買われない月末:6月29日(月)前場
- 2020.06.29
- トレード日記
日経平均株価 ¥22,214(▲¥297)
米国株価しか根拠のない日本市場。それでも買われないザラ場の弱さ。
前場の相場概況
ザラ場中の米国ダウCFDは戻るような姿勢となって日本株を誘ってる。一方日経平均はなかなか買戻しの動きにならないわけで、月末特有の動きかなと思ってる。
日曜の米国での新型コロナ感染数は高水準ながら減少して、さらに今日も休み明けで感染者数はさほど急増することもないので、米国株が戻るとすれば今夜かもしれない。
しかし、明日を考えるとそうそう米国も上値は追えないだろうし、となるとこのザラ場のCFDはあまり信用できないということになるね。とにかく今の相場で個人投資家は、新型コロナの感染者数を指標にしているからね。
今週はとりあえず2日に発表の米国雇用統計を軸にした小動きになりそう。今回は予想を上回ると、新型コロナの影響が薄れるだろうし、反対に不調ならコロナ懸念とダブルで相場を押し下げる。一気に景気不安という形になってくるからね。なので、1日(水)までは迂闊にポジションを建てられないわけだよ。
さてじゃ、日本市場はというと、まずは後場の日銀オペで株価がどうなるかを見極める。ポイントは海外勢が買ってくるかどうか。もしも買ってこないとすれば、米国投資家の新型コロナ懸念は相当根深いかもしれない。
まずは後場寄りでGUするかどうか・・・その辺からだね。
前場の取引とポジション
7203 トヨタ ¥6,769(▲¥99)
空売平均)¥6,895.7×13000
買戻)¥6,780×5000(+¥570,000)
買戻)¥6,770×5000(+¥620,000)
買戻)¥6,760×3000(+¥400,000)
さてトヨタが中国撤退をどうやら決めるらしいという情報は政治筋のもの。たぶん怪情報の域を出ないのかもしれないけれど、あのトヨタの今期予想を考えるに、あれはマジなんだなという気がしてきてる。しかも、日本政府が国内回帰の場合3分2を援助するという破格の条件があるから、大チャンスではあるし・・・。
けど、もしも本当なら、日本の再業界には激震がはしるだろうな。これ以上中国にいても何もいいことはないよ。後は状況を見つつ・・・。
7267 ホンダ ¥2,730(▲¥46)
空売平均)¥2,778.0×16000
買戻)¥2,745.0×16000(+¥520,000)
ホンダや日産は、内心三峡ダムがぶっ壊れて武漢が・・・というブラックスワン狙い。しかし今回の中国の豪雨で一体何台の自動車がぶっ壊れたんだろ?ってね。豪雨にすこぶる弱いEVとかハイブリッドとか・・・自動車メーカーも裏目の経営が続くなぁ・・・と。
豪雨が新たな需要を生み出す、という考え方もあるけど李克強のコメント聞いちゃうと買う気になれんなぁという感じ。
6758 ソニー ¥7,400(▲¥119)
空売)¥7,550×4000
空売)¥7,543×2000
空売)¥7,532×4000
空売)¥7,510×4000
買戻)¥7,410×4000(+¥400,000)
買戻)¥7,400×10000(+¥1,414,000)
寄り付きの気配が非常に強かったソニー。確かにこの株価の位置は迷いどころではある。けど、いかにソニーでも寄り付き後の地合いが良くなければ、売りが先行するとみて、追加して勝負した。さすがに¥7,400どころでは粘るけどね。
実はソニーなんかも、いま中国対応で非常に揺れてる最中だろうし、いつものことだけど、困ったときのプレステじゃどうしようもない。消費が悪いことを前提にしないと・・・。
8306 三菱UFJ ¥423.9(▲¥8.4)
空売平均)¥434.0×201000
買戻)¥422.0×201000(+¥2,410,000)
三井住友よりも米国の影響がはるかに高いUFJ。手掛けやすいから人気銘柄でもあるし、ということは個人投資家も多いということ。なので株価の動きという点では、もっとも学ぶべきことの多い板だと思う。
個別銘柄では必ずしも地合い通りには動かない部分が多いけど、買い転換すれば明確にわかるんで・・・。もう少し戻れば再度ポジ建ても考えるけど・・・前場は中途半端だ。
8316 三井住友 ¥3,028(▲¥45)
空売平均)¥3,076.1×22000
買戻)¥3,001×22000(+¥1,650,000)
いま米国では結果的に銀行の収益環境がどんどん劣化してるし、FRBの思わせぶりも手伝って買えない状況になってるわけで、そういう意味では海外勢がメガバンクの触手を伸ばさないのは、わかる気がする。極端には売られないけど、売り坊ならば、金融株はいつも手掛けておくべき銘柄だと思う。もちろん、売りも買いもだけど。
今日なんかADR通りの値動きだからね。
7270 SUBARU ¥2,227.0(▲¥46)
空売)¥2,268.0×24200
買戻)¥2,231.0×24200(+¥890,000)
中国が絡まないSUBARUは、板の状況も考えると朝寄りで手仕舞いという選択しかないと思った。現在同社は通常操業で在庫蓄積中。やることなすこと幸運が付きまとう会社だと思うんで、作れるときに作っておけば、どうにでもなる、みたいな感じなのかも。
少しでも地合いが好転すると、買いの魔物も出てくるし・・・(苦笑)
5108 ブリヂストン ¥3,484(▲¥28)
空売平均)¥3,519.1×11000
買戻)¥3,450×11000(+¥759,000)
このところのブリヂストンは予想したよりもかなり動きが強いんだよ。優良銘柄・キャッシュリッチ銘柄という投資の安心感はあるし、配当も堅いからかもしれないけど、そういう意味ではこことかJTとかは、別基準何だろうと思ったりね。
短期で抜こうとすると、難しい銘柄のい一つかも。
前場の収支:+¥7,210,000
前場の独り言
今日のようなザラ場になるのは、週末の夜間で強すぎるからだよ。その理由はどうせ下げても後場になれば日銀がETFオペしてくるから、という海外勢の見方を反映してるから。米国だって新型コロナ感染急増を単純に嫌気して下げたわけじゃなくて、なんだかこのままでいくと経済活動が再度止まってしまうかも、みたいな感じで下げてると思う。
全体の地合いとしても、トランプは弱いし、中国は酷いことになってるし、さらに言えば対欧州ということもあるから、弱腰のセンチメントのなかでの新型コロナの動向だから、売られるのは仕方ない。
だからこの株価の動きってのは、本筋で動いてるわけじゃなくて、あくまでセンチメントの変化で売られてると見たほうがいいかもしれない。
それにしても、まったく落ち着かないのは中国の情勢で、まぁ、醒めた目で見れば、ダム決壊もそうそうに起きるものじゃないし、ということは武漢市や上海にまで影響がでることもないかもしれない。けど、最悪な事態を想定しておくというのは、結構この時期は大事なことだよね。
最悪といえば、相変わらず中国は新型コロナに関する情報を隠蔽してるから、悲惨な北京の状況が伝わってこない。言えばそれが一番問題で、武漢はともかく北京のやつは、かなり変異してて手ごわいみたいだからな。面白いのは共産党幹部がリモートワークで指示を出していたりね、共産党の重要ポストの人間が200名以上入院してるとか、相当にキナ臭い話が伝わってくること。
後は李克強首相が辞表を出したらしい(受理されていない)ということも伝わってきてるし。もし、そうなら中国の経済運営の柱がなくなるということなので・・・。
あとは上海造幣局でせっせと刷ってた偽ドルに関しても、金融市場ではブラック・スワンになり得る。ドル市場から締め出されたら中国経済は簡単に崩壊するしね。以前の米国ならこのネタは絶対に外さないけどね。いまは・・・。
とにかく今の相場の中心的関心は中国に移りつつあるね。
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