万が一に備える:3月5日(金)後場
- 2021.03.05
- トレード日記
日経平均株価 ¥28,864(▲¥65)
米国金利を意に介さない展開に違和感!
後場の相場概況
後場の日本市場はなぜか買戻しエンジンに火が入った感じになった。理由はよくわからんけど、多分雇用統計を前に仕して外資のショートカバーが出た。それをきっかけに個人投資家が押し目買いをして相場が持ち上がってしまったのではないか?と俺は思ってる。
それになんとなく米国債金利上昇を株式市場が織り込んだような、そんな雰囲気もあったと思う。よく見るとダウCFDもほとんど独自の動きはなくて、日経平均に追従していた感じ。なので、今日に限っては、ダウCFDと今夜の米国市場は全く関係ない動きだと思った。
それくらい米国の大口は、今夜のポジションに対しては慎重に構えてるんじゃないかな。
さて俺は今日もまた売り勝負で行くことにした。なぜなら最悪のシナリオを想定したからだよ。その最悪のシナリオってのは・・・
まず今夜の雇用統計が良好な数字をたたき出す。すると流石に米国債10年物金利は跳ね上がって1.700bpを超えてくる。目先ボーダーは1.600bpであったのは先日の値動きである程度分かってたわけだが、それを超えていくと流石に株式市場も萎える。
けれどもダウよりもS&Pの方が、金利には敏感だろうし、S&P500の利回りはとりあえず1.500%辺りなので、相当に嫌気されるだろう。そうなると、いよいよ業績悪化を懸念してHYGが売られるかもしれない。ジャンク債はただでさえ業績はいただけない所に持ってきて、コロナ禍で相当ヤバい状況の企業が多いからね。
なので、10年物金利と連動してHYGがおかしなことになると・・・最悪のパターンだと思う。
後場の取引とポジション
7203 トヨタ ¥7,969(△¥47)
空売)¥7,969×2000(変わらず)
空売)¥7,960×2000(含み損¥18,000)
空売)¥7,950×4000(含み損¥76,000)
自動車セクタの中でトヨタだけが大幅マイナスしていたから、買われるのは予想できたよね。けれども後場寄りでGUされて押すと思っていたところそのまま行ってしまって・・・。結局買わずに売り場を探った。
しかし後場¥150戻しくらいしたんじゃないかなぁ・・・本当によく戻ったけれどね。けど今日なの?って気がしてね。俺は売ったよ。
6758 ソニー ¥11,215(△¥170)
空売)¥11,215×2000(変わらず)
空売)¥11,165×1000(含み損¥50,000)
空売)¥11,160×2000(含み損¥110,000)
空売)¥11,155×2000(含み損¥120,000)
空売)¥11,150×1000(含み損¥65,000)
業績期待感の高い優良銘柄は急激に戻った。もちろんソニーなんかはその筆頭で、中途半端な時間に売り建てたらバンバン担がれた。でも、ちょっと違うんじゃないか?という思いが拭えず・・・売り勝負に突入した。
9984 SBG ¥10,055(△¥5)
空売)¥10,060×5000(含み益¥25,000)
空売)¥10,050×2000(含み損¥10,000)
9983 ファストリ ¥95,870(▲¥3.360)
空売)¥96,300×200(含み益¥86,000)
空売)¥96,200×100(含み益¥33,000)
空売)¥96,100×200(含み益¥46,000)
8035 東京エレクトロン ¥41,480(▲¥1,050)
空売)¥41,480×1500(変わらず)
6857 アドバンテスト ¥8,570(▲¥110)
空売)¥8,570×4000(変わらず)
6954 ファナック ¥25,795(▲¥245)
空売)¥25,795×2000(変わらず)
4063 信越化学 ¥17,490(△¥240)
空売)¥17,490×2000(変わらず)
今夜の米国市場は、昨夜と雰囲気が同じだという気がするよ。雇用統計待ちだけど、金利とリンクしてると思うしね。そんなの、恐ろしくてとても買えないって思った。
米国債10年物金利は完全に高止まりしてる。これは雇用統計を前にほとんど動きがないということ。みんなじっと雇用統計を待っているのよ。
何故なら10年物国債の金利そのものよりも、HYG(ハイイールド債)の動きがいよいよ怪しくなりつつあるから。最悪のシナリオを考えると、この局面は結果はどうあれ絶対に買ってはいけないと思うしね。まして週末じゃ、持ち越しになるわけで・・・。
最悪のシナリオは相場概況(↑)に書いた通り。
なので、値嵩株ばかりを売り建てて勝負することにした。って、HYG見てるとこれはもうヤバイでしょ。蛇足ながらゆうちょ銀行とかUFJあたりもCLO持ってるしねぇ・・・。
9104 商船三井 ¥3,375(▲¥30)
現買)¥3,350×1000
現買)¥3,345×1000
現買)¥3,340×1000
現買)¥3,335×1000
現買)¥3,330×1000
現売)¥3,400×3000(+¥165,000)
現売)¥3,395×1000(+¥60,000)
現売)¥3,390×1000(+¥60,000)
9101 日本郵船 ¥3,165(変わらず)
現買)¥3,095×2000
現買)¥3,090×2000
現買)¥3,085×2000
現売)¥3,180×2000(+¥170,000)
現売)¥3,175×2000(+¥170,000)
現売)¥3,170×2000(+¥170,000)
嫌な雰囲気だったので、現物を諦めて利食いしておいた。どうしても、この相場の動きには違和感しか感じない。
本日の収支(前場・後場合算):+¥12,060,000
雑感彼是
今夜は米国雇用統計があるし、週末、そして来週にかけては200兆円予算の採決もある。いずれにしても今夜の雇用統計は結構大きなウエイトを占めるイベントで、その雇用統計を前にして、今日のように相場が大きく揺れるというのはあまりにも違和感があり過ぎると思う。
結局ここ何日か日本株をショートしてたポジションを買い戻して、ポジション調整している中での動きなんだろうと想像するけれど、それにしてもこの状況で買う向かう気にはなれなかった。
そもそも株式のポジション調整を投資家がすること自体違和感がある。つまり、今夜の雇用統計が良好な場合、普通に考えれば10年物国債は売られて金利は上昇する。それが嫌だから事前に10年物を売ってるはずだから。
にもかかわらず、米国長期国債の金利は織り込み済みという株式の動きをすると言うのは、ちょっと違うでしょ!っていう事だよ。もしも、本当に金利に火がついて、1.700bp到達ってことになれば大ごとだろう?だってS&P500の配当利回り(1.5%)より高くなっちゃうわけだからね。
えっ!?ダウCFDがプラ転!?何それ?
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