちもほぼ高値引け!


本日の収支(前場・後場合算):+¥980,000


後場の独り言

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しかし今日の後場は、結構不思議な展開だった。もちろん、本格的に買えるでもなく、あくまで様子見程度の買いで、値動きを観察してた。今夜の米国市場は売りじゃないのか?と思いつつ、明日は辛いBCG治療が午前中からあるので前場は無理。また前々回のように朝寄りで売り注文を入れておいて、というのもあわただしくて辛かったしね。大引けで手仕舞いしてノーポジで終了した。

引け後、キヤノンやオムロン、それにディスコの決算が出たけれど、全然悪くなかった。キヤノンは12月決算なので今回は1Qと言うことになる。なのでまだ影響があまり出ていない段階だから無理もない。しかし今期予想取り消して未定とした。これに市場がどう反応するんだろう?というのが面白そう。

オムロンは前期最高益を叩きだしたのは立派。しかし今期予測は未開示。さらにディスコも前期はほとんど2019年3月期と同様。そして今季1Qの予想のみ開示して、これは結構な影響が出てるけれど、それでも思ったよりは堅調だ。

なんだか企業決算は、前期の数字はもう過ぎたことであまり影響はないだろうけど、今期業績予測未開示がバンバン出てくるだろうし、そうなるとファンダメンタルズはまるきり空想の世界でしか考えられなくなってくる。

これからますます難解な相場になってゆくのかもしれないし、遣り辛くなるばかりだ。

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