12月相場を一応占ってみた(あくまでも占いレベル)

12月相場を一応占ってみた(あくまでも占いレベル)

日経平均は週末にもまだ¥107高して、なお日経平均CFDで¥213高となって、明日の寄り付きを迎えることになる。この大引け後の日経平均CFDの上昇は、米国のNASDAQの上昇を受けたもの、とも解釈できるけれども、それにしても底なしに強いという印象だけが残ったよね。

ちなみに金曜の米国市場ではダウが僅かに$37ドル高、S&P500が0.24%高と上値が重い展開だったわけだが、NASDAQは0.92%高くなっている。しかく感謝祭(26日)明けの27日は短縮取引だった。

しかし日経平均はお構えなしの上昇・・・ここ上昇に明確な理由などはもちろんないし、ただ言えるのは先物手口をみてGSが徹底的に買いポジションを積み上げていたということ。なので、株価上昇の要因を調べるのがナンセンスなのかな、と病院のベッドで感じていたよね。

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そうなってくると、今回の上昇相場はそろそろいいのではないか、という感じのところにいるんじゃないか?と本当にそう感じているし、来週はいずれにしても強気に売りポジを取るだろうな、と自分では考えている(まぁ、明日になってみないと分からない部分があるけれど、ここでGUスタートするならば、もちろん銘柄は選ばなければならないだろうと思うけど、基本的にはかなりいっぱいいっぱいなんだろうな、と感じてます)

で、その根拠ってことだけど、まずは米国債10年物金利がかなり大幅に低下したこと、またぞろGOLDの相場が怪しくなってきたこと、そしてドル円が意外に円安に傾かず、¥104ギリギリの水準にあることなど、環境的にはリスクオフに傾いていることなどがある。

にもかかわらず、相場が強いのはやはりFRBが金融政策のスタンスを変えるかも、という見方が台頭してきたり、新型コロナワクチンの接種の具体化などがあってのものかもしれない。

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しかし、米国市場が日本市場のようにバイデンバブルなのか?というとちょっと様相が違うと感じる。

米国ダウの日足チャートを見てもっとも気になるのは、今回のバイデンラリーは、投票日前日の2日から始まって、3日には10月30日引け値からすでに$1000高しているという事実。そして翌4日、5日とさらに$1000上昇をしているという・・・これは明らかにバイデン当選を予期していたポジションだったということ。

そして、9日にはすでに高値で$29,933を取っていて、27日までの13立ち合い日で揉み合っていて9日高値水準であるということ。$30,000は超えて見せたものの、何かが喉元に刺さっているような、そんな動きだということが気になる点。そしていまのダウはバイデンラリーのアイランドを形成したままだということも嫌らしい限りだ。

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MACDではすでに反転を示唆しているけれど、その辺はよくわからない。分からないけれど、投資家は全部が全部バイデンポジションを取っているわけでもなく、何か利食いに備えたヘッジポジを厚くしているようなそんな揉み合いに見える。

一方の日本市場だが・・・

これが本当に指数のチャートなのか?と思うくらいな勢いで上値追いをしている最中で、明日(月曜)も大幅GUで始まることがほぼ確定的な情勢。つまり寄り付きで、25日の高値¥26.706を抜き去りそうなので、ここがポイントになる気がする。

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仮に月曜に陰線を付けるようならば、売り坊としては問答無用で売りポジションを建てると思うし、まぁあり得ないとは思うけれど、寄り付きから上値追いが始まるようならば、とても恐ろしくて買いでは入れないと思うので、高値を待つスタンスで決めるかもしれない。

それにはまず、6758ソニーの¥10,000タッチが狼煙になるかな?なんて思ってるけどね。このままならば、ソニーは寄り付きで¥10,000の可能性もあるし、そうなると俄然売り意欲がわいてくるんだが・・・。

とにかく今の日米相場は、連動するという前提が危険なのは分かってるけれど、米国も新型コロナ感染が遂に1日で20万人を突破するという最悪な状況が足元であるし、そうなると来週の景気指標はそこそこでも売り材料としては十分な気がするし、日本市場はやはり内需はやばいことになりそうな情勢だし、いかな鬼のように強い相場と言えど、延々と環境を無視して上がり続けるわけにもいかんだろうし。

で、ポイントはザラ場で売り叩きがどう出てくるかだと思う。いまのGSのポジションなら、¥500や¥1000落とすのは苦ではないはず・・・。ただ買い戻せないから叩けないというジレンマはあるのだろうけど、こんな鬼相場だからこそ、虎視眈々と売り時を待ってるような気がするのよ。

そういう意味では、思い出すのは日銀が未曾有の金融緩和を打ち出した4月初めから5月中旬にかけての鬼のような上昇相場で、それでもここまでは強くなかったけれど、確か5月23日か26日に突如逆回転が始まって¥1000安をやってくれたこと。

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もちろん株価の上昇には金融緩和というビッグニュースがあってのものだったけど、利食いしてナンボなのが株なのでね。アナリストの中には、年内このまま、という人もいるけれど、なんだか滑稽でそんな根拠は何もない。ただ移動平均の傾きだけでいろいろ言ってるだけ。実際には投資家は移動平均なんか見てないしね。売ると決めたら一気に売ってくる。ただそれだけのこと。

だから、こうなった株価の位置は、ババ抜き相場だって俺は思ってるけどね。あの日本のバブル相場だって、無茶苦茶な上昇が始まる手前ではかなりの調整局面があった。ここまでくると買ってない投資家がワンサカいるわけで、押しが深ければ深いほど、買い圧力は強まるからね。バブルはそうやって始まるんじゃないかと思うのよ。

であの時の水準まで買われるとなると、日経平均は¥60,000とかだから・・・。30年もかかってEPSも3倍くらいになってるのに、いまだバブル高値は遥か彼方ってのが実態だからね。

まぁ、いずれにしても年内このままは、想定に入れないでおくよ。個人的にはトランプの目もあるかも、と思ってるしね。もしもバイデンになったら・・・夢も希望も無くなるから、利ザヤ稼ぎに徹するつもりだけど(苦笑)

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