米国市場、日経CFD、金利上昇、円安にも関わらず大幅高!

米国市場、日経CFD、金利上昇、円安にも関わらず大幅高!

円安は大歓迎、だったはずの日本経済は、いつの間にか「円安はデメリットが大きい」という論調に変わってしまい、そのことに野党のヘボ議員が騒ぎ始めたから溜まらない。地上波でもNHKを筆頭に連日小売業者の「値上げせざるを得ない」というインタビューを放映し続け、ウクライナ問題とツートップを形成している有様。

食事時にTVを付けると、ウクライナ戦争で嫌な気持ちにさせられ、そこに円安による物価高と大騒ぎしてるテイクアウト店の店長の声。「(お客様のために)出来るだけ我慢してきましたけど、もう限界です」「値上げせざるを得ません」と苦渋の声みたいな・・・。

そこにあるのは完全な、完璧なデフレマインドで、デフレが進んでいる最中に「価格据え置きで頑張ってきました」と言っても、通用しないでしょ。こうなったらその時の(儲け)分を吐き出してもらうか、仕入れが高くなったのなら、値上げするしかないでしょ。

けれど「値上げは悪」みたいなマインドが支配していて、「お客が減ることの恐怖」がついて回ってる。

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こういうことからして今の日本は現状変更を極端に嫌がり、既得権を守り抜こうとする「専守防衛」が、社会に根付いてるんだな、と感じる。「専守防衛」って自衛隊の行動指針だけではないんだね。

だから、騒ぎになったから今まで円安を肯定し続けた鈴木財務相も「デメリット強い」と早速口先介入し、つい昨日まで円安は「メリット多い」としていた日銀黒田総裁も「最近の円安はかなり急速」と金融政策ツートップ!?が相次いでドル円に「口先介入」した。

しかし、世界が金融引き締めに舵を切った最中、唯一金融緩和を継続している日本が「円安は嫌です」といったところで、全く説得力不足で、信用喪失の金融政策ツートップの言うことなどあざ笑うように逆襲を喰らって現在¥128.650とぶっ飛びまくっている!

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財務省には伝家の宝刀「為替介入」があるわけだが、金融政策が緩和状態のまま、いくら円買いを実施したところで、まるで効果などあろうはずもなく・・・ぼけ老人(政治家の)戯言と一掃されてるね。

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さて、大引けのブログにも書いた通り、欧州安にもかかわらず米国三市場はきっちりリバウンドしてる。しかも、連銀総裁やパウエル議長の0.750%利上げ利上げ言及や5月QT開始をほのめかすような発言で、米国債10年物金利は2.900pを突破して3.000pに迫る勢いで上昇!にもかかわらず金利高を嫌うはずのNASDAQまでもが大幅反発!

ドル高によっていよいよスリランカを筆頭に途上国が苦境に直面し始め、IMFは成長予想を大幅に引き下げ、ウクライナ戦争と中国ロックダウンによってインフレに拍車がかかりつつあるにもかかわらずだ。

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これが某ファンドマネージャの言っていた、暴落前に急騰するという現象なのかは分からないけれど、ダウは悪決算のトラベラーズが売られている以外、NASDAQはモデルナ、ファイサーの新型コロナ関連とバイドゥやアリババといった中国関連以外ハイテクも何もかも全面高の様相。それにWTI原油価格の急落が拍車を掛けている感じ。

そうなると円安が止まらない状況で、日経平均CFDもシコシコと上値を追い始めてる。これはほぼ狙い通りの展開で、しかも日経平均はこのまま行けばターゲットの75日線(¥27,219)に急接近することになる。もしも75日線を突き抜けるなら、そこは絶好の売りポイントになると、作戦を吟味中だ。

まぁ、状況が状況なので、大引けまでにどうなるのか分からないけれど、出来ればこのまま行って欲しいと、今夜は「神頼みナイト」になったね。