懸念材料にさえ反応できない膠着感:7月16日(木)後場
- 2020.07.16
- トレード日記
日経平均株価 ¥22.770(▲¥175)
ここから買いたくないのはみな同じ。ただ官製相場なので売れもしないところが厄介だ。
後場の相場概況
昼の売り仕掛けからどうにも重くなってしまって、日銀のPKOもこの水準では入り辛いとみえて発動なし。そうなると、買い方不在の日本市場は、とにかく東京の感染者数が280人を突破というニュースで俄然重くなった。
日足チャートでは順調な戻り足となり始めた日経平均だが、最近はさすがに小型株の崩れ方が厳しくなってきた。政策的な下支えのない小型株市場は、さすがにネガティブな情報には敏感に反応するし、投げが始まると連鎖的に売られる。
日経平均もだが、こういう理由がはっきりしない戻り相場は、なぜかいつもながらとても強く感じるもの。板を見て、売り物が少なければ強い相場い見えるのは当然のことかもしれないし、海外短期筋も積極的に売りたたくような動きを自重しているので、売られても突っ込みの深度は浅い。
さて、ならばこういう場面では押し目買い、逆張りが有効なことはもちろんだが、それはあくまでも短期的な目線というやつに限定される。
なぜなら、米国市場で一本、支えが抜けてしまうとズルズルになる可能性が高いから。特に、ここ2日くらいの夜間での日経平均CFDは方向感が全くでないんだよね。もうさすがにここから買って戻り高値ブレイク、みたいな僅かな値幅を数日持ち越しで狙うという投資法は厳禁な時期に入っていると思う。
とくにワクチンで上げた幅には要注意だと思う。
後場の取引とポジション
9984 SBG ¥6,403(▲¥94)
空売)¥6,560×2000(含み益¥314,000)
空売)¥6,555×2000(含み益¥304,000)
空売)¥6,550×2000(含み益¥294,000)
空売)¥6,545×2000(含み益¥284,000)
空売)¥6,540×2000(含み益¥274,000)
空売)¥6,537×2000(含み益¥268,000)
空売)¥6,445×4000(含み益¥168,000)
「株・修羅の道」にも今日のSBGの勝負に関しては書いたのだが、朝寄り前から腹は決めていた。ザラ場中にもポイントは¥6,500をブレイクするか否か、と書いたがとうとうブレイクして陰線を確定した。
これで今日の高値¥6,561から底値¥6,390まで、ザラ場で¥171の落差となって、しかも大引けでショートカバーが入らなかったことも考えると、センチメントは完全に売りに傾いたんじゃないかな。
こんな時に、米国市場が弱くなれば、明日は期待できる、とばかりに大量持ち越しで勝負をかけた。信用取り組みは売り買い拮抗だけど、こうなってくると現物の売りも期待できるかもしれないので、一気に売られるかもしれない。
明日が結構楽しみになってきた。
6758 ソニー ¥8,176(△¥50)
空売)¥8,310×2000(含み益¥268,000)
空売)¥8,300×2000(含み益¥248,000)
空売)¥8,299×2000(含み益¥246,000)
空売)¥8,298×2000(含み益¥244,000)
空売)¥8,235×4000(含み益¥236,000)
プレステ5騒動で急騰し年高を取ってしまったソニーだけど、こうなるとあとは地合い次第で、投資家の姿勢が決まってくる。かなり強引な買いもザラ場の板でみられるけど、これでひと相場終わりとなってもだれも文句はないだろう。
少なくとも今の株価の位置は、決算前のポジションじゃない。
8316 三井住友 ¥3,126(△¥39)
空売)¥3,159×4000(含み益¥132,000)
空売)¥3,157×3000(含み益¥93,000)
空売)¥3,151×1000(含み益¥25,000)
空売)¥3,149×2000(含み益¥46,000)
空売)¥3,148×5000(含み益¥110,000)
空売)¥3,147×5000(含み益¥105,000)
ザラ場で、三菱UFJを弄り始めると、パナソニックが弄れなくなる、というわけで、取引のやりやすい三井住友にした。面白さの点でいえばUFJのほうがはるかに上だし、最近では三井住友がUFJを凌駕してるんで、あまり自信はないけれど・・・。
6752 パナソニック ¥1,010(▲¥3.0)
空売)¥1,019.0×3000(含み益¥27,000)
空売)¥1,017.5×2000(含み益¥15,000)
空売)¥1,017.0×3400(含み益¥23,800)
空売)¥1,016.5×600(含み益¥3,900)
空売)¥1,015.5×1000(含み益¥5,500)
空売)¥1,015.0×4000(含み益¥20,000)
空売)¥1,014.5×4000(含み益¥18,000)
空売)¥1,014.0×12000(含み益¥48,000)
とりあえず昼に日足チャートを見て、こりゃ参戦しないわけにはいかないということで、強引に売り玉を後場寄りから建て始めた。それでも必死に売って、3万株。これ以上は限界というわけで、気合を入れた割には情けないポジションになってしまった。
本日の収支(前場・後場合算):¥3,870,000
後場の独り言
さて、一時盛んだった中国・三峡ダムの決壊懸念だが、いよいよ警戒時期に突入したね。中国ではなんと防災当局に対し撤退命令を出した。つまり、もはやいつ何時決壊してもおかしくないというレベルになったということだろう。
その三峡ダムでは、連日後先考える余裕もなくただ、決壊防止のためだけに全力放水を続けている。それでも水位は毎時30センチのペースで上昇し、限界貯水値145メートルに対し、すでに150メートルを突破してしまった。このダムの設計上の限界貯水量が175メートルということだが、それは規格通りの建設がなされてのもの。
ところが思い切り手抜きの突貫工事で建設されているがために、完成当初から漏水、浸水、亀裂が無数に発見させている。そして頻発な地震が発生し、ダムの堤防が歪んでいる状況で175メートルまで耐えられるはずがないのは、中国当局も悟ったのではないかな。
なので、いまこの瞬間に決壊というニュースが飛び込んでも不思議ではないね。
それでなくても現状、決壊したのと同じ状況が、宜昌、武漢、南京と下流域の大都市に大水害をもたらしている。これは言うまでもなく、三峡ダムやその他のダムの放水、豪雨が重なり合った結果であって、経済は新型コロナ以上に衰弱しているのは想像に難くない。
にもかかわらず、それは一切無視で、中国の4-6月の景気回復を織り込むように、日米相場が強い動きになっていること自体、全く理解不能。
加えて今日、中国上海はなんと▲4.50%の暴落となった。チャートからは明日以降も厳しい下げが予想されるわけだが、これ、もしかしたら三峡ダム決壊、下流大都市の大洪水による景気不安を織り込み始めたんじゃないか?と思わせる。
もしかしたら7月中にとんでもない事件(三峡ダム決壊)が、勃発するかもしれない。
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