ジョークのような大引け！：12月30日（金）後場

日経平均株価　￥26,094（変わらず）

後場の相場概況

この円高傾向は少なくとも3月くらいまでは続く可能性があると思うし、その前に日銀総裁人事が発表される2月には一度のオーバーシュートもあり得るかも。そうなると、今期決算は下ブレる可能性が高く、また来期決算予想にも影響すると思う。けれどもそれまでには、米国景気の減速スピードが加速する可能性があるから、いずれにしても日本市場にとっては厳しい春となりそうな予感。

さて、2022年相場が終わって明日はもう晦日になるけれど、公私ともに大変な1年だったと。しかも来年は今年以上にさらに荒れそうな雰囲気なので、こうなってくると米国市場でのソフトランディングという願望は、気持ち的には分る気がするけれど現実的じゃないと思うし、ある時点でセンチメントは急激に悪化すると思う。

その意味ではここまで下落した日本株については、後はEPSとにらめっこの相場展開になるはず。とうとう2022年は円安差益がありながら日本株は実質的にゼロ成長だったという事実を来年は如実に突き付けられることになりそう。つまりは、日本企業の経営者は円安任せののほほんとした時間を過ごしたことになる。

そりゃ急激に円安が進めば経営は楽だよ。何もしなくても増益なのだから。でも差益を引いてみたら事業収益は多分マイナスしてる。（海外勢に）そこを見られたら日本株は御終いってことだろうね。

後場の取引とポジション

9983 ファストリ　￥80,530（△￥1,530）
空売）￥80,530×1000（変わらず）
昨日大幅下落の後今日は買戻しで大きく上昇したファストリ。けれどもあくまでもポジションを調整したに過ぎないと思うし、4日はGDスタートするんじゃないか、ということで売り持ち。今年の相場はある意味ではファストリの値動きが大きな意味を持ってたと思う。それが3月？に分割してしまうと・・・。

6857 ソニーG　￥10,035（▲￥80）
空売）￥10,150×4000（含み益￥460,000）
空売）￥10,140×2000（含み益￥210,000）
ソニーの業績はちょっと思い切り背伸びをした感があるんだよね。けれど村田の社長も言ってるようにスマホは高級機種も全然ダメらしいし、EVはどうか？というとそれも景気次第ということになる。あとはゲーム機はインフレで・・・。エンタメはヒット作が出るか否かにかかってる。こういう不安定な状況に陥って、これを打開するのがゲーム機じゃ、本当に寂しい企業になってしまった気がする。2023年は、苦戦するだろう。

8035 東京エレクトロン　￥38,880（▲￥230）
空売）￥39,080×2000（含み益￥400,000）
苦戦と言えば、中国の動向や対中輸出規制の影響、そして円高となると苦しいだろうね。2023年に景気が急減速となると、設備投資にも影響するだろうし。とにかく日本の場合、アドバンでもスクリーンでも、レーザーでもなくエレク次第なんだと思う。

9984 SBG　￥5,644（△￥26）
空売）￥5,730×2000（含み益￥172,000）
空売）￥5,720×2000（含み益￥152,000）
空売）￥5,710×2000（含み益￥132,000）
空売）￥5,651×4000（含み益￥28,000）
空売）￥5,650×6000（含み益￥36,000）
空売）￥5,640×2000（含み損￥8,000）
空売）￥5,615×2000（含み損￥58,000）
空売）￥5,610×2000（含み損￥68,000）
さてSBGにとって2023年はまさに運命を分ける年になりそう。景気減速、金融リスク、となるとロングオンリーの投資ファンドの業績が出るはずがないし、とにかく買った位置、時期が今となっては最悪なんだよね。そこに金利上昇が直撃してるわけだから。キャッシュは十分と言ってるけど、そんなことはこの先どうなるか分からない。いよいよ孫マジックも年貢の納め時なのかもしれないね。

4755 楽天　￥596（△￥2）
空売）￥602×4000（含み益￥24,000）
空売）￥601×20000（含み益￥100,000）
空売）￥600×12000（含み益￥48,000）
空売）￥599×4000（含み益￥12,000）
空売）￥598×4000（含み益￥8,000）
年貢の納め時と言えば、楽天の方がもう具体的な携帯キャリア撤収の準備に取り掛かってるとか・・・。なんとも、どうなるかは皆目わからないけれど、社債金利だけで通販事業の利益は簡単に素っ飛ぶからね。後は銀行、カード、証券なんだろうけど、それじゃ持たないと思うからね。

本日の収支（前場・後場合算）：+￥3,560,000

雑感彼是

2022年相場が終了したわけだけど、今年はいままで取引してて最も難しいと感じた相場だった。特に下期になると、まず米国市場との連動制が薄れてしまって、その上にドル円が非常に影響力を発揮して、それらの状況が日本株にとってどういう影響があるのか？が全く読めなくなった。

そういうこともあるけれど、俺の投資のスタンスである、米国勢のセンチメントが債券、為替、株式とバラバラになってきて、なおかつそこにコモディティが入るものだから、全く分からなくなったしね。

いままでこんな相場はもちろん経験したこともなく、ことここに及んでどういうスタンスを獲ればいいのか？という過去の経験がまったく役に立たなかったよ。

総括は後で書きたいと思いますが、とにかく悪戦苦闘の連続で、そこに介護と新型コロナ感染でもうどうにも相場が見えなくなった11月・・・。

本当にしんどかった。

来年は来年でいろいろあるのでね、落ち着いて相場が張れるかどうかは分らないけれど、多分相場を止めたら俺はボケるだろうなって、親父をみててつくづく思った。