遂に終日売買停止:10月1日(木)
- 2020.10.01
- トレード雑感
東証はシステム障害の原因が掴めず、遂に終日売買停止と発表する羽目になった。したがって今日の株式相場は全面中止、と思いきや大証の先物取引は継続するという・・・。そしてPTSも動いているのかぁ・・・。
昼前に親父の手術立ち会いから戻り、動いていないことを確認してから昼食に久々の明星チャルメラの袋麺を作って女房と食べた。昼間、取引がないと本当に時間の余裕が生まれるね。いつもなら11時半に引けて、ブログをアップするのが12時10分前後になる。それから、簡単に昼食を取りつつ板気配を見たり、様々な情報を速攻で確認したりして、後場のやり方を決める。特に必ず見るのが、「世界の株価」で、あれは投資家のバイブルだからね。あとはWSJとブルームバーグは必ずチェック。日経の速報もみるかな(苦笑)
後場寄りからポジションを建てるときは、ピンと来た時。特に米国市場の動きがこうなるという予感がしたときには、勝負に行く。でもたいていは売り勝負だけで、買い勝負は少ないかな。
で、今日に限って言うと、恐らく明日の雇用統計が予想を上回るんじゃないか?ということで買い勝負するつもりでいた。だから、売り建てたソニー、トヨタは速攻で買い戻さないといけなかったのに・・・、東証を恨むよ。
しかし、この東証のトラブルによってシステムの開発企業である富士通がPTSで売られてる。まぁ、そんな話じゃないのだろうけど、大きく押したら買い追加のチャンスと思ってる。あとは地味だけど、決算を化粧してくるであろう、三菱UFJも買いで入ろうと思ってた。大陰線の後でGUだろうけど、必ず売られる場面はあると思うしね。
まぁ、すでに今日の取引はないんで、今夜の米国市場が追加景気対策の合意とか何とかでぶっ飛んでいくと非常に困ったことになる。ペロシとムニューシンの交渉は続いているけれど、とにかく予算規模が大きいからそれだけ期待感も大きい。しかし、たとえ話し合いが決着しなくても、ペロシは下院でさらに大きな民主党案を可決するだろうから、その場合はとにかく大統領選挙と上院議員改選が一層注目される。
そういう意味でも、昨日のTV討論でバイデン優勢という多くの意見を市場は歓迎した節があるよね。予算規模は大きければ大きいほどいい、と株式市場は考えるからね。そしてこの局面では、新型コロナ禍で押しつぶされそうになってる米国国内経済を支えるためには、大型の追加対策は不可避だとは思う。いまの株式市場は資金供給が途切れると、たちどころに沈んでゆくだろうから。
まぁ、米国はいいとして、日本は菅内閣になって何やら最悪な方向に向かいつつあるかもしれないよ。まず、最悪と思うのが、首相が半ば強制的に携帯キャリアに対し値下げ要求を突きつけること。これをやったらまず通信料金の値下げ効果よりも、5Gに対する投資意欲が抑え込まれて、その結果日本経済にとっては大きなマイナスになるんじゃないかな。
日本は国土もそれほど広くないし、欧州や米国のように設備投資もかからないだろう。それでいて通信費用が高いというのは傍目には納得できないことなのかも。けれども、仮に規制するとするなら独禁法や不正競争防止法以外にないわけで、首相が直接要請するようなことでもない。
NHKの受信料がまたぞろ雀の涙級の値下げで国民をごまかそうとしてることの方がはるかに重大だよ。NHKのやってることはすべて民業圧迫で、しかも税金のような受信料をいまだに取り続け、そして今度はネットにまで波及させようとしている。そして、莫大な内部留保と信じられない高賃金を謳歌してるなんて、全く許せるものじゃない。それでいて、偏向報道の嵐なのだから、許し難い企業体と言ってもいい。
しかし、政治家は、そういうのは与野党一致で認めるんだよなぁ・・・。受信料でくだらないドラマを作られるんだからやってられないよ。8Kの放送技術開発と言っても受信機(テレビやネット端末)の性能がアップしなければそれこそ意味がないし、もっというとそういう映像のために莫大なデータ量を確保するための設備が必要になるわけで、民放はそうはいかないよね。
けれどもまだ技術開発に使うならそこにも意味はあるけれど、社屋や高賃金に使われて、さらに中国共産党系の報道機関に社屋の一部を貸してたり・・・。そのどうにも救いようのない体質を何とかしないとダメだろ。受信料はよくてスマホ料金はダメというのは全く片手落ちだよ。
規制緩和にしても河野太郎にパフォーマンスさせるだけで、結局成果は期待できないし。マクロ経済には感心さえないし。二階と麻生はそのままだし。いいところなんかどこにもないというのが、俺の菅内閣に対する感想かな。
でもこれでは、日本経済の先行きは暗いよ。
よほど首相になって嬉しいのか、そんな自信の発言ばかりが妙に鼻につくのも気に入らない。地盤のない横浜で頑張って懸命にやってきたらいつの間にか首相になれた、みたいなことを言ってるけど、考えてみれば自民党に人材がいなかっただけのこと。でも、「懐で履物を温めた秀吉」みたいな部分はあるかもしれんけどね。秀吉は信長以上に経済通だったからなぁ・・・。
経済がわからん首相じゃもう通用しない。そういう時代じゃないのよ、いまは。
というわけで、東証がポンコツをやってる間にCFDがどんどん下がってる。買い方にとっては、本当に頭にくる下期初日となりそうだね。
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