違和感のある日経平均：5月12日（火）前場
- 2020.05.12
- トレード日記
日経平均株価 ￥20,349（▲￥41）
何やら演出のような日経平均の動き。スカスカの中での上昇だったので、要警戒。
前場の相場概況
米国ダウが▲$109となってザラバでもCFDが▲$180もの弱さを発揮しているにも関わらず、日本市場は堅調に推移したと言える。日本の新型コロナ感染状況を好感し、14日に一部緊急事態宣言が解除の見込みとあって、国内では何かと批判の多い安部政権のコロナ対策も、海外での評価は高いと見るべき。
ここまで来て、昨日のショートカバーといい、この前場の値動きといい、海外勢は5月の日本株に対して、ポジティブな感触を持っていることは間違いないのではないか？
ただ米国市場の感触はあまりポジティブには見えない。記事も、予想通りそろそろ経済のファンダメンタルズを気にするものが出始めた。
さらに気になる米中対立に関しても、トランプ大統領は
とコメントしている。
ファンダメンタルズの悪化を織り込む形になれば、米国市場とて安易に戻り相場を継続することは難しいと個人的には思っているし、すでに新型コロナで経済がガタガタになってしまった以上、トランプ大統領としては中国を非難し、制裁を加えること以外にできることは少ない。
以前ならば株価を気にするようなツイートを連発して、株高を演出し好景気を背景に再選を狙っていただろうが、すべては新型コロナに台無しにされた。その怒りの矛先は当然、米国の世論を背景に中国攻撃となって表れるのは必至。その時に株価は、どうしてもファンダメンタルズを気にしないわけにはいかないからね。
片や新型コロナ収束期待があって、もう一方で米国のこうした動きを気にするようだから、株式市場の方向感など出るはずもない。
前場の取引とポジション
5108 ブリヂストン ￥3,280（▲￥142）
空売）￥3,355×4000
買戻）￥3,281×4000（+￥296,000）
昨日の決算で売られる方向になると言うのは、日本市場が素直に反応しているということになる。ただ売られた要因の中に、減配に対する警戒感があるんじゃないか？という気がしてる。高配当銘柄のJTが減配しなかったことで、思いのほか下げなかったわけだが、ここも自動車の売れ行きからすると、今年は苦労するだろうね。
そういう意味では、もう少し下げたら、需給が悪化するだろうから、底割れもあり得なくはないと思う。
6758 ソニー ￥7,079（△￥20）
空売平均）￥7,101×12400
買戻）￥7,080×12400（+￥260,000）
明日決算発表となるソニー。今日は前日とあってポジション調整のような値動きになるのは仕方ない。ソニーの決算はさまざまな報道があいつだのでだいたい想像ができると思う。問題はその決算がどう株価を動かすのか？ってこと。
個人的には上でも下でも大きく動いてくれることを願ってるよ。どちらかと言えば、三段上げくらいで飛ばしてくれるとそのあとが狙いやすいかも。それもこれも木曜の寄り付き気配を見ないと分からないけれど。
いずれにしても、トヨタ、ソニーでだいたい日本市場の行方が分かってくる。今週は決算から目が離せない。
9984 ソフトバンクG ￥4,719（△￥34）
空売）￥4,726×2000
空売）￥4,725×2000
空売）￥4,724×2000
空売）￥4,722×8000
空売）￥4,720×2000
空売）￥4,719×4000
買戻）￥4,680×20000（+￥842,000）
SBGの決算発表は18日なので、まだ75日線上の堅調な動きは維持できている。だが、決算でこの銘柄がどういう動きをするのか？というのが、個人的にはかなり興味がある。
まだ時間はあるので、ポジションを建てるか否かを慎重に検討するつもりだが・・・なにせハイエナどもが群がってる銘柄なので、手に負えないかも。
もしかしたら、もっと重大な発表があるかもしれないので、そのあたりも興味津津なのよ。
7203 トヨタ ￥6,625（▲￥33）
空売）￥6,666×2000
空売）￥6,665×2000
空売）￥6,664×2000
空売）￥6,663×2000
空売）￥6,658×4000
買戻）￥6,610×12000（+￥628,000）
昨日自動車セクターが一斉にショートカバーになったけれど、トヨタだけは目立った反応はなかった。その理由はやはり後場中に発表される決算にあると思う。
そしてこの前場の値動きを見る限り、たとえトヨタといえども決算に対しては警戒感が強いということ。そして今後発表される決算に対しても発表前のポジティブな株価の動きはまずないということだろう。
恐らく想像以上に悪化は少ないはずだが・・・今後の日本市場を占う値動きになるかもしれない。
前場の収支：+￥1,340,000
前場の独り言
昨日、売り持っていたから日経CFDの昨夜の動きは本当にゲンナリした。昨日も書いたかもしれないけれど、日本で緊急事態宣言が解除になったところで、株式市場に対するポジティブな影響はほとんどないのでは？日本も含めて世界中が規制緩和の動きを見せてはいるものの、アフターコロナでは元通りの経済に戻ることはまずないだろう。
なので、一応考え方として、戻り高値になるような、そんな気がするのよ。
前場に手仕舞いして、寄りから試しに売ってみたのはブリヂストンだけで、それも手仕舞いしてしまったから、持ち越し銘柄はなし。というか、正直何もできないし、やりようがない前場の値動きだった。
恐らく今夜の米国市場はダウンだろう。けれども、ここまで日本市場に期待感が高いと、連動期待がかなり薄れてる。もしかしたらこういう地合いは作られたセンチメントの可能性もあるので、安易に買い持ち越しはできないと思う。
今が5月、と言うことを忘れないようにしたいね。
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