キツイ下げでスタートの五輪ウィーク:7月19日(月)前場

キツイ下げでスタートの五輪ウィーク:7月19日(月)前場

日経平均株価 ¥27,584(▲¥418)

重要なのは米株が売られてる理由を見極めること!?

前場の相場概況

米国の三市場下落を受けた週始めの日本市場。朝寄りから意外な強さを発揮したのは、あれはショートカバーだったと思う。でも、今の相場の雰囲気からしてショートカバーで戻ったところで、売られるのは必然だった。

とにかく今週は、五輪ウィークということで、木曜、金曜が休場になる。今日の市場は弱いのは分かっていたわけだが、明日以降を考えると、週で持ち越したくないという個人投資家の売り物は少なくないはず。加えて今日の下落で追証の可能性も出てきているので、どうしても売りが先行してしまう需給と言うことかもしれない。

また、影響は巣k内とは言え気になるのは国内の新型コロナ感染者数が、激増の可能性が出てきたこと。昨日の発表でも1000人を超過しているわけで、恐らく今週も増加傾向に歯止めがかからないだろう。そしてその最中に五輪が開幕するわけで・・・。

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そのあたりのことを考えると、まず海外勢が日本株を買ってくるというのは想像すらできない状況だと思う。いずれにしても、日本市場の下落はともかく、米国市場の日足を見ても、今日の買いはちょっと考えられないと思う。

さりとて今から売り建てるのもギャンブルかもしれないので、持ち越し玉を温存することにした。

前場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥14,430(▲¥460)
空売平均)¥14,599×1220(含み益¥206,000
何かしてないと買い戻したくなってくるので、どうにもならない日経レバを忙しく売り建ててたという感じ。日経平均は▲¥200手前までの戻りがあったけど、それはない!と確信的に思ってたからね。勝てても薄利なのは十分承知しているけれど、主力のこのGDで売りで入れないので仕方ない。

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6501 日立 ¥6,344(▲¥195)
空売)¥6,565×2000(含み益¥442,000
空売)¥6,564×2000(含み益¥440,000
空売)¥6,563×2000(含み益¥438,000
空売)¥6,560×2000(含み益¥432,000
GDしてなおかつ25日線をクロスした日立は、改めて利食いモードに入ればしめたもの!個人的には下は¥6,000くらいまでは見込んでるけど、皮算用だ。でもまぁ、今夜米国が続落なら可能性は十分にある。


7203 トヨタ ¥9,749(▲¥117)
空売)¥9,915×2000(含み益¥332,000
空売)¥9,910×4000(含み益¥644,000
日本株の中で最も強い株の一つがトヨタということで、ここでは売りの追加は出来なかった。全体相場が弱含んでいるので売っても良かったとは思うけど・・・。まぁ、持ち越しのままで。


7201 日産 ¥560.6(▲¥15.6)
空売平均)¥577.0×58000(含み益¥951,000
朝寄りから売りを追加して売り上がって臨んだ日産。景気先行き不安と言うならば、自動車は買えないだろう・・・。相変わらず半導体不足でとうとうトヨタにも波及し始めた。半導体の回復がこの先なかなか読めないからね。

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7270 SUBARU ¥2,092.5(▲¥31)
空売)¥2,142.0×2000(含み益¥99,000
空売)¥2,141.5×2000(含み益¥98,000
空売)¥2,140.5×2000(含み益¥96,000
空売)¥2,140.0×4000(含み益¥190,000
空売)¥2,107.0×4000(含み益¥58,000
半導体がなくて悲惨な状況に追い込まれてるSUBARU。自動車のなかで最も先が読めない銘柄になった気がする。なのでこの局面では売り追加してレンジの下限を目指してみることに。


6758 ソニーG ¥11,000(▲¥155)
空売)¥11,245×1000(含み益¥245,000
空売)¥11,235×1000(含み益¥235,000
空売)¥11,225×1000(含み益¥225,000
空売)¥11,215×2000(含み益¥430,000
個人投資家が相当に痛んでるとみて、ソニーGは売られるだろうと。実際半導体不足でプレステ5もままならないし、他の製品にも波及していることは必至だからね。地合いが悪化すれば個人投資が投げるのはいつものパターン。

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8035 東京エレクトロン ¥44,550(▲¥950)
空売)¥45,500×1000(含み益¥950,000

6857 アドバンテスト ¥9,140(▲¥150)
空売)¥9.290×3000(含み益¥450,000

設備投資型のエレクと、後工程のアドバン、という違いはあるものの、エレクはいいとして気になるのはアドバンの弱気な通期予想。案外そのペースで行っちゃうかもしれないという懸念はあるよね。まぁ、ハイテクにもリスクオフの波が来てるので・・・。


4063 信越化学 ¥17,575(▲¥310)
空売)¥17,885×2000(含み益¥620,000
信越化学も景気敏感の位置づけ。しかも米国比率が比較的高いということで、業績は予想よりもいいとは思うけど・・・米景気懸念となると、売られてしまうよね。


前場の収支:(変わらず)


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雑感彼是

結構な買いが入るねぇ・・・。ちょっとビックリというかみんなこの日経平均の水準は反発と見てるんだろうけど。この下落は確かにインフレとか景気先行き懸念とかで下げてるような気がしないのよ。もっとなんというか、リスク資産に対する警戒感という感じが支配してる気がする。それでどうしても気になるのが中国情勢ってことなんだけどね。

それが証拠に、というわけでもないんだろうけど、米国債10年物金利が1.277pまで下がって、リスクオフの様相になっている。着々と株式を利食いして国債に資金を振り向けてる様子がうかがえるんじゃないか?と思う。

米国市場と連動する日経平均なんで、ザラ場で下げ渋ったとしても夜間で売られたらあっという間に値幅が出ちゃう。米国にリスクオフの動きがある以上、日本株は買えないはずなんだが・・・。

買い方にとって最も怖いのは、コロナ禍以降のジャブジャブ相場が限界だということで、この動きが伝搬することなんじゃない?もしもそういう動きが出てくるようならば、決算で戻るという動きも限定的になってくる。

なかなか厳しい週始めだなぁ・・・。