戦争は買い!?そんなに甘い状況かい?
- 2022.03.04
- 放言
あっはっはっは~ぁ!今どこかのキー局のニュース番組のYOUTUBE版を観てたら、女性の大学教授がしたり顔で、「今後のウクライナ情勢はどうなりますか?」というキャスターの質問に対し、「このまま、決着することなく長期化するんじゃないでしょうか?」とコメントしてた。思わず「何が長期化するんだ?」と独り言だよ。
この教授、何を根拠に長期化するって言ってるんだろうねぇ・・・。いま、ロシアは完全と言ってもいいほどに財政が破綻状態にある。ルーブルを買い支えようにもロシア中銀が欧米日から制裁を受け資金凍結されてしまってる状況だから、ほとんど何も出来ない。これから恐ろしいほどのインフレが待ってるような状況で、とてもじゃないけれど、1日一兆円もの戦費が捻出できるはずがない。
戦闘が長期化すると言ったって、そんなもの、もう目の前に限界が迫ってるんだよ。プーチンだって世界中に資産を持っていて、その額は20兆円とも30兆円とも言われてるけれど、自国通貨建ての資産なんか絶対に持ってない!現金で海外に持っていても送金さえできないし、第一大金が動けばすぐにバレる。近年、ロシアはゴールドを買い越していたらしいけれど、それとて現金化する手段もないし、ロシア国内ではただの金属の塊だよ。
こうなったら現物交換しかない、ということで、どこかで金なら金を運んで、闇で市場の3分の2くらいのレートでドルやユーロと交換すればいいけど。まるでハリウッドのスパイ映画みたいだしね。あり得ない(プーチンはKGBだからあり得るか!?笑)。
というわけで、もうじき、あと1ヵ月もしないうちにロシア国債の償還期限がくれば、ロシアは確実にデフォルトするだろう。だから最低でもあと1週間、2週間のうちにウクライナに決着付けないと・・・。長期戦なんてあり得ないよ。
今夜2度目の停戦交渉がどうやら開かれるみたいだけど、妥結することはあり得ないし、さりとてウクライナ側が次回まで協議して・・・みたいに引っ張るしかないし、決裂ならば即キエフに総攻撃ってことになるよ。そうなればこの戦争、半端なく悲惨なものになっちゃうよね。
さて、何度かプーチンが核を使う可能性について書いたけれど、その根拠はいま物凄い勢いでロシア経済がメルトダウンしてて、現有手段で決着を付けるしかなくなってきているというのが主だった根拠だよね。
通常戦力が苦戦を強いられて遅れ遅れになってしまうと、戦力維持が難しくなる。弾薬も食料も補給できなくなるし、だからこそロシア軍はマーケットを襲ったりして食料を略奪してる。
兵士の士気が落ちてるとか言うけれど、腹が減っては戦は出来ないのよ。なので、やはり事態を打開するには、プーチンにはもう「核」しか残っていないと思うからね。なのでベラルーシ側から侵入したロシア軍がキエフを取り囲むような陣形で、なかなか侵攻しないのは、「小型戦術核」を使う可能性があるから、と見てるんだよね。
どうやら2回目の停戦交渉が始まったらしいけどねぇ。ロシア軍の攻撃は全然止まっていないし、むしろ激しくなってるようだ。さらにプーチンはマクロンとの電話会談で「ウクライナの軍事作戦の目標は必ず達成する」と言い切ったらしい。
さて、米国は軍は動員しない(軍事的介入はしない)とバイデンは最初に言ってしまった。結果的にそれがプーチンのトリガーになって侵攻開始となったわけだが・・・。バイデンは何を満足しているのか知らないけれど、結局は他人事なんだろうね。でも、そこが「ボケ老人」だって言うのよ。
いま、ロシア自体が破綻寸前で、軍の侵攻もまだまだ温いわけで、もしも中国を叩きたいなら、ここで参戦して(ロシア軍を)空爆でもすれば、じっと傍観者を決め込んでる習近平を完全にビビらせることが出来るのに・・・。しかも軍事介入の理由を「他国の領土を武力で侵略した明確な国際法違反」とすれば、同じようなことを常にやってる習近平は全人代の前に思い切りビビるだろう。
まぁ、バイデンにはそんなことは出るはずもないかぁ・・・。息子が散々世話になったウクライナに少しは恩を返せよ!ってね。
さて今夜の米国市場・・・やはりというか、原油が$110とか$115とかじゃ、流石に買い上がれないよね。これじゃ昨日のパウエルのハト発言も素っ飛ぶ!今日(昨日)は戦争は買いの大合唱してた評論家とか、そんなに甘い相場じゃないって。これで核でも来たら、相場はどうなるんだろ!?ダウ$2000落ちとかねぇ・・・(苦笑)
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