9月24日(木)寄り前

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昨夜の米国市場の大幅下落はかなりショッキングだった。ブルームバーグでは「複数の金融当局者の財政出動が必要という発言を嫌気」としているが、少なくともパウエルFRB議長の下院小委員会発言は前日に草稿が出ていたし、それ以上他の金融当局者の発言がそれを超えるものではないのは明らかだったからだ。

しかし、米国の3指数は大きな陰線を作って下落した。その原因を見ると、9月18日(金)の出来高を伴った下落にあるかもしれない。言わずと知れた18日は米国のメジャーSQ日だったわけで、その後の報道からして今回のSQはかなりのポジション変更が行われたらしい。

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米国投資家は新型コロナ禍で傷ついた経済や企業業績の3,4Q、そして来期の大幅な回復を見込んで今の水準を維持してきたわけだが、どうやら雲行きが怪しくなってきたと見ているのだろう。

その投資家マインドとパウエル議長をはじめとする金融当局者の発言がぴたりと一致してしまったという感じがする。

結局昨夜の下落で米国ダウのテクニカルは致命的な流れになったかもしれない。5、25、75の3線の傾きは完全に下向きに転じた。S&Pも同様でNASDAQはあと1日下落すると75日線の傾きが変わる。

ということで、今日はすべての買いポジションを閉じるつもりだ。

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