ネガティブファクターを探してる相場

ネガティブファクターを探してる相場

さていよいよ来週は五輪ウィークとなり、株式市場の立ち合いは19日(月)20日(火)21日(水)の3日間だけどなる。というか、何とも中途半端な日程で、しかもこんな時に限って、株価がいやらしいことになってるわけで・・・。

週末に▲¥276下げたけれど、下げの要因は半導体とファストリだったから、意外に損害は少なかったと思うけどね。ところが週末夜間で米国市場が利食いモードに入ってしまったから、日経平均CFDもさらに▲¥265と下げてしまった。米国では三市場が揃って下げたことからも、月曜の日本市場の下げは、今度は全般的に痛い目に会うような下げ方になるかもねぇ。

だから、月曜は投げる投資家が多いかもしれないと容易に想像できてしまうし、そうなったとき、火曜・水曜の五輪前の反発があるかどうか・・・その辺りも微妙な雰囲気だと思う。

けれども今のところ(調べた限りでは)米国市場の下落は利食いの域を出ていないと思う。なのでトレンドが転換するような雰囲気はまだない。でも、来週前半の状況次第で地合いが変わる可能性は十分にあると思うし、その辺は要注意で相場を見て行かないと本格的に怪我をする、と言うこともあり得るからね。

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個人的に少々気になるのは週末の米国市場が気にしたのは、木曜のフィラデルフィア連銀製造業景況指数と鉱工業生産、金曜のミシガン大学消費者態度指数だったということ。金曜の小売売上高は順調だったわけで、いままでならばそんな経済指数は無視してきただろうにね。

そして来週火曜には6月住宅着工件数、建設許可件数があり、この辺も従来ならばほとんど無視されてきた指標だけど、今回はどうかな?とかなり興味深いよね。

そして20日(火)には、国内で6月CPI(全国消費者物価指数)の発表があるけれど、これももしかしたら結構効いてくるかもしれない。

いずれにしても、今は、経済指数に敏感になってる相場(ネガティブファクターを探してる相場)と言えるからね。要注意だね。