米中ワクチン競争!?
- 2020.08.24
- 放言
中国は新型コロナワクチンの三相治験を大規模で行っていて、今後も世界各国で行うとしているが、またぞろ例によってマスクのようなワクチン外交をやる腹なのは見え見えといったところ。そして国内ではいよいよ共産党幹部、医療関係者、軍関係者への投与を開始すると発表した。
中国のワクチン開発は、当然のことながらすでに何年も前から行われていて、新型コロナの世界的な流行となり始めた2月には、すでに2相治験を始めていたということなのだから早いのは当然で、この分野でワクチンを武器に覇権を確立しようという本当にとんでもない国家だよ。
今回の新型コロナに関して世界中の学者達は、生物兵器説を否定して意図的な漏洩ではないという立場をとってる。しかし、流行から半年でワクチンができて三相治験も終了しました!なんていうのは詭弁以外の何物でもなく、結局世界の免疫学者は確固たる証拠をつかめないままで、米国トランプ政権でさえ二の足を踏んでいるという実に情けない状況がある。その状況で、世界中では2330万人の感染者と80万人以上の死者を出しているわけで、なおかつ収束の目途は依然として立たないわけだ。
結局、中国が経済大国になり、軍事大国になったから手が出せないというのが現代社会の縮図で、そうした国家は侵略行為をして、いまだに民族の浄化という恐ろしいことを堂々とやってのけて、街金のように途上国を借金漬けにして・・・。悪の限りを尽くしてるにもかかわらず、何もできないわけで・・・。
ちょっと、世界中がどうかしてるというか、歴史を振り返るとそれぞれがとても胸を張れるようなことはやってないというのは事実だけれど、近代社会はそうした問題を何とか乗り越えて掴んだ自由平等とか人種差別の撤廃とか、そうした大義名分に賛同していけないと、国際社会への参加資格はないという旗印を守らにゃいけないと思う。
よく正論を吐くと「お前過去にはこんなことをやってるじゃないか!」と否定される。そんなことは誰だってあるし、この国家でもある。歴史というのはそういうもので、そうした変遷を経ているからこそ、今日の状態があると胸を張れないと、悪は常に悪で、過ちは一生償えないという、とてつもなく不自由で詭弁だらけの社会が出現してしまう。
中国の新型コロナワクチンに対して米国は必至で巻き返しを図るだろうし、トランプ大統領はそのことに再選をかけている。多少のリスクは当然として、いま可能な限り中国経済を独走させてはいけないという焦り・・・。米国のみならず世界中が新型コロナとの共存共栄せざるを得ない社会を想定し始めているけれど、はたしてそれでいいのか?と思う。
もしも、この状況を世界中が克服できず、中国共産党の独走を許してしまったならば、すべてに関して中国は同様のことをやるだろう。それに対して堂々と指摘し批難し、対抗できる地位とはすなわち米国の大統領だけだと思うし、少なくとも今、トランプの二期目しか選択の余地は微塵もないはずなのだが・・・。
バイデンを選べば、米国もお仕舞で、世界が習近平にひざまずくことになる。
そうなったら絶望的だ。
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