FOMC警戒と介入警戒と:5月1日(水)前場

FOMC警戒と介入警戒と:5月1日(水)前場

日経平均株価 ¥38,189(▲¥216)

FOMC警戒+財務省介入警戒・・・それでも買われる日本株!?

前場の相場概況

昨夜の米国市場は結果的には大きく売られたわけだが、大きな要因があったわけではなく、結局のところ米国市場のセンチメントの弱さと今夜のFOMCに対する迷い、みたいなものが要因だった気がする。米国市場の投資家は売りたくて仕方ないように見えたもの。

今夜のFOMCでは利下げを先送る判断が示される見込みだと、ブルームバーグは予想してる。株式市場もそういうコンセンサスに傾いたように見えるので、その場合には米国債金利が跳ねる。そうなると、株式市場は売られるという計算が先行して働いたのが昨夜だったと思う。

けれどその場合にはドル円はまた一気に跳ね上がる(円安)になるだろうから、¥160に接近するようなら再度の介入もあり得なくはない。仮にそうなったときに、果たして財務省が介入するか、は分からないけど、急激な円安は入らざるを得ないんじゃ?

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巷間言われ始めた、日本の金融当局は¥170までは許容する、なんてことはまずあり得ないと思うし、¥160は上限なんだと思うけどね。このままだらだら円安が進んでいくと、日本経済は潰れちゃうよ。

けれど厄介なのは、本来売られるべき局面で円安になっていること。株価と為替の綱引きでどちらが勝つの?と言われても、これはもう難題としか言いようがない。さりとて介入にポジションを貼るのもなぁ・・・。

やはり無理はするな、ということか?

前場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥27,425(▲¥280)
空売平均)¥27,682×3160
買戻)¥27,270×3160(+¥1,300,000
米国市場が大崩れとなってくれて、運よく!?勝つことが出来た。けれどこれは目論見とは大分違う展開だったので、はっきり言ってマグレというやつ。マグレでも有難く利食っておかないとね。今日はドテン買いはあまり意識できなかったなぁ・・・。

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8306 三菱UFJ ¥1,560.0(▲¥19.5)
買)¥1.550.0×20000
買)¥1,549.0×20000
売)¥1,560.0×40000(+¥420,000

8316 三井住友 ¥8,954(▲¥26)
買)¥8,855×2000
買)¥8,854×2000
買)¥8,850×4000
売)¥8,940×2000(+¥170,000
売)¥8,935×2000(+¥162,000
売)¥8,930×4000(+¥320,000

こういう相場では手掛かりもなく・・・。こんな時はなるべく決算まで日数があって、業績好調なメガバンクくらいしか弄れないかな、と思って入ったけれど、GWの谷間ということもあって取引にボリュームがでなかった。比較的三井住友は良く買われたけれど、深追いせずに両方とも利食いしておいた。


7203 トヨタ ¥3,618(▲¥20)
買)¥3,582×5000
買)¥3,580×5000
買)¥3,578×5000
売)¥3,615×5000(+¥165,000
売)¥3,613×5000(+¥165,000
売)¥3,611×5000(+¥165,000
メガバンクと同じように考えて、トヨタに入った。メガもトヨタもよく売られたから、じっくり構えて指値を差し替えながら待ったけど、全然面白くなかったなぁ・・・。ドル円がイケイケなのに警戒感が付きまとうからね。

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9020 JR東日本 ¥2,952.5(△¥59.5)
買)¥2,881.0×5000
買)¥2,880.0×5000
売)¥2,940.0×10000(+¥595,000) 

9021 JR西日本 ¥3,225(△¥231)
買)¥2,994.0×4000

買)¥2,981.0×2000
買)¥2,980.0×4000
売)¥3,099×10000(+¥1,132,000

9022 JR東海 ¥3,632(△¥15
買)¥3,600×8000
売)¥3,566×8000(-¥272,000

気まぐれ決算勝負のJR3社。いずれも好決算だったけれど、それほど弄られないと思ったので朝寄りで手仕舞いしてしまった。そうしたらJR西が跳ねた!って分からんから・・・。昨日の三菱電機じゃないけけれど大幅高してるよ。ちょっと悔しいけれど仕方ないね。


前場の収支:+¥3,260,000




雑感彼是

今夜はFOMCだけど、米国経済はちょっとおかしなことになってきてるんじゃないかなぁ・・・。インフレは高止まり感からジワジワと上昇しそうな気配がある反面、いよいよ5月ということで、個人消費関係が弱くなってきて・・・。普通に警戒感があるところに持ってきての金利高止まり。となるといよいよ警戒すべき局面が近いのかもしれないね。

それを象徴しているようなAMAZONの決算だったと思う。とにかく決算の数字は好調なんだけど、通販の見通しが芳しく無くて、売られたんだけど。やはり問題は物販の売り上げが伸びないという部分を株式市場は嫌気して▲3.5%の下落(時間外では2%以上戻してるけど)。

米国企業の1Q決算は結構良好な数字みたいだけど、問題は2Q以降の見通しだからね。きっと総じて米国経済は弱ってると企業もある程度は分かってるし、恐らく4月の個人消費はかなり弱くなってると思うので、まずこの局面で金利の上昇は米国経済にとっては命取りになりかねない。

そんな状況で、果たしてパウエル議長はタカ的に転換するだろうか?と疑ってるけどね。

個人的な予想では、「QT縮小で金利低下」というシナリオだよね。意外にタカ的発言はないんじゃないかな?と。

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