年末ラリー有無は今夜の米国次第!?:12月23日(金)後場
- 2022.12.23
- トレード日記
日経平均株価 ¥26,235(▲¥272)
年末高の雰囲気をメガバンク株の上昇が演出か!?
後場の相場概況
米国市場の視点はFRBの利上げとかインフレよりも景気後退、企業業績不安に移っている(と思う)。そして日本国債は上限金利に近付いたけれど、外債売り、日本国債買いが進んでいて、米国債は売られる傾向に・・・。なので、米国債10年物金利の上昇は、利上げ懸念と言うわけでもなく、需給によるものだと思っている。
と言うことは黒田ショックで¥131台まで突っ込んだドル円が、現時点で¥132.665と言うのは十分にうなずける動き。けれども円安への戻りを想定しての日本株買いがあるのか?と言うと個人的にはそれはあっても僅かであると思うし、基本的にはあり得ないと思っている。
欧米の景気減速を意識すれば日経平均のEPSは下がる。今日はとうとう¥2,145まで下落したおかげで日経平均はPER12.23にとどまっているんだよね。
なので今夜の米国市場がPCEで下げてしまって日経CFDが連動下げするとなるTと¥26,000くらいまでは十分にあり得る。でも今回、もしもそうなってしまうと、金融株への資金集中が止まらず、月曜は容赦なく担がれることになりそうで嫌らしい。
まったく、こんなところで売り勝負って、やはり正気の沙汰ではないのかもしれない。
後場の取引とポジション
8306 三菱UFJ ¥898.0(△¥28.5)
空売平均)¥895.2×76000(含み損¥213,000)
8316 三井住友 ¥5,350(△¥94)
空売)¥5,350×4000(変わらず)
空売)¥5,341×4000(含み損¥36,000)
空売)¥5,340×4000(含み損¥40,000)
8750 第一生命 ¥3,000(△¥51)
空売)¥3,010×8000(含み益¥80,000)
空売)¥3,009×4000(含み益¥36,000)
日銀の電撃利上げ以来、大相場になりつつあるメガバンク。そして外債の売りがある程度進んだ生損保なども買われる展開が続いてる。勿論背景には利上げ基調が続くという読みがあるのだろうけど、本来本格的な利上げなど、次の総裁になっても当分出来るものではない。理由は何度も各方面で言われてる通り、国債金利の上昇で財政圧迫、住宅等各種ローン金利の上昇による可処分所得圧迫、企業の金利コスト上昇など、あまりにも弊害が大きいから。
本来利上げする状況と言うのは単純にインフレだけでなく背景に堅調な経済があるはずなのだが、今の日本にそれはない。なので、とにもかくにもデフレを脱却したと言われる日本経済に対するダメージが大きいからです。それでも利上げするのならば、ただでさえ厳しい2023年で欧州や米国以上に景気が落ち込む可能性も否定できないわけで、時期総裁がその役割を引き受けるかは疑問だし、またドル円一点でのイシューで金利を引き上げることはなかなか出来ないはず。
それどころか、米国の景気減速でドル円は自然に円高に進む可能性も極めて高い。とすればメガバンクも生損保もさらなる外債処分を強いられる可能性もあり、通貨スワップの影響も考えなくてはならない。
そうなると、僅か0.250pの金利引き上げで大相場になるような業績回復が望めるのか、甚だ疑問ではあるからね。UFJはあと¥100余りで4桁達成で、三井住友も\6,000が見えてくるかも。それは否定しないけど、例えばUFJの2日連続での高値引けは流石にね・・・。資金集中と言うのは分るので、今夜のPCEで株価が上昇するようなら、金融は一休みなんじゃないかと思うのでね。
他に買う気になれる銘柄もないし、さりとて売り勝負するには日経平均が低すぎるし・・・。とりあえず慣れてる金融3銘柄だけ売り建ててみた。
本日の収支(前場・後場合算):+¥9,490,000
雑感彼是
あの~~、気が付くと今日は23日。明日はイヴで週末が終わればいよいよ今年もカウントダウンと言うことになる。まだ1年の振り返りを書くのはちょっと早いけど、また今年も本当にいろいろなことがあって、病み上がりの体も疲れたけれど、メンタルが相当に遣られた気がする。
まったくここ何年も、平穏で1年を過ごしたことなど全くなくて、苦しいことばかりだったよ。反面投資は結構読みがあたった気がする。典型的なのは昨日建てたポジ、つまり金融買のメーカー売りでズバリ当たって利食い得来た。
さて今夜の米国市場はどうなるだろうねぇ・・・。値動きが全く想像できないので、結局メガバンク売りしか俺の選択肢はなかったんだよ。
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