日経平均は過熱気味上昇:4月27日(月)後場
- 2020.04.27
- トレード日記
日経平均株価 ¥19,783(△¥521)
日経平均は金融相場的上昇だが、ちょっと遣り過ぎの観もあり!
後場の相場概況
後場になっても全く買いの勢いが衰えなかった日本市場。日銀の金融政策決定会合の発表が後場寄り付き同時という何とも言えないタイミングで行われて、日経の記事になったのが12:32辺り。金融緩和の内容にそれほどのサプライズはなかったものの、市場はこれを好感したのか、売られることもなくジワジワと上値追いした。
テクニカルで言えば、5日線、25日線をクリアして頭一つ飛び出る感じになって、これで4月17日の高値を抜けると、¥20,500くらいまでの上昇はそれほど苦労しないかもしれない。しかし、そうはいっても米国ダウもここから$24,000台は相当に重い価格帯だと思うし、楽観はできないと思うが・・・。
さて新型コロナで世界中が疲弊してる最中、イスラエルはシリアを空爆したり、中国は依然として尖閣にちょっかい出してるし、挙句に中国は南沙諸島に新たな行政区を勝手に設定して占有してしまったり・・・。
こういう世界が疲弊している最中に、侵略行為をする中国と言うのは、本当にゆるせない存在だと思う。もしも中国が新型コロナからいち早く立ち直るということならば、まずは世界に対して発生地として謝罪すべきだろう。
そういう謙虚な態度は微塵も見せず、ひたすら領土拡大とか主導権を掌握するような行動に出てる国家だってことを、忘れないようにしないとね。そういう意味も僅かにこめて、中国経済にすり寄る企業は積極的に売り建てる覚悟!(苦笑)
後場の取引とポジション
8306 三菱UFJ ¥423.5(△¥9.5)
買平均)¥412.9×110000
売)¥423.5×110000(+¥1,160,000)
空売平均)¥423.8×61000(含み益¥18,000)
後場寄りで26000株追加してみたが、直後に株価がぶっ飛び始めた。通常2日間にわたって行われる決定会合が、今日1日に短縮されたらしいけど、それにしてもここまで好感されるとは思わなかった。これも、言ってみれば海外勢の買い仕掛け以外の何物でもないのだろうけど、ここから上に持っていかれると、怖くてなかなか持ちにできないというのはある。とにかく、株価を上げて「セルインメイ」に突入するというのがいつものパターンだからな。
ただし今回は例年通りと考えるのも、ちょっと違うような気がするのよ。つまり、おそらくGW明けには驚くほど感染者が減少しているはずで、状況は日々改善してゆくプロセスにあるから。となると、GW中の警戒感は薄れるのかも。そしてその後の状況によっては一気に上値を追う展開も十分にあり得るからね。慎重姿勢は崩さないでいくけれど。
8604 野村 ¥430.2(△¥8.4)
買)¥423.0×20000
売)¥430.0×20000(+¥140,000)
空売平均)¥432.1×72000(含み益¥136,000)
前場動かなかった野村も買いで入ったけど・・・。本気ってわけじゃなかったので、ここまで相場が跳ねると惜しいことをしたという感じ。発表後、日銀の金融緩和で恩恵を受けるのは?と考えて見るけれど、とりあえず証券あたりは有利になる気がしないでもなかった。しかし、今の状況でおいそれと株が上昇するもんかね?という感じもあるし、決算も野村は意外に苦戦してるんじゃないか?という見方が結構強い感じ。でなければ、この価格帯で、これほど売り物が出るか?と思う。
後場からの日銀を受けた立ちあがりも、メガバンクと比べると鈍かった。それって大口があまりターゲットにしていないということなんじゃ?
いずれにしても噴いたらさっさと利食いして、売りスタンスで臨む。ちょっと先週から日銀緩和は織り込んでいたにも関わらず日経平均は上げ過ぎなんじゃないかと思ったからね。
6758 ソニー ¥6,779(△¥73)
空売)¥6,807×2000(含み益¥56,000)
空売)¥6,805×4000(含み益¥104,000)
空売)¥6,802×2000(含み益¥46,000)
ちょっと先週末からソニーの動きがおかしかったよね。本来なら75日線タッチしてもよさそうだったけど、とにかく売り物が予想外に湧いてくる。反対に買いはそれほど出ないからどうしても板が押され気味になる。もしかしたらクジラ辺りが益出ししてるかもしれない・・・。
というわけで勝手に暴走して売り建てる・・・。いつもの俺のパターンだけど。
6501 日立 ¥3,047(△¥137.5)
空売)¥3,045×6000(含み損¥12,000)
空売)¥3,044×8000(含み損¥24,000)
このところ決め手がなくてUFJのように揉み合っていた日立だけど、今日は前場、後場通しでメチャメチャ買われてた。後場の初めに日立に狙いを定めてMACDを見てたけど、なんだ?デッドクロス回避か?ってことで、大引け間際まで様子見。しかし、良く買われたという感じで、こういうのはショートカバーしたと見て、売り向かった。
6954 ファナック ¥16,630(△¥1,775)
空売)¥16,635×500(含み益¥2,500)
空売)¥16,630×500(変わらず)
空売)¥16,620×1000(含み損¥10,000)
さてさて、迷った挙句に売ってしまったファナック。決算は予想以上の物があったけれど、ここはこれから設備投資がどれだけ進むかにかかってるわけで、おそらく今の状況では今期は大した決算は期待できないかも、と思ってる。
もう少し、ファナックは慎重なコメントを出すと思ったけど、意外に社長は楽観してたなぁ・・・。
7270 SUBARU ¥2,072.5(△¥44.5)
買)¥2,034×10000
売)¥2,072.5×10000(+¥385,000)
SUBARUも良く買われた。引け値は何と¥0.5違いのほぼ高値引け。こんなチャートにされたんじゃ、売るに売れない、と思いつつ引け成りで手仕舞い。
3407 旭化成 ¥748.3(△¥23.8)
買)¥731.8×10000
売)¥748.3×10000(+¥165,000)
旭化成が思いのほか強かった。もう少し板が厚ければ勝負に行けるんだが、ちょっと薄くて苦労しそうなので、これくらいが良かったかもしれない。ザラバで売るのはキツイけれど、大引けならば苦労はしない。値動きに感謝だね。けど、積極的に手掛けることはできそうにない。
本日の収支(前場・後場合算):+¥2,870,000
後場の独り言
う~ん・・・大引け後の日経平均CFDは嫌な動きしてるなぁ・・・。これだけ上昇してなお、先物に売り玉が出ないとなると、今夜は大きく続伸という雰囲気か?いま欧州市場が始まったけど、欧州ではすっかりピークアウト的な雰囲気になってるし・・・。今日あたり売り建てたのは、自殺行為だったかも・・・。参った。
新型コロナの感染拡大は一旦のピークアウト後に、また第二波が来る確率が濃厚で、もしもいま、相当に抑え込んでおかなければ秋~冬にかけての感染拡大は相当厳しいものになってくる。なので、肝心なのは今の時期に台湾並とは言わないまでも、相当きっちりと抑え込んでおく必要があるはず。
しかし、耐えられないのは外出規制されてる人間ではなくて、実は国家財政とか、経済そのものなんだろうね。背に腹は変えられぬ、と言うけれども、新型コロナを封じ込めても、経済が崩壊したらもっと悲惨な結果が待ってる、というのは道理。けれど、ここは限界ギリギリまで我慢したほうが結局経済でも勝つようなそんな気がするんだよ。
第二波を抑え込むには、感染数をできるだけ小さくしておく必要がある。しかし、我慢できずにここで元の生活を指向すれば・・・。
米国なんかも相当に苦しいだろうけどね。日本は我慢したほうがいい!
-
前の記事
GW明けピークアウトを期待!?:4月27日(月)前場 2020.04.27
-
次の記事
GW前のポジション調整:4月28日(火)前場 2020.04.28