ショートカバー(買い戻し)優勢:5月24日(金)後場

ショートカバー(買い戻し)優勢:5月24日(金)後場

日経平均¥21,117(▲¥33)

ファーウェイ関連の話題一色となった株式市場だが、この流れはすぐに終息すると考えるべきではない。日本企業の対応はファーウェイだけでなく対中取引そのものを検討する必要が出てきた。

米国は本気で中国を叩きにきている。そのことを真剣に考えるべきで、株式市場が織り込むにはもう少し時間が必要だろう。

後場の相場観

後場の日本市場は前場に引き続き戻り基調となった。この局面は週末ということもあって、一旦はポジションを解消しておこうという動きであって、依然として米中対立の根は深い。

というか日本の経営者がどの程度認識出来ているのかが未知数で、さらには米国でどの程度広がりをみせるのか、も見えてこない。なので、単純に今日の前場で底打ちとする気になれなかった。

この週末はトランプ大統領の来日と言うこともあり、影響あるツイートは控えられるのでは?となりと、ポンペイオ国務長官やボルトン主席補佐官の中国批判が出るだろうということで、地合いはそうそう改善しないと思った。

ポジションとしては売り建てて様子を見ることに。

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後場の取引

6762 TDK ¥7,430(▲¥20)
空売)¥7,420×1000(含み損¥10,000
空売)¥7,410×1000(含み損¥20,000
買)¥7,430×2000(変わらず)

今後、米中対立がどうエスカレートしてゆくのか未知数の部分があるし、この週末に何が出るかわからないということを考えると売っておくべきかも、と思ったりもした。ただとても勝負はできないから最後は両建てにしておいた。

狙いはファーウェイ関連の新たな展開で下げたら取れる目もあるけど、上げたら素直に売り玉を外すつもり。


6758 ソニー ¥5,360(▲¥6)
空売)¥5,355×5000(含み損¥25,000
買)¥5,360×5000(変わらず)

ポジションはTDKと同様。ソニーは今日のザラバを見る限り、投資家が(米中対立の)影響が小さいと読んでいるのだろう。しかし、社長の会見でもあったように、次世代の画像ゼンサーは積層版でAIを組み込みたいと。ならば、中国と共同でAI開発をしていることは仇になるような気がしてならない。

(株価が)どちらに転んでも、米中対立の影響がないはずがない。

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9984 ソフトバンクG ¥10,295(△¥205)
空売)¥10,305×1000(含み益¥10,000
空売)¥10,300×2000(含み益¥10,000
買)¥10,295×3000(変わらず)

ファーウェイの息の根を止めた感じがあるアームの(ファーウェイとの)取引停止。これでスプリント問題が解決すればいいが、今の米国の姿勢からしてなかなか難しいのではないか?さらに投資先の動向も気になるわけで、今日の戻りは流石に納得できない感が残った。

ただ、今夜の米国市場は、こういうパターンではほぼ戻すだろうから、月曜はGUスタートを想定。その場合、素直に窓を開けて上昇するとも思えんから一応両建てておいて・・・。


本日の収支:(前場・後場合算)¥16,390,000


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後場の反省と今夜の米国市場

どうやら安倍首相はまだ消費税増税延期と衆参同日の決断ができていないのかも、と思わせる発言。しかし、今後の日本経済の状況を考えると、増税延期しか道はない。だから必ずどこかのタイミングで「突如として言い出す」だろうと思う。

もしかしたら、すでに「リーマンショック級」は既成路線なのかもしれない。具体的にもっとも可能性が高いのは「米国のイランに対する軍事オプション」なのかもしれない。とにかくイランは、ウランの低濃縮を4倍に引き上げると公言した。要するにイランは既に弾道ミサイルを保有しているわけで、また起爆装置は既に入手しているとも言われていて非常に危険な状況なのは間違いない。

あとはどうやってイランの核開発を封じるか、だけなのだが、各施設がイラン国内に点在していてまた多数に分散していることからある程度の規模の攻撃に成らざるを得ないらしい。なので、ホルムズ海峡閉鎖に追い込まれると日本もかなり厳しくなってくる。その辺も一応イメージしておく必要があると思う。

さて、そうはいっても前場で大きく取れたんで個人的にはこの週末「上がり」になった。


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