日銀次第の相場は久しくなかったけれど:1月16日(月)後場

日銀次第の相場は久しくなかったけれど:1月16日(月)後場

日経平均株価 ¥25,822(▲¥297)

18日の決定会合が未知数で動けない相場になった。

後場の相場概況

日本市場の後場は、全く動きようのない地合い。とにかくドル円の突っ込みが日本市場の頭を完全に抑え込んでしまって、ショートカバーでさえ出なかったというどうにもできない地合いになったね。

やはり今日の相場で最も注目していたのはメガバンクの値動きだったと思う。ところが今日になって18日の決定会合が無風であったことを想定しているのか、利食いが完全に優勢になっていた。板を見ればわかるけれど、売りが成行でバサバサと出てくる感じ。勿論、押し目と見ての買いも十分に入っているのだけれど、成り行きで万株単位を投げられ続けると、株価はなかなか上がらないよね。

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ここまで急激に上昇を続けて来て、利食いになるのは当然の値動きだけど、結果としてチャートは非常に悪い形になってしまった気がする。明日も買いポジションを積極的に建てる動きはちょっと期待できないと思うので、なにかリーク記事でもない限り、移動平均を目安に調整すると思う。

しかし18日の政策決定会合では、有名無実化した感のあるYCCを一部の評論家は中止するのではないか?としてるけれど、仮にそんな大きな政策変更になった場合、日本市場は耐えられるのか?と言うくらいのショックが来ると思う。

そうなると円高が急激に進むことになるわけで、これ以上の円高は流石に株式市場も許容しないんじゃないかな。なのでたとえ3Q決算が良くても、あまり関係なくなってしまうかもしれないからね。まぁ、流石に黒田総裁もそこまでの政策変更はしないだろうと思うけど。

いずれにしても日本株にとってはこうなってくるとFRBよりも日銀だね。

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後場の取引とポジション

8306 三菱UFJ ¥949.0(▲¥28.1)
買)¥955.0×10000
買)¥954.0×10000
買)¥953.5×10000
買)¥953.2×10000
買)¥953.0×10000
売)¥958.0×50000(+¥213,000

8316 三井住友 ¥5,561(▲¥159)
買)¥5,610×6000
売)¥5,600×6000(-¥60,000

 

後場の気配が弱いので、即売りして難を逃れたよ。今のメガバンクは日銀が動くか動かないかで投資家のスタンスが二分されている。前回の会合で黒田総裁はYCの10年物国債金利のへこみを問題にしたわけで、YCC範囲を0.250p広げても全く効果が出なかった。

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なので、この際YCCを中止するという選択肢も十分にありだと思う。どうせ退任後は新総裁が金利政策の見直しをやるのは必然で、そうなったときのショックを出来るだけ和らげておきたいという趣旨も理解できなくはない。

でも、あの黒田総裁が、面子を潰してまでそういう政策に出るのか否かという問題もあるだろうから。その意味では今日売られたのは当然といえば当然なんだけどね。

やはりUFJで言えば最低でも¥936処までは調整して欲しいし、三井の場合は¥5,400処。ってことは5日線なんだけどね。

もしもこの相場が大相場って事ならば、25日線までは調整して欲しいけど・・・株価のことだからどうなるかは分からない。なので今日ポジ建て持ち越しするのは見送ったよ。

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本日の収支(前場・後場合算):+¥1,790,000


雑感彼是

休場を余儀なくされて、まぁまぁ、いろいろあってようやく今日から復帰したものの、こんなボケた頭では、とても怖くて大きなポジは建てられないよね。第一地合いも状況もまったくわかってなくて、メガバンクを打ったのは需給だけだったという感じだから。

これでまた元のペースをつかむまでには結構な時間がかかると思う。とにかく情報も不足してるし、流れが把握できてないし・・・。

ただし今夜の米国市場が休場なので、その分は助かったのかもしれないし、休場明けから恐らく米国市場は弱含むと、今のところは見てるんだよ。

いよいよ今週から様々な企業決算が出てくるわけで、業績を意識した相場になる。本当に怖いのは今週以降と言う事だろうけどね。