ロシアのウクライナ侵略、いよいよ大詰め

ロシアのウクライナ侵略、いよいよ大詰め

いよいよウクライナはロシアの手に落ちたという状況になってきた。このままロシア軍が進撃したらキエフはすぐに落ちるだろうけど、その場合はまたおびただしい数の民間人の犠牲が出るだろう。

とうとう力の前に屈服させられる姿を目の当たりにするのか、と思うとやるせない。ゼレンスキー政権は崩壊するだろうし、ゼレンスキー大統領自身もまた拘束されるか殺害されるか、分らない。

ただし、これでロシアがウクライナを手中に収めたと思ったら大きな間違いだ。本当に悲惨なのはここからのウクライナなんだと思うし、これから先、ウクライナ国内で戦禍の止むことはないんじゃないかな。

情報によれば、プーチン大統領は何等かのメッセージを米国に届けるらしい。そしてその内容次第では、米国の対応が非常に気にかかる。すでにゼレンスキー大統領は「NATOがウクライナ上空を飛行禁止区域にしてしなければ、終わりだ」という動画を公開した。しかしそれは、NATOとロシアの全面戦争を意味するので、受け入れられることはない。

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もしも、ゼレンスキー政権が崩壊したなら、プーチン大統領は戦争終結を宣言するだろう。そしてそうなると、株式市場はどういう反応をするのだろう?戦争終結でこれを好感して上昇するのか?または、ロシアの武力による侵略と経済制裁、そして資源価格の上昇という状況で、さらに下落するのか?個人的には全く予想がつかないけれど、少し長い目で見れば、下落トレンドはまだまだ継続するのでは?と感じる。

いずれにしても、今の状況からするに、何らかの決着が週始め、7日~9日にはもたらされる可能性が高い。けれども、欧米はそうした決着を看過できるのか?ということ。そしてろくな軍備も核もなく、まともにロシアに経済制裁をして喧嘩を売った日本は一体どうなるだろう?本当にプーチン以上に異常と言えるほど極楽とんぼの岸田首相は「非核三原則は国是」と堂々と発言しているわけで、けん銃を構えた相手に丸腰で「経済制裁を課した」という暴挙を演じてしまった。

何が国是だ。ただ佐藤総理が苦し紛れに発言しただけじゃないか!

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ドイツはあらゆる批判を覚悟のうえでいよいよ軍の増強へと踏み出したわけだが、日本なんかよりもあるかに重い(ナチスという)十字架を背負いながら、大きな方針転換へと船出したのだ。それに比べてワイドショーを見るようにニュースを捉えている日本・・・。尖閣が・・・とか、北方領土が・・・という問題ではなく、日本全体が侵略を受ける可能性だって否定できなくなったよね。

悲しいかな、ウクライナは核兵器を放棄・破棄したから、こういう侵略をうけたのは間違いなく、核がなければ、蹂躙されるというのが、それが現実だからね。議院内閣制の民主主義国は、独裁国家にスピードで必ず負ける。グタグタと議論しているうちにもう負けている。それが現実なんだね。