文春砲:佐藤氏の記者会見の目的は敵を油断させること!?

文春砲:佐藤氏の記者会見の目的は敵を油断させること!?

会見では新しい情報や証拠は何も出なかったな。佐藤・元警部補は取調官であって参考人や被疑者の取り調べを主に担当している関係上、物的証拠等の証拠や関連人物の聞き込み等捜査に関してはあまりかかわりがなかったという事なんだろう。このまま行けば、結局何も覆すようなことにはならず、捜査の再開も恐らく無理になる。ということで、安田種雄さんの事件は不審死のまま、今日で一区切りにしたいというのが警察や木原氏の腹積もりかもしれない。

従って当然のことながら現時点では、木原官房副長官の捜査介入を裏付ける証拠は何もないに等しいということになる。ただ、文春記事にあるように編集部は「第二章の始まり」と今回の記事を締め括っている。その翌日に佐藤誠氏の会見を設定し、「この件はこれ以上追及するには物的証拠がなく・・・」という雰囲気になったけれど、それで済むようなら、最初から政府や警察に対してこんな喧嘩は売らないだろう。

個人的には敢えて記事の最後にZ氏を登場させ、しかもその存在はいままでの記事中で示唆しているものの、具体的には敢えて言及していないというニュアンスが伝わってくる。つまり、第二章というのは、やはりZ氏を中心に展開する準備がある、と思わざるを得ないね。

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そもそもこの事件の情報元は相当な権力者であって、情報そのものも捜査資料を含む通常では絶対に表に出せない物である可能性が高く、ある意味今日の佐藤氏の会見からも、文春は佐藤氏よりも濃密な情報を握っているんじゃないかな。

以下は俺の想像としておくけれど・・・

事件当日、現場に居たとされるのは木原夫人のX子さん、二人の子供、亡くなった安田種雄さん、X子さんの浮気相手Yさん、それに突然現れた安田種雄さんのお父さん。時間差はあるものの、それそれ死亡現場を見ているわけだよ。このうちYさんは午前零時~三時過ぎまで、お父さんは三時から三時半頃に死体を発見して110番通報している。その際家の外でX子さんが寝ていたとされる隣の部屋のカーテンに隠れ、逃走するも屋外でお父さんと遭遇している。

検死の結果安田種雄さんの死亡推定時刻は前日の夜10時頃。なのでその時にはYさんは居なかったことがNシステムN追跡で明らかになっている。となると種雄さんが死亡した時刻にその場にいたのは、種雄さんとX子さん、それに二人の子供と言うことになる。

そうした状況から種雄さんが自殺ではなく他殺であると仮定すると物理的にX子さんが犯人と言うことになるけれど、佐藤誠警部補(当時)は取調官を担当した限りX子さんが殺害たとは思えないという。要するに今日の記者会見は、そのこと(犯人はX子さんではないということ)を強調するのが(文春の)目的だったのだろう。

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今日会見した佐藤誠元警部補は、この事件に関する捜査には関係していなくて、2018年の再捜査班が立ち上げられて最終的にX子さんの参考人聴取が必要になったときに取調官に抜擢された人物。なので事件発生当時の操作に関する事情をわかっていなかったし物的証拠をすべて把握できているとも思えない(会見での)口ぶりだった。そして再捜査が始まった2016年から2018年までの事情も最後の1ヵ月程度しか関わってはいない。

ところが文春側は、佐藤氏よりもはるかに多くの事実を掴んでいる。それほど濃密な資料をネタ元から提供され、保持していることは間違いない。佐藤氏は会見で「捜査はX子さんが主犯と言う前提で行われていた」と発言しているが、「主犯は他にいる」と刑事の勘で感じていたと。

この辺りは今回の茶番劇であって、実際に再捜査が着手されその後X子さんの名古屋の実家に家宅捜索が入っている。これは裁判所の「捜索差押令状」が必要となる強制捜査であるけれど、余程の疑義や確証がなければ安易に裁判所は許可しない。そして当時のX子さんの生活拠点が名古屋の実家にはなかったことを考え合わせると、この家宅捜索(ガサ)はどういう意味だったのだろう?

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名古屋の実家に今回の事件の物的証拠があるか、または関係する資料があるか、さもなければ被疑者が居住しているか・・・。そしてその可能性に関する「捜索差押令状」が許可されるだけの確証が、捜査班にはあったということになる。

そこで今回の文春記事では、ほとんど脈絡もなく佐藤誠氏の刑事の勘で、事件現場にはYさん、安田さんのお父さん、に次ぐ第三の男、Z氏の存在があるとしている。しかし、それは佐藤氏のX子さん取り調べでの勘ではなく、実際に捜査班は何度もZ氏に接触を試みているし、その様子も記事中にある。そして文春取材班は独自取材でZ氏が種雄さん死亡現場に行ったこと、所轄だった大塚署に出向いてること、そして元ボクサーであること、を聞き出している。

では何故文春取材班はZ氏を特定でき、どんな理由で取材を試みたのか?それはX子以上に濃い容疑がZ氏にかかっていたからだろう。佐藤誠氏の刑事の勘ではなくてすでに最重要被疑者として捜査班が断定しているからこそ、退職後の居宅である名古屋の実家を家宅捜索した。Z氏とはX子さんの父親であり、元警視庁警部、法政大学ボクシング部という経歴がある。

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それでもZ氏が犯人であるとは、全く断定できないし、X子さんかもしれないし、供述通り自殺なのかもしれない。または何等かの理由で口論し、揉みあっているうちに事故が起きたということもあり得る。種雄さんの体内から覚〇剤が致死量検出されたという意味不明の情報を当時警察は発表しているし、ならば錯乱して暴れ出した可能性もある。子供たちを盾にしてナイフを突きつけたということもあり得る。そうなって父親が取り押さえにかかっての事故だったかもしれない。

確かにそこには種雄さんの死体があり、おびただしい量の血がでて、しぶきは天井にまで付着していた。宮崎刑務所でのY氏の自白には証拠能力があるか否かは分からないにしても、犯行現場に呼ばれていった時、凶器のナイフのには柄の部分に両面テープが巻かれていて、指紋が付いたとX子さんに言われて剥がしたと。そこには一体誰の指紋がついていたというのか?

犯人がナイフを持ってそれが滑って手から落ちないように、または手を保護するためにテーピングで固定したのかもしれないし、ボクサーなら拳を守るためにテーピングする習慣があるだろう・・・。

文春は確証を持っているのかもしれないし、再捜査を開始した捜査班も家宅捜索するだけの嫌疑を持っていて、裁判所には捜査令状請求の理由が残っているはずだ。

 

文春が大物の後ろ盾を得て、時の政権や警察機構に挑もうとしているこの事件。まずは安田種雄さんの死が他殺であることを立証できなければ文春の負け戦が決まる・・・。