植田新総裁誕生で財務省の日本完全支配が完成する
- 2023.02.12
- 放言
今日はほとんど外にも出ずにひたすらチェック、チェックを繰り返していたけれど、どうも日銀の人事が引っかかるんだよね。植田氏で日銀の総裁が務まるのか?っていう疑問に素直になれないんだ。経歴を見ても大学教授意外に目立った実績もなくて、実務経験もほとんどないし、速水、福井の元総裁の下で審議員をやっていたというだけで、あの出鱈目な時代、つまり日本が金融危機に陥って坂道を転がり落ち、日経平均が僅か¥7,000台になった時の金融政策当局者の一人ってことだろ?
その人を一体誰が引っ張り出してきたのか?が全く持って疑問以外の何物でもないし、しかも日銀総裁にする理由が何もない。岸田首相にはもちろん彼を担ぐ理由など爪の先ほどもないし、申し訳ないけれどその知識もないだろう。要するに経済なんて全くの無知に近い首相だからね。
もちろん、何らかの理由はあるんだろう。官邸筋かはたまた財務省筋の入れ智恵だと思うけど、何か意図があっての人事だということは間違いないんだろう。完全に日銀をコントロール下に置くとか、そういうことかもしれないしね。そういえば黒田総裁は財務相OBながら、安倍首相に対しては絶対だったし、少なくとも日本をデフレから脱却させるという目標も向かって、財務省の政策にカウンターを当てる唯一の存在であることは確か。
安倍首相も暗殺されてしまったし、これ以上金融緩和なんか続ける必要はさらさらなし、という勢力か、またはどうしても国民保有の金融資産を放出させて、財政のPBを実現したいという財務省の意向とか、そういうものが凄く匂う。週刊文春が山上単独犯説にたいして真っ向から反論したらしいけれど、これは誰もが抱いている疑問なんだよね。こういうことを仮に警察が隠ぺいするということになると、なんだかケネディ暗殺のオズワルド単独犯と決めつけたやり方に似てる。
結局ケネディ暗殺だってその計画そのものは体制の反ケネディ派であることは公然の事実になっているけれど、米国当局はもちろんそれを認めていない。安倍首相の暗殺は同じ匂いが(個人的には)プンプンなんだよね。毎回文春砲なんていってスキャンダルめいた記事専門だと思っていたけれど今回、堂々と真正面からここに切り込んだということで文春を見直したし、やるからには徹底的に取材して頑張ってほしいと思うけど。
ちなみに安倍首相暗殺の鍵を握るのは、昭惠夫人であることはまず間違いない。憶測と断ったうえで、昭惠夫人は恐らく事実をすべて知っていると思ってるし、ファーストレディ時代の彼女の行動を見れば、真相を(解明せずに)そのままにしておくことはあり得ない人だと思うのでね。
でも個人的には今回の日銀人事の意図の方に興味があるし、それは間違いなく安倍首相暗殺と同時に日本の運命を変える気がする重大な問題だと思えてきた。つまり、岸田首相と言う人は財務相が完全に手足に出来る存在だ。正直日本の首相が務まるほどの器には見えないし、見識も実績もない人。その人を自民党の派閥原理を利用して上手く首相に祭り上げることが出来ちゃった!財務省丸抱えの宏池会からあの宮沢喜一以来30年ぶりの首相誕生だ。宮沢内閣時代って本当に酷くて日本のバブル崩壊をただ何もしないで指を咥えて見ていただけだった。
この内閣では金融機関への公的資金の導入を企てたけれど財務省(大蔵省)の猛反対で潰されてしまい、というより財務省が反対すれば宮沢首相は二つ返事で「わかった」ということになる。宮沢喜一という人は自身が大蔵省をここまで作ったと自負していた人でもあるし、なんとあのサンフランシスコ講和会議にも行ってるという化石のような人物だったかね。でもそのお陰で日本経済は不良債権処理が遅れてしまって「失われた10年」「失われた20年」ということになってしまった。それと同時に出生率が急低下して今の破滅的な少子化をもたらすきっかけになってしまった。
そして今回の植田新総裁人事。これはもしかたら財務省の日本完全支配体制の完成なんじゃないかと思うのよ。首相と日銀総裁を財務省が支配すれば、向かうところ敵なし。官僚が完全に日本のすべてをコントロールするというとんでもない国家体制になってしまう・・・。というかどう考えてもそれしか思い当たらない。
植田氏は高橋洋一氏と同じ東京大学の数学科を卒業した後に経済学部に学士入学した人みたいで、経歴は高橋洋一氏と同じで先輩にあたるらしい。財務省時代には日銀審議委員であった植田氏のもとに行かされたと言うけれど、その高橋氏がYOUTUBEではっきり言ってこき下ろしてた。どんな人か?という問いに「インフレターゲット2%の意味を知らない人」とこれは経済学者に対する最大の侮辱的発言だよ。凄い動画だったけどね。先ほど出版された安倍元首相の回顧録には、はっきりと安倍氏自身の見識が掛かれていたけれど、歴代総理でこうした見識を持っていたのは唯一安倍氏だけだったと絶賛してた。
高橋洋一氏も例のジムの更衣室での窃盗事件(テーブルの上に放置されてた腕時計と財布を盗んだ)で逮捕された履歴があるけれど、本人は取るには取ったけれどそれは届けるため、ということで完全に嵌められたという事です。高橋氏に時計と財布なんか取るわけがないしその必然性もないからね。そういう経験があるので、その筋の怖さは知ってるし何でもするということを体験しているから、動画ではいいたいことも言わなかったのだろうけど。その代わりに「最大級の侮辱」をして見せたという事だろうね。
それと雨宮副総裁が、打診を固辞したと日経新聞は書いているけれど、あれも嘘っぱち、でっち上げだろうね。財務省は情報リークに日経新聞を使うしね。まずはわざと雨宮氏の名前を日経に書かせて、名前が挙がった同氏が固辞したという理由付けをした。その上で植田氏を担ぎ出したということにした。けれどもそんなことはもう最初から、昨年末に中曽副総裁の名前が挙がった時点で決まってたんだと思う。いくらマクロ経済学者と言えども、実務経験がないから勉強期間を置かないと日銀総裁は無理。財務省にとってはパーフェクトな支配体制の完成ってことだよね。
だいたい、植田氏に日銀総裁を依頼して、同氏にとっては青天霹靂のような出来事だろうし、普通YESはない、あり得ない!特に黒田総裁の後継人事なのだからなおさらだし、第一、植田総裁の理由は何一つないんだよ。強いて挙げるなら英語が堪能な経済学者と言うだけだね。
こうした経緯からして、ほんとに真面目にこれから日本は酷いことになると思う。全部、すべてが財務省の管理下に置かれる。マイナンバーによって公的な機関の紐づけが行われ民間金融機関の紐づけも完成し、日本国民のすべてが把握される時代が確実に遣ってくる。同時に相続税改正も含めて国民の金融資産はすべて放出させられる時代がそこまでやってきてる。その上、資本主義経済そのものの自由度が失われ、完全に実質的に社会主義体制に移行される、みたいな変化の中で日本経済は終了すると思う。
フィクションじゃなくてね、本当にそうなると思うよ。まぁ、無能な政治家を選び続けた平和ボケした国民のせいだけれどね。それにしてもこんな結末になるとは・・・。国がおかしくなる時は、民主主義の選択という大義名分を作られるんだよ。ヒトラーだってプーチンだって選挙で勝ったんだ。そういう選ばざるを得ない仕掛けを作られて、国民が選ぶという御旗のもとにおかしくなってゆく。いまの小選挙区制って二世議員しか選びようがない制度。首相がバカ息子を首相秘書官に抜擢して国際会議に同行して観光した挙句に閣僚にネクタイのお土産を買ってくるというお粗末さ。それも閣僚全員でなくて親派を色分けするためにやったという・・・。そんなバカ親子が財務省の手足になって首相や首相秘書官を務める国が日本なんだよ。
もっとも米国だってドラッグ狂いのバカ息子が可愛い馬鹿親が大統領なのだから、同じようなものだけどね。
それにしてもマジで酷い、酷すぎる。
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