急騰劇！：9月24日（金）前場

日経平均株価　￥30,200（△￥561）

前場の相場概況

そこに10時過ぎから海外勢の買いも入り、大幅高のまま値を維持しつつ前場を終えた。

さて、この一連の相場をノンポジで観察していた身としては、やはりこの下落は恒大集団に対する懸念ということだったのだろう。その証拠にFOMCがポジティブとは言えない内容だったにもかかわらず、大きく上昇したからね。

その恒大集団だけど、要するに習近平と中国共産党に対する懸念として株式市場は捉えてると思う。23日の社債利払いはやはり人民建てのみだった。その後当局はドル建ての利払いも行うよう命令しているけれど、いまだ支払いにはなっていない。規定では30日遅れまでは許容されていて、それを過ぎるとデフォルトとみなされるらしいから、恒大集団に対する懸念は全く晴れてはいない。

さらに他の不動産ディベの多くが共産党の指示した基準を満たしておらず、どう転んだところで、救済には莫大な資金を必要とするわけで、救済や支援は全くの未知数、というか恐らく整理統合国営化へ進むのだろうと思われる。

ウォール街は極めて楽観的だ。

前場の取引とポジション

8035 東京エレクトロン　￥54,520（△￥660）
空売）￥55,070×1000（含み益￥450,000）

6857 アドバンテスト　￥11,120（△￥120）
空売）￥11,360×3000（含み益￥720,000）

ようやく米国債10年物金利が上昇を始めた。FOMCで11月からのテーパリング開始を色濃く示唆したことが要因と思われるけど、今回始まった金利上昇は、恐らく年単位の期間で続くと思う。そのスタートラインにようやく立ったという気がしてて、長期的には分からないけれど、少なくとも今日は半導体関連はそれほど強い動きは出来ないということで、朝寄りから売り勝負した。

6920 レーザーテック　￥28,490（△￥340）
空売）￥28,930×1500
買戻）￥28,280×1000（+￥650,000）
買戻）￥28,260×500（+￥335,000）
エレク、アドバンと同様な考え方だったわけだが、ここは高値持ち合いの真っ最中で、こういう時はワンポイントで急騰することもあるので、早々に買い戻した。ノンポジだったから初戦勝利は有難い。

9104 商船三井　￥9,810（△￥560）
買）￥9,560×1000（含み益￥250,000）
買）￥9,550×1000（含み益￥260,000）
買）￥9,540×1000（含み益￥270,000）

9107 日本郵船　￥10,930（△￥760）
買）￥10,590×1000（含み益￥340,000）
買）￥10,520×1000（含み益￥410,000）
買）￥10,500×1000（含み益￥430,000）

大幅上昇の地合い、そして中間決算での配当権利取りも控えた今日は、鉄板かな？ということで船株を買い。ただ、無配のままの汽船は買う気になれなかった。そうしたら、どうして無配で一番騰がるの？みたいなね。

やはり船株は仕手化してるかもしれない。特に株価が低い汽船はターゲットにされてる。そんな感じに見えるねぇ・・・。

前場の収支：+￥730,000

雑感彼是

さてまたまた週末だから、しかも今度は来週の権利取りに向けて厄介な相場を想定しないといけないという・・・。昨日ノンポジだったから流石に気が楽で、師匠の墓参りなんかも出来たわけだけど、今日は今日で、後場はポジションをどうしようか、非常に悩むところ。

こういう日経平均の上昇の仕方をされると、急騰のイメージが残っているから、判断がやり辛くなる。

まったく難儀な相場だよ。