権利取り終了:3月29日(火)後場

権利取り終了:3月29日(火)後場

日経平均株価 ¥28,252(△¥308)

先高感が強い理由がよく分からない・・・。恐ろしく強い相場だけどね。

後場の相場概況

非常に堅調だった権利取り最終日の後場。もしも、多くの投資家が4月相場にネガティブな感覚を持っているのなら、こうはいかないだろうから、現時点では日経平均の先高観は強いということなんだろう。

普段のザラ場で、今日みたいな値動きをしてくれたら、良かったのに、と思いながら個別の株価を見ていたけれど、とにかくここは焦ることなく明日からの権利落ち相場をじっくりと見てゆこうと思ってる。

今の相場の最大の誤算というと、俺自身は何と言っても日銀の金融政策(指値オペ)だと思っていて、恐らく財務省の圧力なんだろうと思うけれど金利上昇となると、国債の金利負担が増えるので、それを何とか阻止したいという目論見のように見える。

口先介入して円安を食い止めろ!という意見も多く、まぁそれでもこの円安の流れが素直いに止まるとは到底思えなくて、これで(財務省が)為替介入したりしたら、日本の金融政策はそれこそ迷走状態になる。そうした弱みをみせたのなら、大きな資金で弄られて翻弄されてしまうかもしれないよね。

こんな時は大引け後、スルスルと上昇してしまうのが常で、投資家の誰しもが強気になってしまって、イケイケポジションを取る。けれども思ったよりも通期決算は悪くないにしても、今期見通しは良くて微増、展開次第ではマイナスと言うことも十分にあり得る。

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日銀は、国内物価は欧米と比べると、天と地ほどの差があるし、CPI2.0でさえ微妙なのだという。けれどもその認識は大きな間違いで、日本のPPIは欧米同様9%も上昇してるじゃないの!その結果として欧米はインフラが酷いことになってるけれども、裏を返せば価格転嫁が進んでるということ。日本企業はそれをしないわけで、企業業績と人件費カットでそれを吸収しようとする。

要するに日銀の金融政策を続けると、こうなってしまうわけだよ。だから給料も上がらないという悪循環から脱することが出来ない。イギリスでは平均的な家庭の電気量は¥7000~¥10000だったものが、この4月からは¥50000~¥60000になるそうな・・・。いろいろ対策はするのだろうけど、日本でそんなことになったらパニックだけどね。と、実際にそういうのがある!?あの電気お安くなりますとやって勧誘してる電気卸売がまたぞろ、爆発してるよ。あの勧誘電話!うざすぎるからねぇ・・・。安易な選択はしない方が・・・(苦笑)

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後場の取引とポジション

1699 原油先物 ¥333.0(▲¥10.2)
空売平均)¥331.3×57350(含み損¥98,000
後場に入っても急騰場面で売り足しておいた。今後プーチンが暴挙に出ない限り、需給に収斂してゆくと思うし、その価格が$100台というのは少々考え辛いと思うんだ。もちろん勝負するにふさわしい価格帯とは言えないけれど、まぁ、原油情勢の見方の練習という意味でも価値があるかな?と思ったりしてる。

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1328 NF金価格 ¥5,981
空売)¥5,981×1000(変わらず)
このETFは積極的に取引されているとは言えないけれど、大方の見方はまだまだ上があるということ。そういう意味では売りというのは・・・。でも現物では結構保有しているのでね。売って振り替えようか迷ってるものがあるので・・・。様子を見てみようかと・・・。


7270 SUBARU ¥2,017.5(△¥48.5)
現買)¥1,943.0×2000(評価益¥149,000
現買)¥1,940.0×2000(評価益¥155,000
現買)¥1,939.0×2000(評価益¥157,000
現買)¥1,938.0×2000(評価益¥159,000
現買)¥1,935.0×4000(評価益¥330,000
これなら配当落ち分のバッファを確保できたと思うので、明日の押し方次第だけど、保有数を増やしたい。田舎の自動車メーカーだけど、株式妙味があると思うので。

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本日の収支(前場・後場合算):+¥600,000


雑感彼是

今の世界情勢が厳しくなりつつあるから、防衛大学校卒業生の任官拒否が479名中72人にも達したらしいよね。なぜ?どうして?という感覚と、そんなことを認めていいのか?という思いがあるんだ。

学費は無償の上に、

「学生待遇 全員学生舎に居住し、被服、寝具、食事などが貸与又は支給されるほか、毎月学生手当(令和元年12月現在:117,000円)が支給されます。 また、6月、12月には期末手当(いわゆるボーナス、年397,800円)が支給されます。」

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ということで、学生というよりも幹部候補生、公務員という色調が強いんだろう。もちろん任官拒否の場合には学費返納(償還金制度)というのがあって、金額は約250万程度らしいけど、4年間で約880万の給与・賞与があってなおかつ食費も住居費も無償となると、それを目当てに損得勘定してもおかしくない。

今のウクライナやロシアの若者が、本当に悲惨な戦争をさせられていることや、自ら進んで国土防衛のために戦っている成人男子のことを考えると、こんなことでいいのか?という気がするよ。任官拒否するのなら最初から入学しなければいいのに。

任官すると必ず部下が出来るのが防衛大学校の卒業生。こんな甘い制度のなかで人命の上に立つ幹部養成などできるはずもない。選択の自由もいいけれどきちんと義務を課そうよ。でないと制度が国民から批判されるよ、きっと。

(PS.イスタンブールで始まった停戦交渉に何故がロシアの富豪が出席するって、ロシアは一体どうなってるんだ!?アイキャッチ画像は、富豪のロマン・アブラモビッチ氏)