米ロ会談は物別れ!?:2月21日(月)後場
- 2022.02.21
- トレード日記
日経平均株価 ¥26,910(▲¥211)
ウクライナ侵攻もある意味茶番なのかもしれないけれど・・・プーチンは良い人じゃないから・・・。
後場の相場概況
何とか外交努力でロシアのウクライナ侵攻は避けられる、というのが株式市場の見方。引け後の日経平均CFDも順調に上昇を続けてあっという間に¥70ほど上昇している。今夜は米国市場が休場なので、米国を意識するのはCFDしかないという状況で、やはり米国もバイデンープーチン会談での解決が可能という見方をしているよね。現時点で米国三市場のCFDは堅調に戻りとなっている。
この経緯を見ていて、米ロの主張は水と油で決して交じり合うようなことはないと思っているけれど、とにかくマクロンが中心的な役割を果たそうと躍起になっているし、結局米ロ首脳会談は、米ロ双方が直接了解したものではなくて間にマクロンが伝言ゲームをやる格好。
これで面白いのはバイデン政権は、「プーチンはすでに決断している」という一点張りで、その最大の根拠はプーチン大統領が進行命令をすでに下しているというもの。が、これがまた米ロの情報戦でお互いに騙し合うような状況でどれほどの真実味があるのかは分からない。プーチンはプーチンでマクロンに対してウクライナ東部の内戦は、ウクライナ軍が仕掛けてきたもの、と真顔で答えているあたり、全然信頼できないよね。あの親ロシア派のドネツク、ルガンスクでの戦闘はロシアが仕掛けているのは明白だし、プロパガンダ映像もニュースもロシア国内では流しまくってる。そんななかで、プーチンの命令を米国インテリジェンスがキャッチしたって出来すぎじゃないか?ということで今度はプーチンの側からの偽情報という見方もできる。
なので、ウクライナ侵攻は、実はプーチンはやりたくないんじゃないか?って思っていた。けれども、やらないのなら、ウクライナ国境に莫大な予算を費やして19万もの軍を移動させて、脅したりするか?という疑問。今のロシアにとっては決して小さくないコストがかかるよね。なので、外交交渉でもうしません!という単純な話ではないと思うんだけど。
プーチンには明らかに目的があるはずで、仮にウクライナに侵攻しても抵抗勢力は米国でもNATOでもなし、ウクライナ国軍だろう。決して少なくないウクライナ軍を相手にするためには19万の兵力が必要と読んでの行動かもしれない。なので、今日の段階でウクライナ侵攻はなし、として買いポジを獲るのは、ちょっと気が引ける。
まぁ、こういうことはどんでん返しが付き物なので・・・売りポジを建ててしまった。
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥13,570(▲¥225)
空売平均)¥13,562×2040(含み損¥17,000)
流石のこの相場では何をやっても取れそうにないし、第一ウクライナ情勢もどうなるのか分からないし・・・。tだ株式市場としては米ロ首脳会談の合意というのは大きな材料で、まずはショートカバーが出た。その後は売られるかとも思ったけど、引け後にさらに上昇と・・・。なんか今夜は米国が休場なので、日本市場の株価操作のためにCFDを弄ってるようなものだよ。そんなにマクロンやプーチンって信用できるのかい!?
4661 OLC ¥21,255(▲¥125)
買)¥20,825×500
買)¥20,800×500
売)¥21,280×1000(+¥467,500)
後場寄りで利食い。こういう需給の銘柄はデイトレでちょうどいいと思うからね。
6758 ソニーG ¥11,890(▲¥185)
空売)¥11,890×4000(変わらず)
6920 レーザーテック ¥21,170(▲¥285)
空売)¥21,170×2000(変わらず)
6861 キーエンス ¥52,500(▲¥1,470)
空売)¥52,860×1000(含み益¥360,000)
6594 日本電産 ¥9,956(▲¥104)
空売)¥9,956×4000(変わらず)
空売)¥9,939×2000(含み損¥34,000)
このまま株式市場は戻り相場になるのか?というとそれはちょっと難しいとは思う。それに、どうもプーチンがそんなに簡単に態度を軟化させるとも思えないし・・・。なので、ヘソの曲がった俺は、こんな局面で気が付くと売り建ててる・・・。売り坊というのは自覚してるけど、無謀というか、ビョーキというか。でもなんとなくどんでん返しになるような雰囲気を感じちゃって・・・。
それでも需給の悪化してる銘柄を選んだつもりではあるんだけど・・・。引け後のCFDの動きは気分悪いなぁ・・・。
本日の収支(前場・後場合算):+¥340,000
雑感彼是
Vシネマの台詞「われ!あもうみたらあかんど!」というフレーズをなぜか思い出してしまった後場。マクロンがプーチンを説き伏せるためには、恐らく水面下で相当のお土産を提示してるんじゃないかと思うけど、一説によればドネツク、ルガンスクの割譲みたいな話まであると言われてるけど・・・。他国の領土の分割を第三国が提案するって、なんじゃそれ!?ということだろう。
いずれにしても、プーチンなんかドネツク、ルガンスクを背負い込んでもあまりいいことないし、重荷になるばかり。そんなことをすれば、またより厳しい経済制裁が待ってるだけ。なので本筋は目の上のたん瘤のようなゼレンスキーを追い込みたいというのがあるだろう。今回引いても、NATOや米国か不介入の姿勢が明確だから、事あるごとにちょっかいを出す。
ウクライナにとっては悲劇の始まりだよ。
俺の見たところ、プーチンはやはり侵攻するんじゃないかと思う。目指しているのは先日も書いたけどドニエプル川東岸の広大な地域。それならばクリミアも維持できるし、黒海の制海権もある程度は取れる。もっともこれはウクライナにとっては最悪のシナリオだけどね。
プーチンは腹黒い。それだけは頭に入れておかないと。ロシア国民の悲劇とはまったく別次元の話だからね。
(アイキャッチは意味不明の答弁を繰り返す岸田首相!最悪)
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