権利取りと地合い悪化と:9月28日(火)後場

権利取りと地合い悪化と:9月28日(火)後場

日経平均株価 ¥30,183(▲¥56)

高配当銘柄は権利取り優勢になった後場。けれども米国の状況はかなり不安定・・・

後場の相場概況

後場は一転してショートカバーが優勢になった。まさか今日権利取りなんてのは馬鹿な俺くらいだろうと思いながら、買い玉を持ち越してしまったけれど、やはり米国市場がネガティブな動きをし始めた。

とにかく今回の米国債金利10年物の上昇は、かなり急激になるんじゃないか?と懸念してる。金利上昇も金融セクターにとっては歓迎でも、大方の企業にとってはマイナスでしかないわけで、そこに米国人が最も嫌う物価上昇である原油高がかなり厳しい状況になりつつあるからね。

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そんな時パウエル議長やブレイナード理事が、テーパリングを正当化する発言をし始めてる。特にパウエル議長は、「インフレ圧力は今後数か月強い」と言い放ち、今年前半の「一過性」を大きく修正しつつある。

そんなときに今度は債務上限をめぐって米国議会が大揉めに揉め始めた。しかも肝心の増税案に関しては共和党のみならず民主党内の混乱も収拾できないという有様。

そこに北海ブレントが$80突破というニュース。何を考えてるのか、化石エネを廃止して再生可能エネに移行、ガソリン車を廃止してEVに移行、とますますエネルギーの首を絞めるような方針を世界中が打ち出してる。

ところが中国を見ればわかるが、早速エネ不足で大停電が頻発してる有様。このままでは欧米の、特に米国の年末商戦はサプライチェーンのボトルネックの深刻化でお先真っ暗な状況になってる。

ってこれねぇ・・・太陽光を推進してたバイデンも夢みたいなことばかり言って、気が付くとウイグル人権問題で中国の太陽光パネルを輸入禁止とか・・・。もう世界中がチグハグになってるし・・・。

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後場の取引とポジション

1605 INPEX ¥893(△¥36)
買)¥838×20000(含み益¥1,100,000
買)¥836×20000(含み益¥1,140,000
買)¥874×10000(含み益¥190,000
買)¥873×20000(含み益¥400,000
買)¥872×10000(含み益¥210,000
前場から¥5上昇して弱含んだ権利取り最終日の中にあって、とりあえず12月決算のこの銘柄はマイペースでと言う感じ。これで3空決定で、普通は売りのチャートだけど、とにかくWTIは$75台でびくともせず、LNGも6.000台で高値維持。そしていま世界的なエネルギー危機となりつつあって、このまま原油&LNGがどこまで上昇するのかわからない状況だからね。黙ってても備蓄分の含みが増えるし、ガソリンや灯油、軽油は市場価格連動だし・・・。

ここは我慢のしどころかもしれないと思いつつ後場は明日のことを考えたり調べたりで放置のままだった。

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9101 日本郵船 ¥9,430(▲¥840)
買)¥9,120×1000(含み益¥310,000
買)¥9,100×1000(含み益¥330,000
買)¥9,090×1000(含み益¥340,000
買)¥9,080×1000(含み益¥350,000
現物ではないので、権利取りとは言わないけれど、信用買いでも配当相当額は受け取ることができると思うけど、信用倍率が4.46倍でその他信用売りがどれほどあるか調べてないけれど、結構な金額を売り方は支払うことになる。郵船は中間配当は予定では¥200、期末が¥500という比率。なので、満額なら¥800,000ほどの配当になるんだが・・・まだ分からない。それよりも利食いしたほうが効率がよかったかも、と後悔も少々あるけど、まぁ結果論なんで・・・。

とにかく米中航路、欧州航路、バルク線、LNG船、タンカー、コンテナ船・・・どれをとっても最高値近辺でまだこの会社の業績はもう一段化ける可能性もあり得る。なので大化けした銘柄だけど、まだまだ終わらないと思うから。


9104 商船三井 ¥8,580(▲¥650)
買)¥8,430×4000(含み益¥600,000
買)¥8,420×1000(含み益¥160,000
商船は中間配当は¥300予定。なので買い玉も5000に増やした。これで¥1,500,000ほどの配当相当額が期待できる可能性が在る。その意味では勝負しても後悔はない。

まぁいろいろ勝負は明日以降だけどね。

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本日の収支(前場・後場合算):+¥12,540,000


雑感彼是

さて早速CFDは権利落ちを織り込む形で▲¥180してる(15:30)。それで気になるのは今夜の米国市場ということになるけれど、結構米国市場はネガティブな要素がある。日本市場で話題が豊富過ぎて米国をあまり気にしなかったけれど、米国債金利はどんどん上昇する気配を見せてるし、原油高もここまでくるとネガティブに捉えるかも。

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そうなると嫌でも、悪性のインフレ(スタフレ)を意識するような展開になってくる可能性が高いし、改めて先日のFOMCを織り込むような動きにもなりかねない。

今後のことを考えればもしかしたら今くらいの水準が、天井になる可能性もかなり高いと思う。なので、本当に注意すべきは、明日以降権利落ちとなってからじゃないか?って思ったり。

仮に米国市場がネガティブな動きになったとして、日本市場が逆行するか?と言われると俺は難しいかもしれないと思ってる。週末とは状況がかなり変わってきてるんで、ここでイケイケになってもなぁ・・・という気がしてる。

持ち越した郵船と商船だけど、業績が絶好調なのは分かるし、今後もさらに伸びるとは思う。けどここらで深めに押し目を作ってくれるようならば、これは本当にチャンスになるかもしれない。

今の相場は、決めつけないで、状況の変化に対応しつつの取引が重要だと思う。

それにしても権利取り日でなかったら売りまくってたと思う。この曖昧な状況こそが売りチャンスなんだよなぁ・・・。