配当分を埋めるような動き：9月29日（火）前場

日経平均株価　￥23,433（▲￥77）

前場の相場概況

そういう市場のセンチメントの変化というのは、まず予想するのは難しく、漠然と構えるしか方法がないのであって、とにかく理由を探るよりも大雑把に9月相場が終わって権利取りも済んで、10月は先高感先行、みたいに考えるしか対応できないかもね。

そういう意味では、10月月初めの下落という俺の予想はまんまと外れてしまうかもしれんね。

日本市場のトピックスは突如として出てきたNTTによるDOCOMO完全子会社化というニュースが中心。ドコモに関しては口座のセキュリティ問題でとんでもないトラブルを抱えた挙句に、米国と5Gに関する中国排斥問題を直接話し合った（要請された？）という記事もでて、ネットワークそのものはNTTに大きく依存しているしシステムも同じだろうから、だったら統合しちゃえ！ということみたいだ。

5Gに全力で臨むというのがNTTの方針であって、しかも緊急でファーウェイ排斥でシステムを作り上げる必要のあるNTTにとっては当然の選択なのかも。DOCOMO単独で事業やってても意味がない時代ということかも。

いろいろあって10月は特に地合いの要素が複雑すぎて・・・まともに遣っても勝てない相場になるだろうねぇ・・・。

前場の取引とポジション

8604 野村　￥498.5（▲￥11.1）
買）￥496.4×80000（含み益￥168,000）

昨日の引け値が￥509.6なので寄り付きの気配でほぼ完全に配当分を落とした野村。75日線下のこの位置で、きれいに配当を落としてくれたら、地合いからして埋める方向になると見て、不祥事以来1カ月ぶりに弄ってみたけど・・・。

いろいろな意味で、月末銘柄チェンジの煽りを受けてるような板で、なかなか厳しい動きだった。とにかく6、7月の出来高からして配当プラス利食いが通用してしまう位置だからねぇ・・・。もう少し慎重に読むべきだったかぁ・・・。

9432 NTT　￥2,225（▲￥71）
買）￥2,175×3000（含み益￥150,000）
買）￥2,171×2000（含み益￥108,000）
買）￥2,170×8000（含み益￥440,000）

買収する側は売られ、買われる側は買いということだが、30％のプレミアムじゃDOCOMOはS高に張り付く。なので後はNTTをどう見るかだけ。結構、じっくりと見ていたけれど、今のNTTの値位置で5％以上売られるというのは、そりゃ売られすぎじゃないの？ってことで、結構果敢に買いに入った。

NTTはこれを機に反転することもあるんじゃないか、と思う。とにかく、ここは売られすぎだと思うし、キャリア3社にNTTという名前が出ることになるのは大きい。もはや携帯キャリアの単独事業はあまり意味がないようなそんな時代になってゆくのだろう。

6701 NEC　￥6,120（△￥50）
買）￥6,080×6000（含み益￥240,000）
買）￥6,070×2000（含み益￥100,000）

とにかくネット系5G系に対する期待感は、今はNEC、富士通に集中しているような感じ。今日あたり見た目地合いが軟調で個別に動く日は、NECは強いと思って、この素っ高値を買いで入るという暴挙？にでた。

9月は現物も含めて、NEC、富士通さまさまだったし、思い切った勝負をしてもいいんじゃないか、と思ったけどね。

前場の収支：（変わらず）

前場の独り言

依然としてこの相場が唯強いだけじゃないというのは変わらないと思う。米国市場（ダウ）は2日間で＄780も戻しているわけだし、ザラ場では＄90高しているといっても、この辺りは当てにはならないだろうしね。

なので多分配当分の全値戻し（配当唯どり）というわけには行きそうにないだろうけどね。

しかし欧州辺りは新型コロナでメタメタになっているのに、ラガルドが追加緩和をにおわせると株価はすかさず反応するわけで、相変わらず金融相場は健在ということかも。そう考えると、米国市場はトランプが不利というムードが高まれば、ますます民主党に大型対策期待が先行するという、やはり金融相場なんだろうね。

さて、どの道今の相場は、個人的には勝てる気がしなくてねぇ・・・。ポジションは小さくちょこまかとやるしかないし・・・。

明日は明日で、親父の入院に立ち会うことになってるし・・・。なかなか集中できなくて泣けるよ。まぁ、それでも癌の再発がなかったので、気分は悪くはないけどね。