優柔不断な政治・休場ばかりの株式市場

優柔不断な政治・休場ばかりの株式市場

今日から五輪ウィーク4連休、ザラ場も今日明日は休場になるわけだが、なぜことあるごとに、株式市場を休場としなければならないのかが全く分からない。日本市場は、60%以上が海外資本であってザラ場プレーヤーの比率は、場合によっては70%を超えるとも言われてる。香港市場が中共の支配下になりつつある現在、日本市場の国際化が叫ばれたけれど、よく考えてみればすでに日本市場は十分に国際化してるんだよ。というかまるで米国株をに日本人が弄ってるのと大差ないという感じになってる。にもかかわらず、日本のバカ政治家どもは、選挙のためにバカバカと休日を増やして、日本経済を蔑ろにしてきた。祝日が増えると、景気対策になる、なんて絵空事ばかり言いながらね。

ガースーの優柔不断

東京五輪開催だから、五輪の開幕に合わせて祝日を移動させて連休にする、というくだらない判断。けれど日程的にも、開会式の時間を考えても、祝日にする意味など何もない。しかも新型コロナ対策が出来なくて、まともに五輪の開催もできなくなった。無観客ってほぼ五輪の価値が半減してる。無観客でもやるんだ?って思ったけれど、臨場感のない五輪なんて、面白くないだろうしね。

でも開催という判断が悪いんじゃなくて、とにかく開催に合わせてガースー政権は、感染者をなんとか減らして・・・なんて考えていたのだろうけど、減るどころか爆発的に増加し始めた。まるで開催に合わせたように爆発してきて、じゃ、というんでいろいろ検証すれば、ワクチン接種はいまだに2回接種を終わった人は2930万人しかいない。1.26億人の人口のうち、23%しか終わっていない。

その状態で五輪なんか開催すれば当然感染者は増えるしかない。

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感染を減らしつつ五輪を成功させようって政府は言うけれど、五輪も感染対策も徹底されずに優柔不断そのもので、何もできなかったガースーにこれからを期待しても全く無理だ。ガースーだけでなく今の内閣、例えば麻生が財務大臣・副首相に居座ってるとうな内閣、適当に女性を起用して世界の風潮に迎合しようとした五輪関連人事とか、何をやっても優柔不断で決断できない首相なんか、いらないんだよ。

さらにもっと厄介なのは、団塊の世代とか高齢者は、結構優柔不断が大好きなんだよなぁ・・・。変化を望まないからね。なのでここに大票田がある限り、日本の政治は良くならないんだろうね。それでもあまりに愚図過ぎるわ!

とにかく休場が多すぎる日本市場

話を戻すけれど、海外のプレーヤーがメインの日本市場なのだから当然、海外の日程に合わせることっや、取引時間を拡大してリンクさせることは、大変の重要かつ日本市場をヘッジ市場にしないために必須の事項なんだよ。

今回のように、水曜で日本は取引を終了して、あとは米国市場の3立会日のあいだ休むというのは、正直無謀以外の何物でもないよね。昨日(水曜)に、日経平均は43.8%という空売り比率を跳ね返して¥159高だった。でも大陰線なので売り優勢だったんだよね。そしてその夜(昨夜)米国ダウは$286高なのに、日経平均CFDは¥500もカチあげを喰らってる。

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結局、日本市場を翻弄しているというか遊んでるというか、休場しているうちに売り玉を担ぎ上げて遣る、みたいなヘッジファンド的な連中が悪さをしてる。けれどもそういうつけ入る余地を与えているのは日本市場自身なんだということだよ。何といっても外資次第でいかようにもなる孤立したヘッジ市場なのだから・・・。

けれども政治と同じで、東証には何の自浄作用も見識もなし。ただ外資に媚びて手数料の最大化だけを考える。世界の潮流に合わせることなく、昼休みを取り、短い営業時間を放置してる。ずっと以前の手動や電話で取引していた時代よりも30分だけは取引時間が長くなったけど、この時代になってもわざわざ前場・後場を分けて値洗いしたり、余計な業務をやり続けてる。大口のために昼のバスケット取引という機会も与えてるしね。

それでいて祝辞日は政治が決めた通りって、その意味がまったく分からない。金融は世界市場と連動すると宣言して、米国に合わせる、みたいなことをやらないといけないし、それをしないと日本市場はいつまでたっても外資のヘッジ市場なのよ。EU見ても各国の市場は同期してるしね。

というわけで、日本は政治も、金融も、何もかもが完全に制度疲労を起こしてるし、老害なんだろうね。老人が政治をして金融のある方を決める国。なので経済成長はしなくていい。老人たちが保身に走る政策では成長する必要がないから。

はっきり言って腐りきってるね。

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今週の株式市場は・・・

さて、昨夜の米国市場は続伸したわけだが、この辺が米国市場の強さというか、米国投資家の楽観というかね。リスクオフを意識していたはずが、結局は決算相場で目先の業績は悪くない(というか好調)ということから、バンバン買いが入った格好になった。そうなると、景気先行きの悲観とかインフレ懸念とかは、こっちに置いておいて、みたいなことにすぐなっちゃうのも米国市場的ってことだよね。

中国リスクを主張してるのは俺ぐらいで、まるで阿呆だけども、そういう事も含めて下落したはずの、リスクオフになったはずの相場が、あっという間に戻っちゃうと言うのは、ちょっと異常なんだよ。なので、この局面で元も上昇トレンドに復帰できるとは、俺は思わない。

しかもバイデンのインフラ投資法案がいよいよ暗礁に乗り上げてるということもネガティブだと思うけれど、それも無視かよ!みたいなね。目先の値幅狙いってこと?みたいなね。

そこでヘッジ市場の日経平均は、例によってCFDで吊り上げられ捲った。あっという間に日経平均¥28,000回復!みたいな値動きにされて、おいおい!という感じ。けれども、今夜、明日と恐らく¥27,500には戻るんじゃないかな?

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水曜も空売りしてるし、空売り比率を見ると7月に入って売り放題売ってる感じがよくわかるしね。

日付 日経平均株価 日経平均
(変化)
東証一部
出来高
(百万株)
空売り比率
合計
空売り比率
(価格規制あり)
空売り比率
(価格規制なし)
2021-07-21 27,548.00 +159.84 937 43.8 34.8 9.0
2021-07-20 27,388.16 -264.58 1,086 46.7 36.3 10.4
2021-07-19 27,652.74 -350.34 951 46.3 35.4 10.9
2021-07-16 28,003.08 -276.01 935 43.6 32.3 11.3
2021-07-15 28,279.09 -329.40 971 48.1 36.2 11.9
2021-07-14 28,608.49 -109.75 981 40.4 32.1 8.3
2021-07-13 28,718.24 +149.22 957 39.3 31.5 7.8
2021-07-12 28,569.02 +628.60 1,035 40.7 30.8 9.9
2021-07-09 27,940.42 -177.61 1,425 50.4 36.4 14.0
2021-07-08 28,118.03 -248.92 1,144 48.2 38.6 9.6
2021-07-07 28,366.95 -276.26 1,066 47.6 37.2 10.4
2021-07-06 28,643.21 +45.02 794 39.6 32.3 7.3
2021-07-05 28,598.19 -185.09 774 45.2 35.3 9.9
2021-07-02 28,783.28 +76.24 904 41.0 32.7 8.3
2021-07-01 28,707.04 -84.49 833 42.1 33.7 8.4

なのでCFDで上げ幅を取れば、月曜までにはまた下落して¥27,500と思ってるけどね。実際、日本市場の狙いはあくまでも下なんだと思うよ。225EPSも¥2,046とジワジワ下がってきてるし、1Q後はもしかしたら¥2,000下になってその後さまざまな状況を予測して、結局海外勢って225EPSを¥1,900以下に見てるのかも。もちろんSBG込みだけど。

なので、担がれまくってるけど、今はさほど心配してはいないんだ。